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Yamareco

記録ID: 2397887
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

赤久縄山一等三角点と早滝(塩沢峠から)

2020年06月21日(日) [日帰り]
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GPS
05:00
距離
13.6km
登り
1,007m
下り
1,016m

コースタイム

06:25 路駐場所出発
06:28 塩沢峠
07:09 展望台・山の神の丘分岐
07:15 山の神の丘(3等三角点)
07:29 公園管理棟
07:34 境界尾根(赤久縄山まで2km/80分)
07:46 白鳥岩分岐(赤久縄山まで1.5km/60分)
07:56 早滝・栗木平分岐
08:03 鉄塔
08:06 赤久縄山東コース入口
08:25 北コース合流
08:28 赤久縄山山頂(1等三角点) 08:41
09:01 東コース入口
09:11 早滝・栗木平分岐
10:00 早滝分岐
10:05 早滝 10:09
10:20 登山道復帰
10:33 早滝入口
10:38 栗木平
10:54 林道崩壊地点(富岡神流線)
11:23 塩沢峠
11:25 路駐場所帰着
天候 霧&霧雨(レインウエア不要)
気温12℃(肌寒い)・無風
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(03:00)−首都高速−外環自動車道−<大泉JCT>−関越自動車道−<藤岡JCT>−上信越自動車道−富岡IC(県道42号通行止めのため引き返す)−吉井IC−県道41号-<西平井>−県道173号−<金井>−県道175号−<上鹿島>−県道71号−<小柏>−県道177号−県道46号−塩沢峠(06:15/201km)

■復路:塩沢峠(11:30/201km)−県道46号−県道177号−県道71号−県道175号−県道13号−藤岡IC−上信越自動車道−<藤岡JCT>−関越自動車道−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(14:24/369km)

■駐車場:「山と高原地図」には、塩沢峠に「P」のマークがあり10台と書かれていますが、駐車場はありません。
木材が積み上げられている場所がありますが、おそらくこの場所を駐車スペースとして記載していると思います。
塩沢峠から高岩山方向に100mほど行った場所に路駐をしました。
コース状況/
危険箇所等
■塩沢峠
登山口として塩沢峠に車を停めることにしました。
マップコード塩沢峠:247 195 623*22
上信越道から塩沢峠に行くのには、富岡ICから県道42号を行くのが最も近いようだったので、富岡ICを降りてマップコードを入力しました。
ところがナビはひとつ手前の吉井ICまで戻る案内となっています。
ナビの地図を広域にしてみると通行止めだらけです。
唯一通行止めの印がないのが県道177号。
仕方がないので吉井ICまで戻り、県道177号で塩沢峠まで行きました。

■県道177号線(会場鬼石線)
道幅が狭いです。すれ違い困難な箇所が多数あります...っというか、ほとんど困難です。
山側から土砂が押し出している箇所多数。
災害復旧のため信号による片側交互通行箇所が2カ所。
カーブが多く、帰りは霧のため道路のラインが見えずに緊張した運転を強いられました。

■塩沢峠ー赤久縄山
塩沢峠から御荷鉾スーパー林道に入り、30分ほど歩くと展望台・山の神の丘の道標があります。北側の展望が開け、晴れれば浅間山、妙義山、赤城山など北関東の展望が良さそうです。
山の神の丘には三等三角点があります。
林道を歩いて東コース入口まで行けますが、公園管理棟の先で尾根に乗りました。踏み跡の薄い所もありますが、境界杭が豊富で尾根を外す事はないと思います。
栗木平への分岐を過ぎ、小ピークをひとつ越えると巨大な鉄塔があらわれます。ここで尾根は切れるので林道に降ります。橋を越えるとすぐに東コース入口で、ここから赤久縄山の山頂まで尾根は繋がっています。
赤久縄山の山頂は、草ボウボウですが、立派な一等三角点があります。
霧で全く展望はありませんでしたが、晴れれば富士山が見えるようです。

■赤久縄山ー栗木平
鉄塔の先の小ピークを越えると栗木平への分岐がありますが、登山道の道標はなく、電力会社の巡視路(作業道)と思われる標識があります。
標識には「新榛名線」と書かれていますので、送電線のようです。
この作業道を下っていくと、「栗木平」や「早滝」などの古い登山標識がありますので下山道と分かりますが、山腹のトラバースや枝尾根に注意が必要です。

