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記録ID: 2488665
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沢登り
東海

カゴカケの滝(蕎麦粒山)

2020年08月10日(月) [日帰り]
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天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岐阜から蕎麦粒山登山口まで1時間半。
コース状況/
危険箇所等
登攀具、沢装備必携。
堰堤の登り降りは、手掛かり足掛かりのない土の斜面を高巻くから、スパイク足袋。沢の岩を登るときはフェルト沢靴に履き替える。

今日はトレイルランナーが着用している長袖インナーでカッコウを付けてみたが、これは沢では絶対NG。ピッタリしすぎていて、うようよ飛んでいるアブの恰好の餌食になってしまった。彼らにとっては、肌と何ら違わないようだ。
なお、国土地理院の地図にはP378にも堰堤があるが、そんなものは無いし、林道の位置も違っている。(現在工事中)
その他周辺情報 道の駅夜叉ヶ池の里には「登山は自粛してください」の張り紙があった。
入渓地点から蕎麦粒山を望む。
2020年08月10日 08:38撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 8:38
入渓地点から蕎麦粒山を望む。
しばらくは穏やかな流れが続くが、この先谷相が一変する。
2020年08月10日 08:45撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 8:45
しばらくは穏やかな流れが続くが、この先谷相が一変する。
高さ15メートルの巨大堰堤が現れる。左は巻けそうにないから右の壁に取りつく。
2020年08月10日 08:51撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 8:51
高さ15メートルの巨大堰堤が現れる。左は巻けそうにないから右の壁に取りつく。
とげタラがいっぱいのいやらしい藪を漕ぐ。ウッカリとげとげを掴んでしまったが、血が出ようが、これを離してしまったら一巻の終わりだ。。だから、藪は軍手にかぎる。
2020年08月10日 08:51撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 8:51
とげタラがいっぱいのいやらしい藪を漕ぐ。ウッカリとげとげを掴んでしまったが、血が出ようが、これを離してしまったら一巻の終わりだ。。だから、藪は軍手にかぎる。
苦労して一番目の堰堤を巻いたと思ったら、直ぐさらに巨大な堰堤が現れた。しかも2段になっている。気が萎えそうになるが、戻るも地獄。

 50メートル上では新しい林道を作っている。
この辺り、以前は激しく崩落していた。
2020年08月10日 09:15撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 9:15
苦労して一番目の堰堤を巻いたと思ったら、直ぐさらに巨大な堰堤が現れた。しかも2段になっている。気が萎えそうになるが、戻るも地獄。

 50メートル上では新しい林道を作っている。
この辺り、以前は激しく崩落していた。
堰堤を越えると本格的な沢登りが始まる。5メートルの斜滝。このお釜にかなり良型のイワナを目撃。
2020年08月10日 09:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 9:52
堰堤を越えると本格的な沢登りが始まる。5メートルの斜滝。このお釜にかなり良型のイワナを目撃。
切り立った崖から水滴のすだれ。この下をへつったから、かなり濡れてしまった。
2020年08月10日 09:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 9:52
切り立った崖から水滴のすだれ。この下をへつったから、かなり濡れてしまった。
兎に角、この谷は直径3メートル以上の岩がゴロゴロしていて簡単には歩かせてもらえない。しかもホールド出来る突起やクラックがほとんど無い。
2020年08月10日 10:02撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:02
兎に角、この谷は直径3メートル以上の岩がゴロゴロしていて簡単には歩かせてもらえない。しかもホールド出来る突起やクラックがほとんど無い。
このチョックストーンは腰まで浸かって下を潜る。
2020年08月10日 10:04撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:04
このチョックストーンは腰まで浸かって下を潜る。
こいつも潜らせてもらおう。すこしの振動でも崩れそうな微妙なバランス。躊躇せず息を止めて素早く通過。
2020年08月10日 10:07撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:07
こいつも潜らせてもらおう。すこしの振動でも崩れそうな微妙なバランス。躊躇せず息を止めて素早く通過。
五蛇池から落ちている大谷川本流との分岐。左がカゴカケ谷。
2020年08月10日 10:09撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:09
五蛇池から落ちている大谷川本流との分岐。左がカゴカケ谷。
高さ5メートルの豪快な滝。
2020年08月10日 10:23撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:23
高さ5メートルの豪快な滝。
カゴカケ直下は結構な滝が5本も連続している。
2020年08月10日 10:25撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:25
カゴカケ直下は結構な滝が5本も連続している。
一枚岩のナメを四つん這いで通過すると、奥美濃の名瀑カゴカケが姿を現した。
コーヒーを淹れてハーモニカタイムとする。

