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Yamareco

記録ID: 2605223
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ハイキング
奥武蔵

また雨、そして吾野駅から前坂に登る昔の道の調査(吾野駅→前坂→大高山→天覚山→東吾野駅)

2020年09月27日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.7km
登り
537m
下り
578m

コースタイム

日帰り
山行
3:48
休憩
0:14
合計
4:02
7:46
46
8:32
8:36
47
9:23
9:28
90
10:58
11:03
45
11:48
5日前に蕨山に登って体力筋力の衰えが著しいのを悟り、これは間を開けてはいけないと天候がすぐれないのを承知の上で今日行く事にしました。土曜日は雨でしたが、日曜日なら曇で行けそうだったので。
結果はダメな方向に出ましたけど…

曇天となればずっと樹林帯を歩く飯能アルプスが良かろう、未だ5日前の疲れが抜けきっていないから前坂・天覚山の間が程よいだろうと言うのが今回のコース選択の理由です。
あと、実は吾野・前坂間で再確認した事があったので。
天候

ただ、下界は曇のち晴れだったみたいですね。
私もひまわりの雲の様子とか見て予報どおりに今日は曇だろうと思って今日のコースを選びましたが、電車が高麗駅にさしかかった所で日和田山の金刀比羅神社が雲で見えない程に雲が低かったのを認識して、うわーと思いました。今日は雲の中だ。それ即ち雨と言う事。

予想どおりに前坂に登る途中から雨となりました。
でも東京に戻って中山競馬場第11Rオールカマーでカレンブーケドールがまたまたまたまた2着になる頃には日も射していました。
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き
吾野着7:40
今日の天気予報は悪かったので空いていました。
空きのボックス席もあり。

帰り
東吾野発12:14
こちらも空いていました。
コース状況/
危険箇所等
・吾野駅→前坂
前回8/22は8/28のステラのまほうのたまちゃんの誕生日絵の背景とする為にアズサズ林道の起点の写真を撮りに寄りましたが、今回はまっすぐ吾野湧水へ。
そして普通に前坂まで登ります。
ここは以前から何度も何度も書いていますが、下部と中部以上とでは登山道の斜度がかなり違っています。

・前坂→大高山
今日は前坂に登る過程で雨でもう身体がビショビショになってしまい、途中からコンディション最悪でした。なので前回の真夏以上にへばった歩きになりました。
ただ、体力筋力的には苦しくはなく、そのとおりで平坂飛村林道との交差迄はかなり平坦です。
大高山直前で急坂を登ります。

・大高山→天覚山
まさに飯能アルプス。登ったと思ったら下る。これの繰り返し。
初心者の頃はこれがきつくてきつくて心が折れそうになりましたが、もう大分慣れてしまって、確かに大変だけど登りもそんなに続かないよねと思うと心に相当余裕が出来ます。
吾野ノ頭(私は甲仁田クランクと呼んでいる)もバリケードや道標が完備されてもう絶対迷わないですね。

