八剣山(1〜8ピッチ)

2012年12月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 1.5km
• 登り: 254m
• 下り: 253m

コースタイム

登山口-(1+)-1ピッチ目取付き-(3.5)-3/4コル-(2)-5/6コル-(2)-8/9コル-(0.5)-登山口

天候

晴れ時々雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口の民家横に駐車

コース状況／危険箇所等

この時期としてはかなりの雪の量　去年の2月初めより多かった
先週よりもブッシュでのランナーが取りづらくなっていた
7ピッチはまったくランナーとれず終了点の木でアンカーを取ることも出来なかった
雪庇は50cm〜最大1m弱

写真

12/23 7:55

1ピッチ目　意外と天気が良い

12/23 8:53

1ピッチ目をリードする店長　お疲れ様です

12/23 9:54

後続は時間短縮のためユマーリングで

12/23 10:05

定山渓方面も天気がいい

12/23 10:52

2ピッチ目 雪が多い

12/23 10:53

1ピッチ目の終了点で確保する店長

12/23 10:56

ミニチュアのような町並み

12/23 11:10

3ピッチ目 半分くらい雪庇

12/23 12:43

4ピッチ目の登り始め

12/23 12:45

4ピッチ目から振り返る

12/23 12:45

3ピッチ目をこなす店長/木村ペア

12/23 14:12

6ピッチ目から5ピッチ目 ここで電池切れ

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

感想

samoa

先週に引き続き八剣山へ
小屋番に行った八十さんと入れ替わりで木村さんを加えた4人で行く。

ラスコンによって登山口で準備・・・
が、寒い寒い。これがクリスマス寒波の威力なのだろうか。
まだ、山にも入っていないのに山の中のような寒さ。しかし、意外と天気がいいのが救いだ。

先週と同じようにかったるい取付きをこなして小一時間で1ピッチ目の取付きへ。
先週よりも雪が増えている。というより去年より多くないですか。

今回は店長がリードをする。
雪が多く、ホールドスタンスを探すのが大変そうだ。悲鳴のようなものを上げながら登っていく。
途中、かけたバイルが外れてたりして見てるこちらもヒヤリとするも、無事終了点へ。
もう二度とやらないそうだ。
ランナーは3箇所ハーケン。一番下は残置を使った。

先を目指す、サモア/片山組はユマーリングで1ピッチ目を登る。
確か雪が降り積もっていてスタンスはわかりづらい。ユマーリングでもちょっと怖いのに、よくリードしたものだ。

2ピッチ目を見ても明らかに先週よりも雪が多い。
ピッケルで尾根を確認しながら、ブッシュで2つほどランナーを取りつつ進む。
登り切ったところから少し後ろ向きで下る。たまに前爪混じりといった感じだ。
先週はトレースついていたが、今回はないので感覚が違う。
終了点は木でアンカーを取る。

3ピッチ目は若干登って、2回くらい後ろ向きで下る。
50cmくらい雪庇が出ている。ちょうど尾根の半分くらいが雪庇になっている。
先週とれたブッシュのランナーも取れない。
2回目の下り始めのところの雪を払い、岩にナッツをかけてランナーにする。
終了点の3/4コルは広くて木でランナーが取れる。

4ピッチ目は15mくらいの登り。、
最初5mくらい登ると尾根が曲がるので、一瞬トラバって10m登る。
曲がるところのちょろブッシュで欺瞞的にランナーを取る。
雪が多く、ステップ切れるところも多いが、時折前爪を使う。

登り切る直前にブッシュでランナー取れる。
登り切ると水平リッジが続く。アンカーになるものがなく、確保するならスタンディングアックスだ。
先週よりも雪が多く、それもできそうだが、5ピッチ目までギリギリザイル足りるという話なのそのまま5ピッチ目まで行く。

5ピッチ目核心のクライムダウンの手前にもくぼみがあるので後ろ向き。
そこの手前と核心の手前のしっかりとしたブッシュでランナー取れる。
核心のクライムダウンは、水平リッジの終わりから4mほどバックステップで降りていき、その後、前爪がほとんどかからない3mくらいの部分をブッシュを頼りに降りる。
結構、頼りなさそうに見えるブッシュに体重を預けるのはなかなか勇気がいるかも。
5/6コルも広くてしっかりとした木があって安心できる場所。

まだ、時間もあるので、8/9コルを目指す。
6ピッチ目も雪が多く、はじめの登りを除雪しながら登るのが大変。
2箇所くらいランナーが取れる。
終了点は太い木だが、7ピッチ目まで少し進める。
8ピッチ目の下までいけるかと思うも、ザイルが足りなさそうなので、尾根が広くなったところでスタンディングアックスで片山を確保した。

7ピッチ目8ピッチ目はそろそろ慣れて来ただろう片山にリードを任せる。
7ピッチ目は全くランナーが取れず、終了点も木も無くアンカーも取れない。
片山は微妙に吹き溜まりを踏み抜いたりしている。ガンバ！

8ピッチ目のリードもスタンディングアックスで確保。
6mくらい登って10mくらい下る。どちらもところどころ岩が当たるが、問題ない。
登りの途中、登り切ったところ、下りの途中でちゃんとランナー取れる。
片山もしっかりとランナーをとり確実にこなした。
感想を聞いてみると、やっぱりリードしたほうが楽しいとのこと。いい経験になったのでは。
8/9コルも広くてしっかりとした木でアンカー取れる。

ここですでに4時前。ピークまで行きたいが時間切れだ。
8/9コルから滑落まがいの尻滑り。もはや吹っ飛んで一回転したりと滑落だったかもしれない。
でも今日一番楽しかった。
あとは、ずぼずぼ歩いて登山口まで。

先週に引き続き八剣山だったが、良い訓練ができた。次は斜里へ。
ゲレンデで磨いた技術を山の中で活かしいこう。