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Yamareco

記録ID: 239662
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山〜途中敗退

2012年10月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
zaoluck その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:54
距離
7.6km
登り
592m
下り
584m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

天狗温泉浅間山荘8:15→9:05不動の滝→9:55火山館10:48→11:20不動の滝上分岐→12:00天狗温泉浅間山荘
天候
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
天狗温泉浅間山荘は50台ほど駐車可だが、この日は雨模様にも関わらずほぼ満車
コース状況/
危険箇所等
 天狗温泉浅間山荘(浅間山荘事件とは無関係でした)までは未舗装路が長いが普通の乗用車で大丈夫(汚れるけれど…)。赤茶色の「錆た温泉」は泉温10度以下の冷鉱泉だそうです。
 途中の鳥居で分岐する道は不動の滝経由の方が変化があり、距離も近い。その上部にも道が二股に分かれる所がありますが、ほどなく合流します(西側がやや坂が緩い)。
 火山館は通年で館長(オーナー?)が常駐しているとのこと。20畳ほどの土間で休憩させてもらえます(地階は噴火シェルター)。
中軽井沢付近から見た浅間山(26日撮影)
中軽井沢付近から見た浅間山(26日撮影)
トイレ前の鳥居をくぐって出発
トイレ前の鳥居をくぐって出発
雨が本降りになって不動の滝着
雨が本降りになって不動の滝着
やっと着いた火山館で撤退を決意
やっと着いた火山館で撤退を決意
火山館の東京−アキバ館長(右)とともに
1
火山館の東京−アキバ館長(右)とともに

感想

 長野県全域降水確率0%という予報は見事に外れ! 浅間山一帯だけだったらしいが終始雨が止まず、雨の火山山頂に立ってもつまらないので登頂を断念、火山館で折り返した。
 金曜日に軽井沢で仕事があり、そのまま居座ってDr.エモンと紅葉の浅間山に登ることにした。土曜の朝7時に中軽井沢の宿所を出て、8時過ぎに天狗温泉浅間山荘に到着。今更だが、過激派の浅間山荘事件とは縁もゆかりもないことを知った(すみません)。
 未明に中軽井沢では強めの雨が降り、出た時も小雨模様で心配していたのだが、案の定、浅間山荘の登山口に着いた時はどんより曇った空から霧雨が降っていた。こんな天候というのに山荘前の同一レベルにある駐車場はすでに満車で、一段下がったスペースに誘導された。
 トイレに寄って出発する。林道の延長のような道をしばらく歩き、橋を2、3度渡って登りが始まったあたりで雨が本降りになってきた。仕方なく傘を出す。周辺はカラマツとミズナラなどの混交林で、既に色づいているのだがモミジやナナカマドなど赤くなる樹種が少なく、「黄葉」主体で華やかさに欠ける。
 鳥居をくぐると分岐があり、経験者Dr.の薦めで右の不動の滝コースを辿る。雨のわりに気温は高く、暑くなってきたので不安定そうな岩の下で雨宿りしながら服を一枚脱いだ。9時過ぎに不動の滝着。写真を撮ったが、雨のせいかあまりよく写らない。
 急坂を詰めると、先ほどの分かれ道との合流に出た。ベンチに何人か座って休憩している。早くも下りて来る人がいたが、これは時間からして雨で途中撤退を決めたのだろう。こちらも「参ったな」「やめようか」と弱音を吐きながらの山行となった。
 一向にやまない雨をついて歩いていくと、標柱のないY字路に出た。どうせ後で合流するのだろうと思い、距離の短そうな、すなわち急そうな右の道を選んで進む。合流は思ったより先だった。
 周囲の木々が減ったと思ったら、何か嫌な臭いがしてきた。ほどなく右下に濃いガスを透かして荒涼とした地面と赤さび色の沢がぼんやり見えてくる。はっきり硫化水素のにおいが漂うころには草木もまばらとなり、登山道から外れないようにという注意書きの看板が立っていた。浅くなった谷を横切り、わずかに登れば火山館だった。
 トイレに寄ってから火山館にお邪魔する。中では大勢の登山者が雨宿りしていた。登山者が入るたび「靴の泥を落としてください」と注意していたのが、一年通して住んでいるという東京-アキバ館長(あえて隠す必要ないかもしれませんが、ご本人に確認しなかったので匿名で)だ。ここは横浜出身の館長がフィンランドから取り寄せて建てたログハウスで、小諸市の学習施設であって動植物や火山観測の拠点であり、登山者の休憩にも開放されている館長の自宅(?)なのだとか。
 館長は太陽光発電でテレビもスマホも駆使しており、「天気情報だと長野県では浅間一帯だけに小ぶりな雨雲がかかっている」と教えてくれた。その言葉に期待して、館長と雑談しながら1時間近く粘ってみたが、外の雨はやみそうにもない。結局、我々もここで折り返すことに決めて、館長に挨拶して火山館を辞した。この間にも続々と登山者が上がってきて、これ以上の長居は申し訳ない気分だった。
 さて、登頂を果たせず元気あり余る様子のDr.が、風のごとく登山道を下り始めた。途中、総勢20人ほどの高齢者グループとすれ違ったが、既にかなり消耗した感じの人もいた。全員が狭い火山館に入れるとは思えないが、どうするのだろう?
 幸い余裕のある我々は、分岐ごとに登りと別の方のルートを辿って下って行く。雨は少し小やみになってきたようだが、すっきりとは上がらない。そのまま1時間余りで登山口の天狗温泉に到着してしまった。そろそろ昼なので、車でお握りを食べてから錆色の温泉に入ってみることにしよう。
 

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コメント

zaoluckさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。

天気だけは本当になんとも言えませんね
よりによってここだけ、という感じですね

当方、時期的に丹沢のシーズンに入ってきました。

またお会いできればと思います
2012/10/31 20:13
RE;navecatさん、こんばんは!
お互い遠征(といっても私は長野県だけ)しておりましたが、確かに蛭クンも眠りにつく季節〜丹沢シーズンの到来ですね
何とか今シーズン中にお顔を再認識したいです
は2杯程度が限界ですが…
2012/10/31 23:01
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