年末年始の雪上散策 八ヶ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 660m
- 下り
- 7m
コースタイム
12/30: 9:00赤岳山荘−12:00赤岳鉱泉
12/31: 8:20赤岳鉱泉−9:00中山乗越−9:10中山展望台9:40−9:55行者小屋
地蔵尾根〜中山展望台 散策
1/1: 8:25行者小屋−8:45中山展望台10:20−10:55赤岳鉱泉11:40−13:30赤岳山荘
天候 | 12/30 雨のちみぞれ 12/31 曇り 1/1 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘 駐車料金 1日¥1000 美濃戸口から赤岳山荘までは、アイスバーンの急坂のためスタットレス+チェーンが必須 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.美濃戸口で登山届けが必須 2.赤岳山荘から上は雪とアイスバーンのミックスのため6本以上のアイゼンが必須。 3.この時期は、赤岳鉱泉で−15℃以下には冷え込みます。 完全防寒でなければ来ては行けません。 |
写真
感想
初めての本格的な雪山。 とは言っても山頂は目指さず写真目的の山行ツアー。
初日は、赤岳鉱泉、2日目は行者小屋とまったり山行。
同行頂いたのは、同じ写真同好会の旦那さん。
ヤマテンの天気予報では、唯一1/1のみ山頂が晴れるかどうかといった具合で荒れ模様が予想された。
写真は、晴天狙いよりも幾分荒れ模様の方が絵になると判ってはいるが、やっぱりが晴天が気持ちが良いもの。
初日の12/30は、異常に気温が高く、赤岳山荘でも雨模様。寒さ対策は十分にしてきたのだけど、雨対策は怠って行ってしまった <(ToT)>
ザックカバー、雨合羽はこの時期でも必要なことを実感。
赤岳鉱泉についたときは、本当に濡れねずみ状態。 気温が高く、アプローチが短いから良いけどこれが天候が急変したら大変なことになっていたと思う。 反省です。
12:00に赤岳鉱泉についてやることもないので早速、乾杯( ^^)/▽▽\(^^ )
濡れたザックとウェア、帽子などの小物類を乾燥室で乾かす事に。 こう云うことができるのは小屋ってありがたいもの。 テント泊だとこうはいかんよな。
夕食までに時間をまったり過ごす。
本日の宿泊者は、100名程度で年末としては空いている様であった。 やはりこの天候が影響しているのであろう。 夕食はホッケと寄せ鍋であったかくまた本当に美味しい食事でした。
翌12/31大晦日も天候は良くない。 昨日とは打って変わって冷え込み(とは言ってもこの時期では暖か?)−10℃程度この後も気温が上がるどころか天気予報は、冷え込む方向。 とりあえず本日は、行者小屋に行って天候待ちとする。
途中、中山展望台に寄ってみたものの展望は全く( ´ゝ`)無し。
同じく写真目的で登られて来られた、山岳写真家の方もそそくさと赤岳鉱泉に戻られるとのこと。
こちらも、行者小屋にチェックインする。 写真山行なので写真が撮れないとやることがない。
行者小屋には、一人若い女性の方がいて何とFUJI GF670WIDEといったマニアックなカメラの持ち主であった。 話を聞くと体調が悪くて、山頂を諦め同行者の帰りを待っているという。 しばしカメラの話題に花が咲き楽しい時間を過ごすことに。
途中天候が幾分回復したので、惜しくも目的の撮影のため、地蔵尾根を途中まで上がった。
昨日の暖気の影響か霧氷がびっしりと木々が冬化粧した姿は、息を呑むほど美しい。
中山展望台にも向かうがやはり展望が望めず、小屋に引き返す。
小屋で昼食を取り再び天候待ち、年末年始八ヶ岳で同じく山岳写真を撮影される方は私たち以外2名が居て、1名は知人の方でマミヤ7IIをもうひとりは九州から来られた方でペンタ645D皆さんヽ〔゜Д゜〕丿スゴイ 総勢4名で天候を待ち。
やがて、山頂付近が明るくなり、展望荘が見えてくる。 大同心、小同心も見えるが青空が欲しい。
冬場の写真撮影は寒さだけで大変なのにカメラの扱いも難しい。 そのまま室内に入れると結露で故障の原因となる。
私以外3名の方は皆ラムダの山岳バックでそのまま屋外に放置して結露を防いでいた。 私は、ジップブロックにカメラを入れて対策したのだけどやっぱり面倒。流石手馴れたもんだ。
結局この日も午後2時には、切り上げ。 写真仲間とワインで乾杯。 大晦日の行者小屋には、30名弱と少なめ。 夕食はビーフシチューに別注文の年越し蕎麦と美味しくいただいた。
酔いも回って、涸沢のキャンプ場の写真を意識して行者小屋のテント場を撮影。
最近購入したK-01でISO=1600 30秒で撮影 中々良く撮れたと自画自賛。
21:00に就寝。
翌元日、空気は昨日より更に冷え込み、雪を踏むとキュキュと鳴り響く。山頂まで晴れ渡ってはいないが青空が見え幾分期待できそうな天候。 行者小屋からは、文三郎尾根を登る登山者が手に取る様に見渡せる。
その鈴なりの登山者を撮影後、中山展望台に移動。
阿弥陀岳、赤岳と山頂に取り巻く雲が流れる。 気温は手元の温度計で−13℃。 雲が取れるのをしばし待つ。 やがて赤岳山頂がうっすらと顔を出す。 その左には2013年初日の出。 雲を見るを虹色に輝く彩雲が出ている。 無心にシャッタを切る。 10分程度で再び雲の中。 1時間30分ほど粘ったがここまで。
帰路は、赤岳小屋まで雪の造形をゆっくりと撮影し冬の八ヶ岳を堪能した。 今回は、シリオの革靴だったが、−15℃近くでは、やはり本格冬靴やオーバー手袋などの防寒が必須だ。
寒さ対策など事前に把握する意味でも安全なこの山域に入って確認することも必要であると実感した。
赤岳を目指すなら、ピッケルだけではなく、セルフビレーが出来る様にハーネスなど準備が必要だ。 結局晴れ渡った八ヶ岳は拝めなかったが、出会った人たちなどから色々と思いで深い山行となった。
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