■栗木平ー塩沢峠
栗木平から県道42号で塩沢峠に戻りますが、車は1台も通っておらず、途中に「道路崩壊のため通行止め」の標識があります。
道路は完全に崩壊していて、徒歩でも通行はできません。
山側に長いハシゴが掛けられているので、これを利用して崩壊箇所を高巻くことになります。一ヶ所の崩壊箇所を過ぎれば、塩沢峠まで林道歩きです。
今回より登山アイテムが2つ追加になりました。モンベルマスク2枚と81%のアルコールジェルです。
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今回より登山アイテムが2つ追加になりました。モンベルマスク2枚と81%のアルコールジェルです。
通行止めで時間はかかりましたが、何とか塩沢峠に上がって来ました。ところが、帰路のルートに予定している富岡神流線の神流町側も道路崩壊で通行止めです。
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通行止めで時間はかかりましたが、何とか塩沢峠に上がって来ました。ところが、帰路のルートに予定している富岡神流線の神流町側も道路崩壊で通行止めです。
塩沢峠には10台駐められる駐車場があるはずですが見当たりません。しかたなく高岩山方向に100mほど入った所に路駐です。
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塩沢峠には10台駐められる駐車場があるはずですが見当たりません。しかたなく高岩山方向に100mほど入った所に路駐です。
塩沢峠に戻って来ました。道路右側に木材が積み上げられています。どうやら、ここが駐車スペースだったようです。
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塩沢峠に戻って来ました。道路右側に木材が積み上げられています。どうやら、ここが駐車スペースだったようです。
塩沢峠から赤久縄山まで4km/170分、自粛開けの鈍った体にはちょうどいい距離です。
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塩沢峠から赤久縄山まで4km/170分、自粛開けの鈍った体にはちょうどいい距離です。
この辺一帯はみかぼ森林公園として整備されていますが、車も人も全くいません。
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この辺一帯はみかぼ森林公園として整備されていますが、車も人も全くいません。
展望台の標識です。ガスで何も見えませんが、行って見ます。
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展望台の標識です。ガスで何も見えませんが、行って見ます。
晴れたら北関東が一望できるようです。
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晴れたら北関東が一望できるようです。
望遠鏡が設置されていますが、群馬県は無料のようです。※▽県は100円を入れないと見えません。
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望遠鏡が設置されていますが、群馬県は無料のようです。※▽県は100円を入れないと見えません。
山の神の丘に登ってきました。山全体が霧に包まれているようです。
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山の神の丘に登ってきました。山全体が霧に包まれているようです。
基準点:千駄萱 等級:三等 標高:1310.50m
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基準点:千駄萱 等級:三等 標高:1310.50m
文字の刻まれた石碑がいくつかあります。
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文字の刻まれた石碑がいくつかあります。
公園管理棟です。新型コロナウィルスの張り紙があり、誰もいません。無料の広い駐車場がありますが、1台も駐まっていません。※▽県だと1000円/1日だな。
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公園管理棟です。新型コロナウィルスの張り紙があり、誰もいません。無料の広い駐車場がありますが、1台も駐まっていません。※▽県だと1000円/1日だな。
林道歩きはつまらないので、境界尾根に登ってきました。境界尾根にも道標がありました。
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林道歩きはつまらないので、境界尾根に登ってきました。境界尾根にも道標がありました。
境界尾根はこんな感じで歩きやすいです。いくつかの小ピークを越えていきます。
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境界尾根はこんな感じで歩きやすいです。いくつかの小ピークを越えていきます。
小ピークを越えて下り始めると、突然巨大な鉄塔が現れました。尾根ルートはここで終わりで、一旦林道に移ります。
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小ピークを越えて下り始めると、突然巨大な鉄塔が現れました。尾根ルートはここで終わりで、一旦林道に移ります。
林道に下りて橋を渡った所に赤久縄山東コース入口があります。山頂まで0.9km/35分です。
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林道に下りて橋を渡った所に赤久縄山東コース入口があります。山頂まで0.9km/35分です。
ガスが幻想的です。
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ガスが幻想的です。
前回登ったのは雪の季節の2月末、新型コロナで自粛している間に緑が濃くなりました。
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前回登ったのは雪の季節の2月末、新型コロナで自粛している間に緑が濃くなりました。
赤久縄山の山頂です。草がボウボウで踏まれたような形跡はありません。みなさん自粛していたのでしょう。
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赤久縄山の山頂です。草がボウボウで踏まれたような形跡はありません。みなさん自粛していたのでしょう。
標高の割りには山頂標は立派です。
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標高の割りには山頂標は立派です。
草ボウボウの中に三角点がありました。
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草ボウボウの中に三角点がありました。
基準点:赤久縄 等級:一等 標高:1522.67
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基準点:赤久縄 等級:一等 標高:1522.67