・天覚山→東吾野駅
天覚山は445m、東吾野駅は172mで、標高差がなんだかんだ言っても300mもありません。
なので足を滑らせない様に気をつけて下れば長い距離の下りにはならず、そろそろかなと思った頃に東吾野の集落に出ます。
その他周辺情報 トイレは吾野駅と東吾野駅にしかありません。
両駅には靴を洗う場所があります。
7:46に吾野駅を出発します。
見て下さい。雲があんなに低くたれこめています。前坂は完全に雲の中ですね。
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7:46に吾野駅を出発します。
見て下さい。雲があんなに低くたれこめています。前坂は完全に雲の中ですね。
登山道に入ります。
が、よく見て下さい。これまでに何度も見ていた筈ですが、前回ぎょっとした看板があります。
「立入禁止!!」
え?ここ、登山口でしょ?
どうして立入禁止なの?
実は立入禁止とは登山道に沿わずに、看板方向に突き抜けるのは立入禁止と言う意味の様です。
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登山道に入ります。
が、よく見て下さい。これまでに何度も見ていた筈ですが、前回ぎょっとした看板があります。
「立入禁止!!」
え?ここ、登山口でしょ?
どうして立入禁止なの?
実は立入禁止とは登山道に沿わずに、看板方向に突き抜けるのは立入禁止と言う意味の様です。
登山口から10分弱。
ここまでは細かく九十九折して、でも結構な斜度のある登山道でしたが、ここから一変します。右が登山道の続きです。
でも左に緩そうな下りの道がありますね?
ちょっと行ってみましょう。
登山口から10分弱。
ここまでは細かく九十九折して、でも結構な斜度のある登山道でしたが、ここから一変します。右が登山道の続きです。
でも左に緩そうな下りの道がありますね?
ちょっと行ってみましょう。
少し行ったら崖になって道が途切れてしまいました。
その先は斜面がえぐれていて、こちらがわの様な樹林帯ではありません。
少し行ったら崖になって道が途切れてしまいました。
その先は斜面がえぐれていて、こちらがわの様な樹林帯ではありません。
登山道をそのまま登ると、そのえぐれた空間の上に出ます。
先の方が明るいので樹林帯が無いのが分かります。
また、草に埋もれてはいますがコンクリート擁壁となっています。
最後でまとめますが、実はここは20年程前に土砂崩れがあった地点なのです。
ともかく前坂に登りましょう。
もう身体はビショビショなんですけどね。
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登山道をそのまま登ると、そのえぐれた空間の上に出ます。
先の方が明るいので樹林帯が無いのが分かります。
また、草に埋もれてはいますがコンクリート擁壁となっています。
最後でまとめますが、実はここは20年程前に土砂崩れがあった地点なのです。
ともかく前坂に登りましょう。
もう身体はビショビショなんですけどね。
8:32 前坂に到着しました。
コンディション悪くて、気温は高くないけど飲み物休憩しないでは居られない。
8:36に出発します。
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8:32 前坂に到着しました。
コンディション悪くて、気温は高くないけど飲み物休憩しないでは居られない。
8:36に出発します。
9:11 大高山直前の道迷い地点。
今回は左方向にはちょっとしたバリケードがありました。
近くに枝が落ちてないのでこのままにしましたが、もっとバリケードを補強したいですね。
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9:11 大高山直前の道迷い地点。
今回は左方向にはちょっとしたバリケードがありました。
近くに枝が落ちてないのでこのままにしましたが、もっとバリケードを補強したいですね。
9:23 大高山に到着しました。
ここでも軽く飲み物休憩。
9:28に出発します。
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9:23 大高山に到着しました。
ここでも軽く飲み物休憩。
9:28に出発します。
9:42 仲良しの大岩に到着です。
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9:42 仲良しの大岩に到着です。
以前はこの道標で「プロのみ」と書かれているのが愉快で「プロのみの大岩」と呼んでいたのですが、もう「プロ」しか見えなくなってしまいました。
と言う事で、ヤマノススメであおいちゃんとここなちゃんが仲良く休憩した大岩なので今回から仲良しの大岩と命名。
9:46に出発します。
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以前はこの道標で「プロのみ」と書かれているのが愉快で「プロのみの大岩」と呼んでいたのですが、もう「プロ」しか見えなくなってしまいました。
と言う事で、ヤマノススメであおいちゃんとここなちゃんが仲良く休憩した大岩なので今回から仲良しの大岩と命名。
9:46に出発します。
10:02 甲仁田クランクです。
青い矢印の様に曲がったかと思ったらまたすぐさま曲がる箇所です。
昔、バリケードも道標も無かった時代はここで絶対迷う地点でした。
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10:02 甲仁田クランクです。
青い矢印の様に曲がったかと思ったらまたすぐさま曲がる箇所です。
昔、バリケードも道標も無かった時代はここで絶対迷う地点でした。
10:58 天覚山に到着しました。
ここでもちょっとだけ飲み物休憩。
11:03に東吾野駅に向けて下山開始します。
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10:58 天覚山に到着しました。
ここでもちょっとだけ飲み物休憩。
11:03に東吾野駅に向けて下山開始します。
11:48 東吾野駅にゴールイン。
45分かかってる。
あれ?3年前の6/10は登りなのに42分で登ってるぞ。
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11:48 東吾野駅にゴールイン。
45分かかってる。
あれ?3年前の6/10は登りなのに42分で登ってるぞ。
本日確認したかった事に移ります。
この写真は9/5に撮ったものですが、赤い線の部分で21年前の平成11年8月14日午後7時28分頃に土砂崩れが発生し吾野駅迄その土砂がなだれ込みました。
不幸中の幸い、台風による大雨で運転見合わせをしていた最中に起きたので列車などに被害は無かった様です。
ここだけ森林がなくて吾野駅の近くもちょっと違う法面になっているのはその時の影響です。
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本日確認したかった事に移ります。
この写真は9/5に撮ったものですが、赤い線の部分で21年前の平成11年8月14日午後7時28分頃に土砂崩れが発生し吾野駅迄その土砂がなだれ込みました。
不幸中の幸い、台風による大雨で運転見合わせをしていた最中に起きたので列車などに被害は無かった様です。
ここだけ森林がなくて吾野駅の近くもちょっと違う法面になっているのはその時の影響です。
そこで最初の方の写真に戻ります。
あの「立入禁止」とはその土砂崩れ現場の中には立入禁止と言う意味なのです。
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そこで最初の方の写真に戻ります。
あの「立入禁止」とはその土砂崩れ現場の中には立入禁止と言う意味なのです。
これで分かりました。何故前坂への道の下部だけが少し斜度があって細かく九十九折してるのか。21年前に昔の登山道から付け替えられたからです。
では昔の登山道とは?
かなり検索したのですが写真等は出て来ませんでした。
しかし古い地図があるのではないか。
取り敢えずこれが現在の地図。
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これで分かりました。何故前坂への道の下部だけが少し斜度があって細かく九十九折してるのか。21年前に昔の登山道から付け替えられたからです。
では昔の登山道とは?
かなり検索したのですが写真等は出て来ませんでした。
しかし古い地図があるのではないか。
取り敢えずこれが現在の地図。
こちらは昭和初期の地図。
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こちらは昭和初期の地図。
重ねるとこう。
国土地理院の地図は登山道が結構いいかげんでズレる事が多いですが、
でも前坂への道の下部は明らかに土砂崩れの起きた方向に向いています(赤い線)。
昔は吾野駅の真裏手に道が繋がっていたみたいです。
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重ねるとこう。
国土地理院の地図は登山道が結構いいかげんでズレる事が多いですが、
でも前坂への道の下部は明らかに土砂崩れの起きた方向に向いています(赤い線)。
昔は吾野駅の真裏手に道が繋がっていたみたいです。

