荒島岳
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シャクナゲ平より先は、雪が残っています。日影も多く午後も凍結しているところがありますので特に降りは、要注意です。私は、降りは軽アイゼンを使っています。 |
写真
感想
想像以上の急斜面の連続でしたね〜しかし山頂からの眺めはすばらしかったです。少しずつアップしていきます。
初めての荒島岳でした。前夜に車泊した時は、駐車場がわからず少し手前の空き地に止めていましたが一台だけでしたので気持ち悪かったです、、しかし朝になるともっと高いところに駐車場があることがわかりました。さすがは100名山です。何人か早朝から登り始めています。昨夜は0度まで外気温度もさがり、もう帰ろうかと元気がなくなていましたが、急に元気がでてきました。急いで支度を整え出発です。天気は快晴。寒いですが雪の心配はなし。冬装備のわかんは装備から省略、軽アイゼンのみザックにしのばせて出発です。いつもそうなのですが、最初の一時間くらいは呼吸がいまいち整いません。しかし深谷の頭を過ぎるころには調子よく歩けるようになりました。ととろの木手前で一組の登山者と挨拶をかわし追い抜いていきます。白山ベンチで一息。これから見る絶景に期待が膨らみます。さらに歩みを進めていくとまだ作りかけの新しい大きな案内板の前を通り過ぎます。この辺りからちらほらと残雪を目にし始めます。シャクナゲ平手前の急坂でものすごいハイペースで降りてこられる登山者に出会いました。さらに3人の方が大きな荷物を背負っておりてこられます。『どこから来たのかと思うでしょう?』笑いながら降りていかれましたが、先ほどの新しい看板の取り付けにこられたことがわかりました。地元の愛山会の方の様子です。。。続きままた。。笑)
ほどなくしてシャクナゲ平に到着するとこれから上る尾根が三つのピークとなってそそりたっています。まだ登坂斜面は日陰でしばらくひんやりしていそうです。実は登山口に着くまでに暑くてハードシェルは脱いでおり、この時点で体の冷えを感じていましたが、そのままさらに足を運びました。一度鞍部におりてから急登です。足場は凍結しており慎重に足を運びます。間もなく白山の山容が美しく見えるポイントに到着。ここでハードシェルを再度着込みます。間もなく体が暖まり、随分体が冷えていたことをやっと実感しました。標高を次第に上げると雪もしっかり登山道に載ってきます。前荒島岳にくる頃には視界も広がりすがすがしい気持ちになります。しかしこの辺り、厳冬期は大変危険な場所になることが予感させられます。クラストした人の背丈ほどの雪上でこの急斜面、単独で滑落したら命を亡くすことは容易に予感されます。吹雪けば思わぬところで滑落というのは大げさではないでしょう。そんな事が頭によぎりながら山頂までは直ぐでした。山頂では登山者の方が集まって何やらなさっている様子。近づいてみると山頂標識を雪から守るためカバーをしてロープで固定されているところでした。お手伝いできなくてすみません、、しかしこの山頂からの360度のパノラマはすばらしいですね。白山、乗鞍、御岳、北アルプス、中央アルプスなどなど。ほんと来てよかったです。。。続く(笑)
頂上からの絶景を楽しんだ後、下山開始です。携帯の山と高原地図でルート記録機能を初めて設定し、軽アイゼンを装着しました。なごりおしい景色を楽しみながらゆっくりと降りていきます。天気がいいとほんとに気持ちがいいですね〜続々とこれから山頂を目指す登山者の方と挨拶をかわしながら降りていきます。若い方も多いです。途中大丈夫かな?と思う軽装の人もいましたが、、しかし下りは膝の負担が大きいです。膝を深く曲げないと降りられないところも多く私には堪えました、、登山道の雪がまばらになると軽アイゼンはザックに仕舞いました。シャクナゲ平に到着して昼食です。昨夜買っておいたマス寿司を広げて食べました。3組くらいの方がすでにここで昼食をとられていたところです。中の上品な老夫婦の方に声をかけられ、山頂から眺めた景色に話がはずみます。ご夫婦は無理せず小荒島岳に向かうとのこと。気をつけてと見送ります。ここでゆっくり食事を摂ったら後は駐車場までゆくり降りるだけです。
*後日談になってしまいますが、2013年1月厳冬期のこの荒島岳で登山者が亡くなられました。ご冥福を祈りたいと思います。私などより余程経験も技術も備えられた方だったのではないでしょうか。視界不良時は、極めて危険なところがあります。慎重な行動を求められます。
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