伯耆大山 1729m
写真
感想
志賀直哉が暗夜行路を書いた庵・蓮浄院が、まだ残っていた。 すっかり苔むし、周囲は草ぼうぼうだった。写真を撮り忘れたのが残念である。
天気 晴れ、曇り
法事で、夏休み、車で帰省した。フェリーで小樽→舞鶴。舞鶴→舞鶴道→中国道→米子道と走り、大山の麓の駐車場へ。ここで車中泊。
翌朝早く出発。駐車場から道路を横切り登山道に入って行く。ブナの疎林の中で道は広い。登山者がチラホラ見える。
やがて左手に細い道を入って行くと、淨蓮院がある。志賀直哉が暗夜行路を書いた所である。小さな庵という感じで、荒れて、周りは草ぼうぼうである。
道は広いが結構急で、所々、丸太で階段が作ってあるが、不規則で歩き辛い。
避難小屋があり、7合目である。小屋は狭く登山者でごった返している。霧雨が降ってきたので、小休止にはもってこいなのだ。
小屋を出て頂上を目指す。森林限界を越えると風が強くなった。横殴りのガスがまともに当る。高度と共にガスも益々濃くなってきた。
やがて道は木道となり、周りは一面キャラボクである。葉はオンコに似た感じで丈が低く、這い松に似ている。
山頂に近し木道続きたり キャラボクの海ガス吹き流る
ガスを透かして、小屋が見える。山頂の山小屋だ。早速中に入って休憩だ。
2階建てだが、床は板張りで、何もなく殺風景だ。避難小屋なのだ。
十数人の登山者が思い思いに休んでいる。ストーブを燃やしているグループもいる。
2階に上がって、エネルギーを補給し、手足を伸ばす。
小屋に来るまでは寒かったが、ここに入ると暖かい。風は強いが、気温はそんなに低くはないのだろう。
最高点はここから、痩せ尾根をもう少し行くのだが、危険だから、立ち入り禁止になっている。
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