感想

前回8/22に大高山から吾野テレビ中継局へ下った時、土石流災害之地なんて碑があって、なんだこれはと調べていたら21年前の吾野駅裏手の土砂崩れに行き着きました。
結構近年の事件なのですが、記憶に残っていませんでした。

そしてそれが前坂への道の下部が中部上部と違うけど何故なんだろうと言う疑問に結びつきました。そうか、土砂崩れで道が失われたんだ。

多分こんな事は昔から奥武蔵登山してる人には「なんだ今更」な話なのでしょうが、何しろ検索しても前坂への道が付け替えられたらしいと言う情報が皆無だったので。

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コメント

はじめまして。

古地図と合わせて調べるのは興味深いですね。

とある方が、古地図に載っている村や仏閣を
里山の中で調べている様子を見た事があります。

わたしにはスキルが無いので叶いませんが
前坂の件はとても面白かったです。
2020/9/28 19:30
Re: 無題
こんにちは
前坂への道の変遷を楽しんで頂いて嬉しいです。
ここに書いた様に以前から前坂の下部は変だなあと思っていたのが思いがけない方向からきっとこうなんだろうと分かって面白い発見でした。
登山歴が未だ7年なので昔の山々がどうだったのかを探求するのは興味深いです。
2020/9/28 20:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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