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記録ID: 2426507
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道南

狩場山 茂津多コース

2020年07月05日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
20.5km
登り
1,525m
下り
1,508m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
0:27
合計
7:17
6:13
226
9:59
10:26
184
13:30
茂津多登山口
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
茂津多岬灯台の数百m手前に登山口
10台ほどの駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
全体的に草被り、笹被り多め
その他周辺情報 モッタ海岸温泉 日帰り入浴500円 9:00〜21:00
茂津多岬灯台の手前にある登山口から出発。
入口からあまり整備が入っていないような印象を受けるが・・・入山ポストを見ると昨日も登っている人はいた模様。
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茂津多岬灯台の手前にある登山口から出発。
入口からあまり整備が入っていないような印象を受けるが・・・入山ポストを見ると昨日も登っている人はいた模様。
最初の30分ほどは幅の広い林道のような道を行く。
綺麗に草が刈ってあるところもあれば、写真のように蕗が生い茂っているところもあり。
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最初の30分ほどは幅の広い林道のような道を行く。
綺麗に草が刈ってあるところもあれば、写真のように蕗が生い茂っているところもあり。
看板が落っこちているところから登山道らしい道になった。
一部階段も付いている。
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看板が落っこちているところから登山道らしい道になった。
一部階段も付いている。
それにしても草被りが多い・・・。
朝露で濡れた草木を掻き分けながら進んでいたら下半身はびしょ濡れ、靴の中も浸水して沢足袋のようになってしまった。
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それにしても草被りが多い・・・。
朝露で濡れた草木を掻き分けながら進んでいたら下半身はびしょ濡れ、靴の中も浸水して沢足袋のようになってしまった。
登山道のすぐ横にあった茂津多小沼。
初夏だからかハエが多くて、落ち着いて休めるところが意外と少ない。
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登山道のすぐ横にあった茂津多小沼。
初夏だからかハエが多くて、落ち着いて休めるところが意外と少ない。
小沼を過ぎてもなかなか視界は開けず。
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小沼を過ぎてもなかなか視界は開けず。
前山手前まで来てようやく眺望が開けてきた。
遠くに遊楽部岳周辺の山々が見える。
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前山手前まで来てようやく眺望が開けてきた。
遠くに遊楽部岳周辺の山々が見える。
目指す狩場山のピークも視界に入ってきた。

と、ここでわずか5mほど前の岩陰に熊がいるではないか!
こちらと一瞬目が合った後、ゆっくりと横を向いて藪の中に入って避けてくれた。
かつてない至近距離での遭遇でめちゃくちゃ焦った。。
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目指す狩場山のピークも視界に入ってきた。

と、ここでわずか5mほど前の岩陰に熊がいるではないか!
こちらと一瞬目が合った後、ゆっくりと横を向いて藪の中に入って避けてくれた。
かつてない至近距離での遭遇でめちゃくちゃ焦った。。
引き返すことも考えたが、これから気温も上がって熊の活動は鈍くなる時間帯だし、帰りに再度遭遇する可能性は低いと判断。予定通り狩場山に向かう。

標識が割れてしまった前山。
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引き返すことも考えたが、これから気温も上がって熊の活動は鈍くなる時間帯だし、帰りに再度遭遇する可能性は低いと判断。予定通り狩場山に向かう。

標識が割れてしまった前山。
前山からは狩場山に繋がる長い稜線が見渡せた。
前山から先がやはりこのコースのハイライトとなる区間だと思う。
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前山からは狩場山に繋がる長い稜線が見渡せた。
前山から先がやはりこのコースのハイライトとなる区間だと思う。
アップダウンを繰り返しながら狩場山に近づいていく。
豪雪地帯なのでもう少し残っていると想像していたが、谷筋の残雪はほとんど溶けていた。
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アップダウンを繰り返しながら狩場山に近づいていく。
豪雪地帯なのでもう少し残っていると想像していたが、谷筋の残雪はほとんど溶けていた。
西側の急な斜面を眺めながら頂上へ。
なだらかな道を歩いて頂上に至る千走新道コースとは対照的な景色だった。
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西側の急な斜面を眺めながら頂上へ。
なだらかな道を歩いて頂上に至る千走新道コースとは対照的な景色だった。
狩場山到着!
赤い鳥居は去年より色褪せているような・・・。
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狩場山到着!
赤い鳥居は去年より色褪せているような・・・。
東側の大平山方向は雲がかかっていた。
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東側の大平山方向は雲がかかっていた。
30分弱休憩して帰路へ。
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30分弱休憩して帰路へ。
頂上から少し下った辺りが一番眺望が良かった。
今まで歩いてきた前山に続く稜線。
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頂上から少し下った辺りが一番眺望が良かった。
今まで歩いてきた前山に続く稜線。
左側には須築川の上流部を見下ろせた。

帰路は熊に対する意識を集中させ、特に前山付近はうるさいくらいに笛を吹きながら通過し、無事に下山。
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左側には須築川の上流部を見下ろせた。

帰路は熊に対する意識を集中させ、特に前山付近はうるさいくらいに笛を吹きながら通過し、無事に下山。

感想

狩場山の千走新道コースは昨年歩いたので、今度は茂津多岬からの長いコースを歩いてみた。
年によって整備状況は違うと思われるが、今年はまだ整備がされていないらしく、草被りがかなり多かった。また千走新道コースに比べて利用者はかなり少なく、踏み固められない事もあるのだろう。
コース自体は緩い傾斜がひたすら続く感じで、眺望の開けない夏道よりも残雪期のほうが面白いかもしれない。

そして最大の反省点が熊対策。
もともと島牧村周辺は熊の巣窟で、昨年大平山に登った時も登山口付近で熊に遭遇したし、金花湯に繋がる林道も熊の気配が濃かった。茂津多コースの周囲は藪が深くて見通しが悪く、どこに熊が身を潜めていてもおかしくない場所だった。

至近距離で遭遇してしまったのは一時的に熊に対する意識が薄くなっていたからだと思う。
もちろん普段から鈴を付け、熊の気配が濃い山では1分以内の間隔で笛を吹いて存在をアピールしている。ただ、今回は前山手前でようやく視界が開けてきてテンションが上がっていた事、熊が活発に動きそうな時間帯を過ぎていた事もあり、遭遇する前の数分間は笛を吹くのを忘れていた。

ちなみに遭遇した熊は体長1m前後。一瞬目が合ったが、眠そうな顔をしていたような気がする。今までは近い距離で遭遇すると駆け足で逃げていく熊がほとんどだったが、今回の熊は少し動きが鈍くてゆっくりしていた。警戒心が薄れていたのか、人馴れしているのか?

単独では色々とリスクも多いので、まずは熊に対する意識を切らさないこと、遭遇時の対処をシミュレーションしておこうと思う。

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