記録ID: 2448666
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
榛名山【ガラメキ温泉 鷹ノ巣山】
2020年07月23日(木) [日帰り]
モンブラン
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 02:47
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 407m
- 下り
- 406m
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日帰り
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:48
| 天候 | 雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ガラメキ温泉の探検後に鷹ノ巣山へ登りました。 ガラメキ温泉までは林道が主体ですが、崩落などあり全体的に荒れています。復路は部分的にショートカットしています。 鷹ノ巣山は不明瞭なところがあるのと、藪がありました。 いずれもハイキングコースではないので、安易な入山は危険です。 計画に当たりokrさんの山行記録[https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1336624.html ]を参考にさせていただきました。記して感謝の意を表します。 |
写真
林道ゲート スタートすぐ脇の植林内に一台分、この入口に二台分の駐車スペースがありました。ガードレールにはガラメキ温泉１時間の落書きが書かれています。
3
7/23 13:07
林道ゲート スタート
すぐ脇の植林内に一台分、この入口に二台分の駐車スペースがありました。ガードレールにはガラメキ温泉１時間の落書きが書かれています。
すぐ脇の植林内に一台分、この入口に二台分の駐車スペースがありました。ガードレールにはガラメキ温泉１時間の落書きが書かれています。
崩落した林道
ここは歩けないので、少し戻って擁壁の上を巻きました。
ここは歩けないので、少し戻って擁壁の上を巻きました。
擁壁は土砂崩れのところから下ります。
擁壁の上は踏み跡がありました。
擁壁の上は踏み跡がありました。
この辺りも大分やられていて、林道というより登山道のようになっています。
「大正十三年早魁到処井水渇依雨乞竜祈願」徒歩五分とありました。黒髪山(相馬山)の古道に関連する何かと思います。いずれ探検するつもりなので、今回はスルーします。
1
7/23 13:47
「大正十三年早魁到処井水渇依雨乞竜祈願」徒歩五分とありました。
黒髪山(相馬山)の古道に関連する何かと思います。いずれ探検するつもりなので、今回はスルーします。
黒髪山(相馬山)の古道に関連する何かと思います。いずれ探検するつもりなので、今回はスルーします。
不動明王 明治十五年 西群馬郡下芝村矜迦羅童子 昭和八年 下室田町
とありました。こちらも黒髪山信仰に関連する石仏でしょう。
3
7/23 13:48
不動明王 明治十五年 西群馬郡下芝村
矜迦羅童子 昭和八年 下室田町
とありました。こちらも黒髪山信仰に関連する石仏でしょう。
矜迦羅童子 昭和八年 下室田町
とありました。こちらも黒髪山信仰に関連する石仏でしょう。
牛祖奇�� 馬頭祭尊 明治四十年
植林内にポツリとありました。
植林内にポツリとありました。
ガラメキ温泉手前の分岐
ここは三叉に分岐しています。左へ進みます。
ここは三叉に分岐しています。左へ進みます。
薬師如来背面には明治丗五年 建立主松本福次郎 南 □之助、石工富沢□次郎とありました。
薬師の湯の象徴として造立されたもので、かつてはガラメキ温泉における中心的な石碑だったと思われます。
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7/23 14:07
薬師如来
背面には明治丗五年 建立主松本福次郎 南 □之助、石工富沢□次郎とありました。
薬師の湯の象徴として造立されたもので、かつてはガラメキ温泉における中心的な石碑だったと思われます。
背面には明治丗五年 建立主松本福次郎 南 □之助、石工富沢□次郎とありました。
薬師の湯の象徴として造立されたもので、かつてはガラメキ温泉における中心的な石碑だったと思われます。
薬師如来 大黒天
奥の石垣上は石敷の歩道になっており、栄枯盛衰を感じずにはいられません。
奥の石垣上は石敷の歩道になっており、栄枯盛衰を感じずにはいられません。
ガラメキ温泉 源泉
沢の水が流入しているようで、普通に水でした。
ネット検索すると、ここに浸る猛者がおりました。
沢の水が流入しているようで、普通に水でした。
ネット検索すると、ここに浸る猛者がおりました。
手水鉢？
この他にもガラス片や陶片といった当時の遺物が散見できました。
この他にもガラス片や陶片といった当時の遺物が散見できました。
沢には普通に下りられるのと、渡河は簡単でしたが、この後の上りが試練でした。
鷹ノ巣山中腹辺りから藪が無くなります。
テープありますが、踏み跡が不明瞭なので注意です。
テープありますが、踏み跡が不明瞭なので注意です。
山名板と傘この辺りで雨は上がりましたが、藪漕ぎで全身びしょ濡れです。涼しくていいか、と開き直っていましたが。
傘はストック代わりになるのと、蜘蛛の巣払いに便利でした。
4
7/23 15:23
山名板と傘
この辺りで雨は上がりましたが、藪漕ぎで全身びしょ濡れです。涼しくていいか、と開き直っていましたが。
傘はストック代わりになるのと、蜘蛛の巣払いに便利でした。
この辺りで雨は上がりましたが、藪漕ぎで全身びしょ濡れです。涼しくていいか、と開き直っていましたが。
傘はストック代わりになるのと、蜘蛛の巣払いに便利でした。
鞍部にあるＹ松
西へ下りるテープが散見できましたが、難易度高めでした。
西へ下りるテープが散見できましたが、難易度高めでした。
グンマー擁壁