選曲は東村山市立久米川東小学校校歌。きわめて異例の選択だが、詳細は日記で紹介したい。
作詞が詩人の谷川俊太郎、作曲が現代音楽の武満徹という両巨匠による珍しい校歌。これがハーモニカにはぴったりハマってしまう。

♪教えてくれるの先生だけど
考えるのは自分だよ
風がケヤキをゆさぶって
こころのなかに
うちゅうが広がる♪

2020年08月10日 10:31撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:31
一枚岩のナメを四つん這いで通過すると、奥美濃の名瀑カゴカケが姿を現した。
コーヒーを淹れてハーモニカタイムとする。

選曲は東村山市立久米川東小学校校歌。きわめて異例の選択だが、詳細は日記で紹介したい。
作詞が詩人の谷川俊太郎、作曲が現代音楽の武満徹という両巨匠による珍しい校歌。これがハーモニカにはぴったりハマってしまう。

♪教えてくれるの先生だけど
考えるのは自分だよ
風がケヤキをゆさぶって
こころのなかに
うちゅうが広がる♪

高さ30メートルだが、左に沢が一本流れていて水量が分散されている。もし一本に集中していたら、門入不動以上の迫力だったかも知れない。コビクラやタキノマタのような直爆ではないからお釜は無い。中段の岩に当たった飛沫がミストとなって谷全体に広がっている。太陽の位置によっては綺麗な虹がかかるだらう。
きょうはここまで。。
2020年08月10日 10:32撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 10:32
高さ30メートルだが、左に沢が一本流れていて水量が分散されている。もし一本に集中していたら、門入不動以上の迫力だったかも知れない。コビクラやタキノマタのような直爆ではないからお釜は無い。中段の岩に当たった飛沫がミストとなって谷全体に広がっている。太陽の位置によっては綺麗な虹がかかるだらう。
きょうはここまで。。
帰路は工事中の林道に上がった。堰堤の登り降りが半端なく大変だからだ。それとアブの集中攻撃には、いくら気合を入れたとしても気が滅入ってしまう。

臨時の蕎麦粒山登山口なのだが、、。
2020年08月10日 11:22撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 11:22
帰路は工事中の林道に上がった。堰堤の登り降りが半端なく大変だからだ。それとアブの集中攻撃には、いくら気合を入れたとしても気が滅入ってしまう。

臨時の蕎麦粒山登山口なのだが、、。
こんな藪をだれが漕げるだらうか?藪の専門家でも躊躇してしまう。しかもこの山はマムシが異様に多いことを、わたしは知っている。今日も沢でのたくっているのを3本見つけたばかりだ。
2020年08月10日 11:22撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 11:22
こんな藪をだれが漕げるだらうか?藪の専門家でも躊躇してしまう。しかもこの山はマムシが異様に多いことを、わたしは知っている。今日も沢でのたくっているのを3本見つけたばかりだ。
蕎麦粒山。左の谷がカゴカケ。
2020年08月10日 11:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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8/10 11:26
蕎麦粒山。左の谷がカゴカケ。
撮影機器:

感想

 昨日の昼頃、金華山馬の背を歩いたのだが、頂上直下で朦朧としてしまった。岐阜は毎日高温注意情報が出されて、ただでさえ「熱い街」の上位にランクされるのだが、きのうは特に暑かった。かぜの通らない登山道は立っているだけで玉の汗が噴き出てきた。
 盆休みにテントで一泊の山行を計画しているのだが、金華山で朦朧としているやうでは、1000メートル以上はかなりきついだらう。去年の若丸も、半分は暑さで体力を消耗してしまったようなものだ。わかい頃は連ちゃんでも屁とも思わなかったのだが。。。
金華山馬の背を朦朧としながら一時間では、とてもじゃないが話にならない。

それならと、車を下りたら、すぐ沢に浸かれる蕎麦粒の大谷川はどうだろうかと考えた。体力が有り余っていた30年前に一度歩いているから、道迷いなどあり得ないし、もし不測の事態になったとしても、すぐ林道に上がれるルートを知っている。
この支沢にはカゴカケという奥美濃屈指の名瀑もある。体力、技術を計るには丁度いいだらう。金華山で無くした自信をカゴカケで取り戻せるだらうか。。きょうは山の日だ。

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