雨の日は神奈川を歩こう 等々力緑地でワカケホンセイインコを撮影しに行く
- GPS
- 04:13
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 29m
- 下り
- 1m
コースタイム
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自宅最寄り駅→武蔵小杉駅 <帰り> 登戸駅→川崎駅→武蔵小杉駅→自宅最寄り駅 |
その他周辺情報 | 蒙古タンメン中本川崎店 |
写真
感想
この日は、またしても午後から雨の予報が出ている。しかしながら、神奈川県の南部や西部よりも北部や東部の方が降水確率は低かったので、この企画になった。ワカケホンセイインコを撮影することを目標にしたのだ。
昨年の夕方のニュースでワカケホンセイインコが取り上げられいた。もともとはインドやスリランカ、アフリカに住んでいるこのインコが、ペットとして日本に持ち込まれ、しかも逃げ出したり放たれたりして関東地方で野生化していること、それによりムクドリとねぐらを取り合い、ワカケホンセイインコが勝つことが多くなることで、さらに生息の範囲を拡大しつつあることを知った。しかしながら、まだ、特定動物などには指定されていないらしい。
私が住んでいる、神奈川県三浦半島にも、外来種はたくさんいて在来種の存在を脅かしている。アメリカザリガニ、タイワンリス、ガビチョウ、オオキンケイギク、アカボシゴマダラ、ヒアリなど、限りがない。寿が限り無ければ寿限無だが、外来限無といったところだろうか。
ワカケホンセイインコは、最初は東京都世田谷区方面で見られていたが、最近は等々力緑地でも見られるようになったという情報をもとに、神奈川県でこのインコを見るために今日の歩行を実施したのである。
ワカケホンセイインコは、在来種であるムクドリとねぐらやえさを競合し、ワカケホンセイインコが勝つことが多い、寿命も長く約30年ほど生きるとされているし、天敵も少ない。多分、今後は関東一円に増加していくのではないかと思われる。
等々力緑地で独特の鳴き声が聞こえる、「ギャーギャー」と鳴くが、カラスの鳴き声ともムクドリのうるささとも違う嫌な鳴き声だ。鳴き声の美しさからペットとして人気が出たようだが私はこの鳥の鳴き声をきれいな声とは思えなかった。緑地に来た早々に、3羽ほどのワカケホンセイインコを見つけて写真を撮影する。どうやら親子のようで、親インコが子インコに口移しで餌をもらっていた、ひょっとして鳩がするようなピジョンミルクなのかもしれない。
等々力緑地では、ほかにも様々な鳥を撮影したり、今年初めの花を撮影したりもした。その後再び同じところでワカケホンセイインコを撮影した。木の上に登っている個体を中心に「いかに緑色」を反映させるかを考えながら20枚ほど撮影した。
様々な外来種は、ほとんど人の活動によってもたらされ広がり、在来種の生態を脅かす。ワカケホンセイインコは、まだ新しい問題であるが、今後ますます広がっていくに違いない。「時を戻そう!」というあるお笑いコンビの言葉もむなしく、「覆水盆に返らず」なのだ。
過去に、4回の大量絶滅を越えて今の生物の繁栄があるが、ある生物学者は「今が5回目の大量絶滅の最中なのだ」と訴えている。それも、人という一種類の動物の行動によって引き起こされているという考え方だ。今回、ワカケホンセイインコを撮影することで、そういう環境問題にも目を向けていかなければならないなあと感じている。
その後は、南武線沿いに登戸駅まで北上した。ここを起点に、生田緑地、岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄記念館などを訪れるレコを作成したいものだ。宿河原駅、登戸駅は「ドラえもん」一色であった。
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