擁壁の奥側から下りてきて、そのまま沢に下りました。
余談ですが、群馬帝国と描いてあるところもありました。
擁壁の奥側から下りてきて、そのまま沢に下りました。
余談ですが、群馬帝国と描いてあるところもありました。
下りるのと渡河は普通にできましたが、またしても上りが試練でした。
撮影機器：
感想
雨予報だったので山行を諦めておりましたが、午後から高崎方面の雨が弱まるとの予報をキャッチし、久しぶりの榛名山探検へ。
ガラメキ温泉とは、かつて榛名山中腹にあった温泉地であり、明治期には三軒の旅館があったとされています。昭和21年、国有地であったガラメキ温泉の付近一帯(現:相馬原駐屯地)は米進駐軍によって接収され、ガラメキ温泉も立ち退きとなり、廃絶したとのことです。かつては黒髪山(相馬山)信仰の登拝道途中にあったことから、講中登山などの登拝者で賑わっていたとも想定できますが、現在は幻の湯、秘湯などと呼ばれているようです。
ガラメキ温泉までは、林道歩きとはいえなかなかの難路だったのと、鷹ノ巣山では雨の藪漕ぎなど試練もありました。雨天での山歩きの経験はほとんどないこともあり、孤独と恐怖を感じる場面もありましたが、無事に達成でき良かったです。
古の榛名山信仰と、かつての温泉宿に思いを馳せながら探検を楽しむことができました。
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ガラメキ温泉は、今では沢の中にあるから、ほとんど水と言ってよさそうですね。私が歩いた４月２５日の時点では台風１９号の水害で、周りの石垣がかなり崩れたようです。そのため、完全に河原の石で塞がれてました。辛うじて、かぶせてあったブルーシートの端が少しだけ見えて、温泉の位置がわかったのみでした。
大正１３年・・・・の標識から、黒髪山表参道が山頂まで続いているようです。秋にでも歩いて見ようと思っています。「あにねこ登山日誌」さんのレポを参考にすると、周回できて効率がよさそうです。
また、鷹の巣山の北鞍部から直登するように、「相馬山南尾根ルート」が山頂まで通じているようです。レポは１本しかなかったので、それを参照して下さい。「ヤマレコ・ Ｓ Ｎａｉｌさんー相馬山南尾根から東尾根周回」です。南尾根コースは、爺の私には無理なコースかなあと思いますが、Ｍｏｎｔｂｌａｎｃ５５さんなら全然大丈夫かと思います。下りは、かなり危険なようです。東尾根登山口はオンマ谷手前にあり、ロープで通せんぼになっているのは、ご存知かと思います。一応吉岡町？によって通行禁止になってます。
suro-ninさん こんばんは。
suro-ninさんもガラメキ温泉を歩かれたのですね！崩れた林道、なかなかの悪路でした。雨の日だったので、正直なんでこんな日に来てしまったのか…と恐怖を感じましたよ。
写真18の石に「2020年つりうぇいぶ」とあり検索したら、ユーチューバーのグループが源泉のヒューム管を掘り起こした事がわかりました。過去レコを参照しても毎年状況が変わっているので、今回はラッキーだったのかも知れません。
榛名山の古名は「伊香保山」イカホ(厳穂)、すなわち、厳つい穂先=相馬山(黒髪山)と云われているそうです。それを踏まえると、黒髪山古道とは榛名山における核心部なのかなと捉えています。
この古道は、麓の黒髪神社らスタートとしたかったのですが、さすがに自衛隊敷地内は歩けないので、・731付近(28号線のヘアピンカーブ辺り)の林道から入ろうかなとも考えていました。下山は南尾根へ、とも想定していましたが、ご指摘の通りここを単独で下るとなると、かなりの危険を伴うので、別日に登りで使うのが良いかも知れませんね。いずれにせよ、秋から冬の時期が良いですね。
今後の計画はまだ未定ですが、未踏の二ッ岳や杏ヶ岳も興味があります。
コメントありがとうございました！
montblanc55さん、こんばんわ。往年の賑わいを感じさせる石造物たち、今はメインルートを外れた篤志家ルートになってますが、かっては参拝や湯治客で賑わっていたんだろうなと想像が膨らみますね。源泉地のヒューム管は蓋開けて入浴してる写真とか見たことがありますが、もはや入浴という次元はとうに越えてる感じ。やはり手入れしないと温泉は枯れるのか、黒くなってるところあたりから染み出てる水脈に変わったのか、立地条件も含めて謎の温泉ですね・・・
yamaonseさん、おはようございます。
ヒューム管の温泉、とてもではありませんが、入ることはできませんね。今も残る石垣や石造物、少し荒れていますが、逆に生々しさがあり、往時の賑わいを伝えてくれています。
保存活用はかなり難しそうですが、榛名山の歴史を伝える素晴らしい遺跡、いつまでも大切にしたいですね。
ところで、先日yamaonseさん御用達の「ステーキ山」へ行ってみました。リーズナブルで親しみをもてる良いお店ですね。WILD-1と併せて赤城帰りの立ち寄りコースとさせていただきます！ありがとうございました！
はじめまして。我楽目嬉温泉の記事､楽しく読ませていただきました。今でも土管があるのには懐かしく思います。30年以上前に学生時代に何回か友人と遊びに出かけました。当時は温泉跡直前まで林道が生きていて､普通車で楽々手前までいけました。当時も土管があり､入浴して記憶はありませんが､手を思いっきり突っ込んで「生暖かい！」と感激したものでした。周囲の祭祀物等を見ると､昔はかなりの人出があったのでしょうね。米軍の接収がなければ今ではきっと「日本秘湯を守る会」の秘湯になっていたでしょう。ありがとうございました。
yamadanukiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
友人と探検…かなり面白そうですね。しかも三十年以上前というと、昭和ということですね。あの酷道を車とは驚きです。
今となっては徒歩VRになり、源泉も沢と化してしまいました。流石に入浴までは無理にしても、せめて「生暖かい！」を感じたかったのですが残念です。
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