一等です。
気温は12℃、肌寒いので長居は無用、下ります。
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気温は12℃、肌寒いので長居は無用、下ります。
このような標識が随所に付けられています。
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このような標識が随所に付けられています。
霧でまったく展望がないので、早滝を見物して帰ります。
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霧でまったく展望がないので、早滝を見物して帰ります。
この場所が早滝や栗木平への分岐点ですが、登山道標のようなものはありません。新榛名線と書かれているので、送電線の巡視路として使用されているようです。
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この場所が早滝や栗木平への分岐点ですが、登山道標のようなものはありません。新榛名線と書かれているので、送電線の巡視路として使用されているようです。
少し下ってくると、辛うじて「早滝」と読める古い道標が残っていました。
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少し下ってくると、辛うじて「早滝」と読める古い道標が残っていました。
白鳥岩付近から流れてくる沢でしょうか、いくつもの沢を渡りますが、すべて飛び石で渡れます。
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白鳥岩付近から流れてくる沢でしょうか、いくつもの沢を渡りますが、すべて飛び石で渡れます。
早滝の分岐まで下ってきました。下ってきた道は作業道と書かれていますので、電力会社が整備した道でしょうか。
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早滝の分岐まで下ってきました。下ってきた道は作業道と書かれていますので、電力会社が整備した道でしょうか。
早滝まではクサリが何本も掛けられています。それほど危険な箇所は無かったように思います。
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早滝まではクサリが何本も掛けられています。それほど危険な箇所は無かったように思います。
早滝が見えました。あと100mの標識が立っています。
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早滝が見えました。あと100mの標識が立っています。
落差があって立派な滝です。
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落差があって立派な滝です。
この沢はナメ滝が多いようです。
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この沢はナメ滝が多いようです。
栗木平に下ってきました。造林当時の小屋でしょうか、いくつもの小屋が潰れています。
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栗木平に下ってきました。造林当時の小屋でしょうか、いくつもの小屋が潰れています。
♪いまは...♪もうあき...♪だれも...♪いないやま..
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♪いまは...♪もうあき...♪だれも...♪いないやま..
栗木平から富岡神流線を塩沢峠に登ってきました。気になっていた通行止めの標識がありました。ここが通れないと塩沢峠に戻れません。
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栗木平から富岡神流線を塩沢峠に登ってきました。気になっていた通行止めの標識がありました。ここが通れないと塩沢峠に戻れません。
道路が完全に崩壊しています。これでは徒歩でも通れそうにありません。
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道路が完全に崩壊しています。これでは徒歩でも通れそうにありません。
山側の斜面に長いハシゴが設置されていました。ザックを置いて空身で登り、崩壊箇所の上流側に下りられるか確認しました。
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山側の斜面に長いハシゴが設置されていました。ザックを置いて空身で登り、崩壊箇所の上流側に下りられるか確認しました。
高巻きで越えられることが判ったので、ザックを担いで登ってきました。上から覗いた崩壊箇所です。
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高巻きで越えられることが判ったので、ザックを担いで登ってきました。上から覗いた崩壊箇所です。
崩壊は一箇所のみで、無事に塩沢峠に戻って来ました。
お疲れ〜...
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崩壊は一箇所のみで、無事に塩沢峠に戻って来ました。
お疲れ〜...
まだスタッドレスタイヤを履いています。2月末から今日まで、一度も車に乗っていません。
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まだスタッドレスタイヤを履いています。2月末から今日まで、一度も車に乗っていません。
塩沢峠付近のナビの広域地図です。通行止めがアチコチにありますので注意して下さい。
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塩沢峠付近のナビの広域地図です。通行止めがアチコチにありますので注意して下さい。

感想

最後に山に行ったのは2月末の雪山ハイキング、3月4月5月と全く東京を出ていない。休日は自宅も出ていない。
車にも乗っていないので、タイヤはスタッドレスのまま...車の中は冬山の道具を積んだまま...

6月も半ばを過ぎ、19日に県外を跨ぐ移動が解除された。
期間中、ヤマレコはあまり見ていなかったので、行きたい山の情報もなかったけれど、自粛で鈍った体を動かしたい。静かな山を半日ぐらい歩いてきたい。

そこで思いついたのは百名山では無いけれど一等三角点のある山、きっと展望は素晴らしいはずだ...赤久縄山。
県を跨いだ群馬県の藤岡市と神流町の境にある山、上信越道からはそれほど遠くないし、メジャーな山ではないので、人も少ないのでは...

案の定、山中では誰ひとりと会うこともなく、周囲の林道でも車を見かけることはなかった。
さらには山自体がスッポリ霧に覆われ、キョロキョロ周りを見渡す必要もなく、歩くことに集中でき、「自粛で鈍った体を動かしたい」、「静かな山を半日ぐらい歩いてきたい」という思いはほぼ達成できたのでは...

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