晩秋の岩手山 御神坂から鬼ヶ城と御苗代湖を経て山頂へ

2012年10月20日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 17.8km
• 登り: 2,012m
• 下り: 2,007m

コースタイム

05:30 御神坂登山口
07:55 鬼ヶ城分岐 08:05発
09:05 切通し
09:35 御花畑
09:40 御苗代湖 09:55発
11:05 平笠不動避難小屋 11:20発
12:05 岩手山山頂（薬師岳）
12:30 不動平避難小屋 12:55発
15:05 御神坂登山口

天候

晴れのち曇り。強風。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

路上に御神坂登山口を示す標識はなかったと思います。相の沢キャンプ場を過ぎて1.5キロほど先に、御神坂駐車場と登山口があります。40台ほど駐車できます。

バス停もあって、網張温泉を往来するバスが通るようです。

コース状況／危険箇所等

今回は、御神坂（おみさか）コース→鬼ヶ城（おにがじょう）→御花畑・御苗代湖（おなわしろこ）→平笠不動→岩手山山頂（薬師岳）→不動平→御神坂コースというルートを歩いてみました。

【コースの状況】
○どのコースもよく整備されています。要所には道標があり、赤テープや侵入禁止のロープもあります。
○御神坂コースの上部では、急登や谷側に崩落しそうな箇所もあります。岩を手掛かりにしながら進めば問題ないと思います。
○鬼ヶ城では、岩場が多いです。こちらでも無理せず手を使いましょう。
○お花畑から平笠不動へのコースでは、急登が続きます。クマ（熊）の足跡がありました。

【その他】
○登山ポストは、登山口にあります。
○トイレは、御神坂駐車場と平笠不動避難小屋と不動平避難小屋にあります。
○水場は、今回のルート上にはなかったと思います。柳沢コース八合目の御成清水に立ち寄れば、水を得られます。なお、御神坂駐車場の水は飲水には使えません。
○温泉（日帰り）について、御神坂登山口の最寄では、相の沢温泉お山の湯と網張温泉館があります。

写真

御神坂登山口。

日の出前に出発。

御神坂コースの西側に見える紅葉した山肌。

御神坂コースの崩落しそうな箇所。

日影で見づらいですが。

鬼ヶ城の稜線に近づくとハイマツ帯になる。

秋田駒ヶ岳。

早池峰。

見えると安心します。

鬼ヶ城分岐。

鬼ヶ城から続く稜線の東端部と、真ん中に小さく早池峰。

しつこいけど、見えると安心します。

鬼ヶ城分岐から望む東側の風景。真ん中らへんに八合目避難小屋と、その上に姫神山が小さく見えます。

鬼ヶ城にウサギの足跡。

うさこは、冬でも高い所までやってきてほんと偉いんです。

小さな海老の尻尾ができています。

秋の凍てつく岩手山。

鬼ヶ城の稜線。右側奥が三ッ石山方面。左側奥が秋田駒ヶ岳。

鬼ヶ城。

鬼が住んでいるかもしれません。

御苗代湖と黒倉山。鬼ヶ城から展望。

八幡平方面（北西方面）の遠望。

黒倉山と大地獄谷（白っぽい所）。

見づらいですが、紅葉も写っています。

切通し。

ここで稜線歩きを終えて、カルデラ内（御花畑方面）に下っていきます。

左にお鉢（岩手山山頂部）、右に鬼ヶ城。

岩手山の中では富士山とアイガーが並立します。例えです。本気で怒らないでください。

ナナカマド。

大地獄谷と赤倉岳。

硫黄臭がします。

紅葉。

紅葉。右に見える山は黒倉山。

御花畑。

御花畑かお花畑かよく分かりません。

御苗代湖。

御花畑のすぐ近くです。

御苗代湖。

湖面に木々が映っています。

御花畑から平笠不動（避難小屋）へのコースでは荒々しい樹林帯を通ります。

その樹林帯の開けた所から、屏風尾根。

クマの足跡。

鬼ヶ城と湧き上がる雲。平笠不動へ続く稜線から展望。

岩手山山頂部にも雲が掛かってきました。

平笠不動避難小屋。

カルデラ。山頂部（お鉢）を登っている途上で西側を展望。

お鉢に上がると、妙高岳。

一時的に晴れ間になりました。

岩手山山頂（薬師岳）。

岩手山頂上。

左に妙高岳、右に薬師岳（山頂）。

下りてくると、雲が広がってきました。

不動平避難小屋。

通常の入り口は閉じられており、冬季の入り口となる窓から入りました。ご利用の方は最後の戸締りを確実に。

御神坂コースの上部から望む麓の紅葉。

御神坂コース途中の大滝展望台から望む山腹の紅葉。

御神坂コース樹林帯の紅葉。

紅葉をアップで。

感想

shiroiinu

山での紅葉がやはり気になり、また、しばらくまともな山登りをしていなかったので、岩手山に行くことにしました。

紅葉観賞には間に合わないかとも思っていたのですが、標高の低い麓や大地獄谷付近で何とか紅葉を楽しむことができました。鬼ヶ城や山頂部（御鉢）では、期せずして綺麗な霧氷（海老の尻尾）があったり、前日に降った雪が残っていたりで、もう初冬の風情がありました。

山頂部とその近辺ではさすがに多くの登山者に会いました。しかし、それ以外のコースでは、時間帯にもよると思いますが、二人の登山者しか見かけず、岩手山の雄大な風景を一人静かに満喫することができました。