山伏登山口から蓬峠を経て山伏へ
- GPS
- 20:37
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,188m
コースタイム
【25日】9:20山伏小屋-西日影沢分岐-9:44山伏10:07-西日影沢分岐-11:01蓬峠-11:45大岩-12:15山伏登山口-12:20駐車場
天候 | 【24日】山伏登山口;曇り、蓬峠;ガス・にわか雪、山伏小屋;ガス・にわか雪 【25日】山伏小屋;晴れ、山伏頂上;晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道の様子】 登山口から入山後、しばらくは西日影沢沿いの緩やかな登りですが、大岩を過ぎ蓬峠に近づくにつれ急登の箇所が増えてきます。蓬峠から西日影沢分岐までは急登の連続で道幅の極端に狭い箇所もあり、慎重に通過します。分岐から山伏小屋までは緩やかな下りで、危険な箇所はありません。分岐から山伏頂上までは緩やかな登りで、頂上付近で急に展望が開けると同時に、道の傾斜がなくなり、短時間で頂上に到着します。 24日の登りでは、雨上がりと落葉により、道が非常に滑りやすい状態でした。コースタイムにとらわれることなく、自分のペースで歩くことが要求されるようです。 【下山後の温泉について】 登山道下見の際に訪れた、梅ヶ島・新田温泉「黄金の湯」に入ってきました。25日当日は、なんと!入湯料無料でした!!そのため、風呂場は混雑し、芋洗い状態でした・・・。しかも休憩スペース(飲食スペース)は満席でとても休憩できる状態ではありませんでした・・・。トホホ・・・。 |
写真
感想
【行動の記録】
24日は13時に山伏登山道から入山する予定でしたが、雲がとれず小雨が降っていたこともあって、しばらく登山口付近の駐車場で待機していました。
15時過ぎに雨が止み、空が明るくなったこともあって、15時43分に駐車場を出発しました。登山口から大岩までは樹林帯の道で沢に平行に登って行きました。水の流れる音を聞きながら歩行を楽しみました。大岩を過ぎると、岩の多い道となり薄暗くなってきました。
ここでヘッドランプの登場です。高度を増すにつれ、吐く息の白さと雨上がりの湿気により、目の前の道が不明瞭になっていくのが実感できました。沢の音が聞こえなくなる頃から道幅は狭くなり、ジグザグ道の急登になりました。さらにガスが濃くなり、次第に視界が遮られていきました。この時、初めて「道迷い」への恐怖を感じました。慎重な歩行を繰り返すうちに、蓬峠に到着しました。もちろん、ここでの展望は得られず、それどころかガスはさらに濃くなり、雪がちらつき始めました。
ここからが本格的に危険を感じる歩行になりました。辺りは灰色の闇に包まれ、小雪が舞い、道は湿った落葉道で滑りやすく、所々に岩場があり、登山コンディションは最悪でした。1時間40分ほど、このような環境と格闘し、ようやく西日影沢分岐を示す道標を発見しました。そこから牛首峠方面に一気に下り、15分ほどで山伏小屋に到着しました。時間は19時過ぎ、気温は−2度でした。
小屋ではすぐ温かい食事とアルコールをとりましたが、寒くてたまりません。それもそのはず、この日は冬型の気圧配置で、25日2時過ぎには無風で快晴となったため、放射冷却が強まり、気温は急降下。小屋付近の稜線から太陽が顔をのぞかせた8時頃の気温はなんと、−8度でした。寒すぎる!
当然、小屋で干していた服はカチカチに凍結していました。
身支度して小屋を9時過ぎに出発し、25分ほどで山伏頂上に到着。富士山は拝めなかったものの、北側の展望が開け、雪を被った南アルプスの山容を眺めることができ、前日の苦労が報われました。眺望を楽しんだ後の下山は順調で、昼過ぎに駐車場に戻ってきました。
下山後は温泉で汗を流してから、帰路に着きました。
【感想】
今回の山行では、沢歩き、急登、岩場、天候不順時の歩行法、夜間山行の難しさについて実践できたことが大きな収穫でした。往復歩行時間は長すぎず短すぎずで、ちょうど良い感じでした。
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お写真寒そうでしたが、空気が澄んでる感じが伝わってきました!
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