和賀岳(激薮に阻まれ山頂に達せず)
- GPS
- 03:57
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 688m
- 下り
- 687m
コースタイム
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 3:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(ゲート前とゲート前から少し下ったスペースは既に満車。 さらに下った3つ目のスペースに駐車しました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 甲山〜大甲(1108)〜薬師岳(1218)を経由するルートは 甲山分岐から先の1000mまでしか刈払いされておらず、 その先は背丈以上の激薮(灌木&蔓&笹のミックスで中に入ると 身動きできなくなるレベル)。 後から聞くと3年間刈払いされていないとのことでした。 ●甘露水登山口手前の駐車スペース〜すずみ長根口 およそ2.5kmの林道跡歩き。足元はかなりウェッティーです。 甘露水登山口の先で斉内川の支流の渡渉が2箇所ありました。 直前まで降雨があったため、水量が多く1箇所目は靴を脱ぐ必要がありました。 2箇所目はギリギリOK。帰りは少し水量が減って、どちらも飛び石で渡渉できました。 ●すずみ長根口〜甲山分岐 すずみ長根口から登山道に入り、尾根を緩やかに登っていきます。 中ノ沢岳方面との分岐を見送ってわずかに進むと甲山分岐へと至ります。 甲山分岐手前から眺望が開け始めます。 |
写真
感想
悪天の四連休。
木曜日の東北地方の昼前後のみ、快晴まで行かなくとも晴れ間がありそうな感じ。
前から行きたかった和賀岳に行くチャンスかも
(一番天気が良さそうなのはもう少し南の福島とか山形でしたが、
一度頭に浮かんでしまうと他の山の選択肢が考えられなくなってしまいます)。
しかし登山口まで片道600km。訪れてみた結果、ガスってたりしたらダメージは甚大。
大きな賭け(←大げさ)でしたが、
「せっかくの四連休でこの日しかチャンスがないのなら」と腹を括りました。
早い時間は天気が良くなさそうなので、10時登山開始を目標に東京を出発しました。
10時前に登山口に近づくと雨がザアザア。
「完敗だわ…」とクルマでグダグダしていると10時ピッタリに雨が止みました。
「天気はこれからどんどん回復するはず」と喜び勇んでスタート。
林道を歩いていると日差しもどんどん出始めてテンションは上がります。
しかし、下調べが不十分でした。
せっかく来たのだから、甘露水登山口からのピストンだけはもったいないなと思い、
行きは稜線を長く歩ける甲山経由で計画しました。
が、甲分岐の少し先からは激薮。どうにかなるレベルではありませんでした。
偶然出会った整備の方に聞くと、このルートは3年間刈払いされていないとのこと。
今年も悪天続きで思うように山に入られず、6月末完了予定が大幅に遅れていて、
8月いっぱいかかっても難しいかもとのことでした。
甘露水登山口から登り直すという選択肢もありましたが、
さすがに14時スタートでは、気ばかり急く登山になってしまうのもなぁ。
何よりワンコの留守番が長時間になってしまうのが心配だったため、
次回への宿題ができたとスッパリ諦めました。
今回は和賀岳まで縦走路が見られただけでもよしとしようと。
でも、うまくいかない時って悪いことが重なるものです。
駐車スペースまで戻るとスマホがないことに気づきました。
何となく数か所、落とした場所に心当たりがありましたが、
登山道はごぢゃっとしているので見つかるかどうかは運次第。
しかもその場所はほぼ撤退地点の近く。
結局、甲分岐までもういち往復することに(奇跡的に見つかりました)。
さらに悪いことは続きます。
林道でクルマにトラブル。JAFを呼んでことなきを得ましたが、
14時には一度下山していたはずなのに帰路につけたのは20時。
なんじゃこりゃ。
こういうこともあるよね、
たまにはこういう経験もしておかないとね、って思った1日。
それでも激ヤブ手前の薬師岳、和賀岳への稜線は、
久しぶりの青空と相まって、本当に綺麗でした。
この景色だけみると、ヤブに覆われているようにはまったく見えない。
いつか必ず歩きたいと思います。
スマホを落としたdanyamaがさらに1往復している間、
甘露水まで戻って、冷たい水で体を拭いたり登山口あたりをうろうろ。
甘露水は本当に甘さを感じるおいしい水でした。
そのうちに、甘露水コースピストンの人たちが続々戻ってきました。
レインウェアを着ている人も多くて、みんな靴はどろんどろん。
朝まで降っていた雨で、登山道はけっこうぐちゃぐちゃになっていたのですね。
昼前くらいから天気回復したと思うけど、山頂はどうだったんだろう。
この日はせっかく遠出したけど、山頂にも届かず、
どこにも寄らず、何も買わず、何も食べずで帰宅。
でも、長いお留守番となった愛犬ハナが元気にぴょんぴょん迎えてくれて
あぁ、みんなが無事で何よりだなぁ〜、と思いました。
おしまい
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