コマクサ:今が旬！「秋田駒ケ岳〜乳頭山」

2020年07月17日(金) 〜 2020年07月18日(土)

コースタイム

【7月17日】核心部の花散策
秋田駒八合目9:30→10:51男女岳→11:47男岳→12:11五百羅漢→13:01大焼砂→13:50焼森→14:24八合目
【7月18日】
乳頭温泉「大釜温泉」5:10→5:19登山口→6:37田代平山荘→7:12乳頭山→8:15笊森山→8:24湯森山→9:43笹森山→10:13秋田駒ケ岳八合目

天候

17日：晴れ
18日：稜線は濃霧、下界は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

〈往路〉
東京7/16/22:20〜（秋田行き夜行バス）〜7/17/6:55大曲駅7:01〜（田沢湖線）〜7:40田沢湖駅8:15〜（秋田駒ケ岳八合目行きバス）〜9:14八合目
　＊夜行バスは出発3日前に予約したが、セールで何と、＠2600円！

〈復路〉新幹線利用

コース状況／危険箇所等

・「乳頭山〜笊森山〜湯森山〜笹森山」の間は、笹が両側から登山道を覆い、足元が見えないセクションが多数個所有。湿地帯には木道が敷かれている。

その他周辺情報

▲乳頭温泉：大釜温泉に宿泊
　朝食弁当を事前予約したが、塩昆布を少し混ぜただけで中に何も入って無いおにぎり３個と、小さないぶりがっこが３つと、ジュースのみ。塩味が無く、食べるのに苦労した。
▲八合目避難小屋、阿弥陀池避難小屋
コロナウイルス感染防止の為、緊急時以外、宿泊禁止。２日目、下山後、八合目避難小屋の２階で着替えていたら、宿泊者と間違えた様で、管理人に注意された。

