復活した道で梨ノ木平山へ（津幡、小矢部、金沢の境界の里山）

2020年08月02日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.2km
• 登り: 179m
• 下り: 181m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:56
• 休憩: 0:37
• 合計: 2:33

14:00 スタート地点
14:26 14:26 田近越道 梨ノ木平山登り口三叉路
14:29 14:51 梨ノ木平山
14:59 14:59 舟尾 池の上登り口
15:10 15:10 県境の鉄塔
15:26 15:26 舟尾 鉄塔横農道合流点
15:30 15:45 舟尾 天空の田んぼ
15:52 15:52 舟尾 常徳分岐点
16:15 16:15 常徳 白山神社前バス停
16:33 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

津幡町南横根地区から津幡町常徳地区につながる道沿の路肩（1台程度）

コース状況／危険箇所等

今春、背丈ほどの笹藪を刈り払いし復活した古道（田近越道）の一部を通り、同じく復活した舟尾地区の古道を通り、山頂へ。

写真

津幡町北横根手前から望む梨ノ木平山

路肩に駐車し、左の未舗装の道に入る。

小矢部側に出る未舗装の道を進む。

この草薮を右に取り付く。（結果的にこれは田近越道の探索のためのルートであった。）

きれいに笹が刈ってあり、虫がいなければ気持ちのいいルートが復活した。（古道の田近越道の県境越え区間）

北蟹谷史跡愛護会が笹藪の下から窪状の古道を探し当てました。

直進が津幡町舟尾方面。左手に梨ノ木平山への道。

北蟹谷史跡愛護会が簡易案内板を設置しました。

ここも長い間、長い笹に埋もれていました。

標柱が新設された頂上です。

昭和34年の皇太子ご結婚記念の私設の碑です。

平頂部の酷い笹も刈り払いされています。

杉のあるところが石川県津幡町、右の広葉樹は富山県小矢部市。

小矢部市側です。

さあ降ります。

池の上登り口（三叉路）と命名されています。左から来ましたが、右の鉄塔巡視路に行ってみます。

ノコギリの忘れ物ですね。

電力会社さんは必ずプラスチック階段です。

刈り払われた巡視路を進んでいきます。

鉄塔に出ました。巡視路はここまでです。この先にもいにしえの道（小矢部市内山に向かう尾根の道）が藪の中に存在するはずです。

中央の角石は何でしょう？

巡視路を戻ります。巡視路は左に折れますが、直進の笹藪の中に梨ノ木平山の基部を巻く古道があるはずです。

笹に覆われていますが、道が存在しますね。小さな池のすぐ近くです。

野田大池の奥にある小さな池です。

左から出てきました。右の道は舟尾地区の堤（野田大池）に下っていく道です。

舟尾登り口の簡易案内板

左奥から出てきて振り返ってみました。

舟尾地区の天空の田んぼ。宝達山が望めます。

常徳の集落に来ました。

この集落は白山神社

常徳集落のバス停を右上する道を上って車に向かう。

感想

hondamasashi

梨ノ木平山はほとんどの方の登山対象にはならない里山ですが、過去には多くの人との関わりがあったと思います。農山村の過疎化で里山との関わりがなくなり、藪化し、道があったことさえ知らない若い世代となって行きます。この山もそうです。標高も、展望もありませんし、この時期はアブと蚊に悩まされるだけです。しかし、熱意のある方々のおかげで道が復活されました。自分は1日だけ刈り払いに参加しましたが、いにしえの道は背丈以上の笹藪の下に眠っていました。新品の刃でなければ太刀打ちできない笹藪でした。これからは毎年整備されるはずです。