写真

7/17 9:31

【7月17日】
八合目を出発してすぐお花！
ここのミヤマハンショウズルは、花ぶりが良い

7/17 9:34

硫黄鉱山跡。

7/17 9:55

石楠花も、今が旬！

7/17 10:13

オノエランがそこかしこに。

7/17 10:15

男女岳（最高峰）の中腹を反時計回りに巻いて行きます。
中腹を彩る花々：ニッコウキスゲ

7/17 10:18

次は、コバイケイソウ。

7/17 10:21

次は、シャクナゲ。

7/17 10:24

ハクサンシャジンも小さく群生。

7/17 10:25

阿弥陀池が見えてきましたよ。

7/17 10:26

ミヤマウスユキソウ

7/17 10:28

ヨツバシオガマ。どの花とも相性ピッタリの男女岳！

7/17 10:31

エゾツツジ。

7/17 10:51

お花を見ながら登ったら、あっという間に男女岳の山頂着！　

7/17 10:52

山頂からの景色。
これから登る男岳（右）と、女岳（中央）。その背後に和賀岳。

7/17 11:00

遠く、鳥海山が雲の上に。
ホント、秀岳ですね。

7/17 11:14

阿弥陀池にいったん下りて、今度は男岳へ。

7/17 11:25

苺の葉に似ているから、ミヤマキンバイ。

7/17 11:26

蕗の葉に似ているから、ミヤマダイコンソウ。

7/17 12:17

深く切れ込んだ葉だから、ミヤマキンポウゲ。

7/17 11:26

お顔を良く見せてね。くるりと返った雄蕊が可愛らしいエゾツツジ。

7/17 11:31

男岳もニッコウキスゲの衣装を着ていました。

7/17 11:43

田沢湖・。見事なカルデラ湖である事が見て取れます。

7/17 11:44

マルバシモツケの手毬。

7/17 11:45

ミヤマヤナギは、飛ぶ準備完了！

7/17 11:45

小岳を縫うように「馬場の小道」が、大焼砂（背後）まで続いてます。

7/17 11:47

男岳、到着。
男岳から五百羅漢経由で「馬場の小道」へ降ります。

7/17 11:50

女岳は、新しい火山なのでしょう。山頂から流れ出した溶岩流には未だ植物が貧相で・・・→

7/17 12:11

・・・→既に形成されていた外輪山に行く手をはばまれて、盛り上がって止まっています。

7/17 12:32

五百羅漢への急下降の途中に、シラネアオイが一輪。

7/17 12:33

馬場の小道に下りると、チングルマ。

7/17 12:34

そして、ヒナザクラ。愛らしいですね！　東北の山でしか見られません。

7/17 12:37

この頃、ムーミン谷とか言ってるようですが、土地の人が付けた「馬場の小道」という名称があります。

7/17 12:49

丈が低い内は可愛らしい風情のウサギギク。

7/17 12:52

湿地が大好き、ムシトリスミレ

7/17 12:56

さあ、いよいよコマクサ、高山植物の女王様のお出ましです。

7/17 13:04

馬面でも、女王様なのだ！

7/17 13:09

蕾も付けています。今、正に、旬。

7/17 13:17

壮観です！　見事な群生です！
私のカメラと腕では、これが精一杯。

7/17 13:20

岩手山。
雲の上からコマクサ鑑賞ですか？

7/17 13:39

タカネスミレ。

7/17 13:41

コケモモ

7/17 13:56

焼森山。ここから八合目に下山です。

7/17 13:59

淡い紫の色が美しい。イワブクロ。こちらも今が旬。

7/18 5:07

【7月18日】
宿泊先の乳頭温泉「大釜温泉」から出発です。先ずは孫六温泉への車道を進み・・・→

7/18 5:19

・・・→この登山口から、乳頭山→笊森山→湯森山→笹森山→八合目　と総コースタイム6時間行程。

7/18 6:28

樹林帯を抜けると、乳頭山（中央奥）が見えてきました。

7/18 6:29

田代平の湿地帯には・・・→

7/18 6:30

・・・→キンコウカや、

7/18 6:30

イワイチョウや、

7/18 6:31

ケヤリになったチングルマや、

7/18 6:39

トキソウや、

7/18 6:35

木道を彩るニッコウキスゲが咲き誇り・・・→

7/18 6:38

田代平山荘（避難小屋）へと導いてくれます。室内トイレと毛布もありました。

7/18 6:45

ミヤマホツツジ

7/18 6:50

花びらの先を紅色に染めた、終盤のゴゼンタチバナ。

7/18 6:52

だんだん、道が酷くなってきます。

7/18 6:55

イワナシは結実。食べられるのかな？

7/18 6:56

大岩の道も！

7/18 6:59

あら、珍し！　ガクウラジロヨウラク。

7/18 7:12

二の名前を付けてもらったのね。乳頭山山頂です。
濃い霧で何も展望無し。

7/18 7:16

ミネウスユキソウ

7/18 7:26

ハハコグサ。

7/18 7:34

乳頭山からは、こんな笹薮漕ぎのセクションが頻繁に出てきます。目の前がルートですが、足元が見えません。

7/18 8:13

登山道が見えるとほっとします。

7/18 8:15

笊森山の標識は傾いていました。

7/18 8:47

「宿岩」　大きすぎてカメラに収まりません。

7/18 8:59

ふわんふわんとワタスゲが風に揺れていました。

7/18 9:06

いつも、元気いっぱいのトウゲブキ。

7/18 9:14

オオバキスミレ。

7/18 9:24

湯森山まで来ました。ここから笹森経由で八合目へ下山します。

7/18 9:43

笹森山の分岐。前に来た時は、駒ケ岳核心部散策の後、此処から休暇村へ下山しました。

7/18 9:56

今までのトレイルと比べたら天国の様な道。

7/18 10:03

でも、赤倉沢の渡渉地点では、対岸の崩れた所から登山道に這い上がります。

7/18 10:06

アオノツガザクラ

7/18 10:08

アカモノ

7/18 10:13

八合目の避難小屋着。5時間で歩いた藪漕ぎと花のトレイルでした。

撮影機器：

Xperia Z5 Compact SO-02H docomo SONY

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mizuki

・もう、何年前か忘れるくらい昔に秋田駒ケ岳に来たことはあるけれど、
花の時期では無かった。
・関東以西は雨の日が続いているが、週の後半は、秋田県と北海道だけは晴れマーク。雪解けを追いかける様に咲く花から初夏の花まで、今は一番花の種類が多い時。このチャンスをありがたく頂こう！
・いつもの様に2日前の手配。平日の夜行バスは定数を満たさない事が多いのだろう、、、何とセール中で、東京→大曲が＠2600円。嬉しいやら、申し訳ないやら、、、。新幹線を使えば片道だけでも運賃は優に16000円を超えるのだから！
・核心部だけを歩いて日帰りも出来るが、乳頭温泉に泊まってまったりし、翌日は、乳頭山から笊森山を経由して八合目まで歩いた。

・思い立って、正解だった。
・写真に載せただけでも40種近い花々の競演。
・特に大焼砂のコマクサの群落は、日本屈指の規模。火山礫の黒々とした斜面一面にコマクサが織りなすピンクのまだら模様は、何を置いても見る価値あり。

・今回は、八合目発11:50→田沢湖駅　のバスに乗りたかったので割愛したが、笊森山の東に広がる「千沼ケ原」が良いらしい。途中ですれ違った10名ほどが皆、そこへ行くという。湯の上温泉から周回するルートで、行ってみようかな。