【沢登り】霧島小谷川/確かに温泉だったの巻き
- GPS
- 04:52
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 267m
- 下り
- 95m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:53
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
15:00車〜9分で入渓ポイント(林道2km) 15:46帰り〜道の駅10分〜17:53コメ家(約2時間132km)、10km20分で宙自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉源は沸騰しているので手で触らないように! 若)野湯は硫化水素が危険な場所だ。空気より重いガスが溜まる場合があるので、風がない時には十分注意し、わずかでも頭痛や虚脱感など体調の変化を感じたら離れなければならない。 水温(入渓*、途中*、上流泉源近くの流れ込み20度、温泉地周辺*、泉源より上流*)ビデオで確認中 |
その他周辺情報 | 駐車場1day500円、車中泊したら翌朝も支払要請のカードがフロントガラスに挟んであるよ。 |
写真
装備
共同装備 |
ロープ20m
生卵
|
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感想
前日の夕方、あずまやで飲んでいると一旦通り過ぎた外国の女性が私たちに話しかけてきた、韓国岳の登山口を探しているとのこと(英語)。
あっちだよと言うも。「若さんが」登山口まで一緒に行きましょうとのことで、「ほいきた!」と私もついて行く、話す英語は中学英語レベルだ。
ロープが張ってあるけど大丈夫ですかとのことなので、公園整備のためと伝えた(リノベーションって返事が来たな、、、)
それと新燃岳が数年前に爆発したことや、異常な臭いの時には気を付けてと。
聞けばドイツから来てあっちに泊まってるとのこと。
俺のYouTubeアカウントを宣伝した。
夜、いつも通りいろんな話で盛り上がった。
朝、駐車場にはかなりの台数のクルマが入っていた、団体さんが現地集合で韓国岳登山なのだろう。
前日の夜のドイツ人女性二人組は既に入山しただろうか?
ゆっくり起床してのゆっくり入渓。
あ、出るときには車のフロントガラスに通し番号入りの料金徴収の札があった、聞けば初日だけではなく朝方出る人も二日目の料金を頂いているとのことでした。
入渓ポイントまで3台で移動して1台を上流部の広い駐車スペースにデポする、、、帰ってきたら若さんが沢靴をデポした車に忘れてきたって、、、出ようとしたら今度は若さん号の鍵をザックに入れてて、上に取りに行ったら今後は鍵がないとなるところだったアブナイアブナイ。
で、いつもの入渓宣言。
今回は沢水の体感温度確認も込めて真夏装備(ファイントラックのメッシュと同社の薄薄長袖シャツ)で入渓する。
最初浸かったときは冷たいように感じだけど、すぐ冷たくないような気がしてた。
進む、苔の色が赤茶けているのは温泉水だからか?堰堤が二、三ヶ所あって都度巻いていく、堰堤の巻きは難しくない。
大きな滝が出てきた10mとは言わないか?じゃんけんで勝った若さんがお尻にバックロープ赤をつけて登り始めた、ビデオを回して撮影する。
真ん中を抜けていくが3段?くらいの見える、最初の1段までは見ていられたが中段に来て手や動きが止まったのを確認、笛を吹いて合図を出した。
これ以上は危ないと判断し、コメちゃんと俺が上からロープを出すべく右岸(左側)から巻いて進むのだが、今日のロープは若さんのバックロープのみしか携行していない。
なので若さんのバックロープ末端(先端は若さんが保持)を持って巻き体制へ、あ、ビデオはHOLDモードにしてて回ってなかった、、、カメラをポケットに入れる。
コメちゃんがバックロープを手持ちで進むが、1ヶ所邪魔な木があってロープを持って上がれない、なので一旦受け取って沢ギリギリのところに俺が移動する、滑りはしなかったが、、、
その間バックロープ末端をビレイループにクローブヒッチで止める。コメちゃんが沢上部に到達したが本来の目的である「若さんバックロープ」を渡すことがこのままでは出来ない。
今度は「俺のお助けロープ5m」を巻いたまま投げ上げた、何とか届くところに着地、コメちゃんお助けを回収して木にFIXで投げ降ろす、が5mでは届かない、登る距離は約4メートルか?
細い木が横に伸びててその木は死んではいない木だったので補助で掴んで上に登る、しかしやっぱり2メートルは届かない、、、幸い指先4本が入る小さく細いクラックが横向きにちょうど良い間隔で見えた、横から危なくないか心配しているような声が聞こえたかもしれないが、岩質も安定しているので上がる、何とかお助けロープに届いたが掴んで上がるのには難しい、末端をオーバーノットで輪を作り、環付きカラビナクイックドローでビレイループと連結しホッとした、あとはゴボウで登れるだろうそんな斜度だった。。
しかし若さんはそんな中、俺らのロープを待っているはずだ。
若さんの位置からして、コメちゃんが支点構築してくれた「岸際の場所」では滑落時に振られそうなので、沢の流心の大きな岩に変更してもらう、俺のお助けロープで輪を作って岩に回してFIXして、そこからガイドモードで登ってもらう。
笛で合図した、、、滝を覗きに行く、、、若干中心がずれているのでよりフォールラインに引き上げるために、ロープ位置を若さんが余長を出した隙に足元の段差に掛けた、、、これで滑落しても大丈夫だろう。
ここで心配だったのは、お助けロープを輪にして掛けた岩の形状が若干傾斜していること、もし滑落して荷重が掛かった際に抜けないか、これは三角関数と摩擦係数で算出されるが、、、今回は長時間待たせたこともあり少し見守って(頭で計算し)判断したことを付け加えておく。
足元グリップを確認して覗き込むと若さんが見えた、動画だ動画、、、あ、ポケットで動画が15分回ってた、音声確認してみよう。。。
若さんが登り切ってホッとした顔を見せてくれた、良かった。
さて、下で心配してくれているご夫婦の補助に入ろう、あ、山斜面を登ってもらおうと思ったらカリントーさん(奥さん)が既に俺の危ないラインを登り始めてるやんけ!!
しかしこのラインは二段になってて木も被っているので補助ロープは中段にしか降ろせない形状、、、パパさんは最下段だ、、、
段取り考えて、奥さんに渡った補助ロープを最下段のパパさんに渡してもらい、パパさんを一気に上がってもらう。
終わったら、中段で待っているカリントーに投げおろし効率よく補助出来た、カリントーさんが中段に上がってくれてて結果オーライだった。
全員「安ど」の表情だった、今回の滝で一番難所だったかな。次の難所は温泉噴出に片足が落ちた場面だ、、、後述
次の大滝のちょっかに行くと物凄い風圧、、、また少し寒く感じる、直下の威圧感は今まで経験した滝の中でも一番だった、落水が起こす風速は8〜10mはあろうか?
右岸(左側)を巻いた、巻き道は明瞭だった、巻き終わった上部は登山道のように平たんだった。。。
その大滝で昼ご飯とした。
甌穴もあり温かい水で温泉気分を味わう(その1)
何か所か泳いで取付いたが泳力を使う、なので取付きの水流が弱いところを狙っていく必要がある。
また取付いても手掛かりが手探りでわずかなカチだったりして、次の手を迷っているうちに水流に体勢を剥がされたところもあった、膝が付ける形状だったので工夫も必要。
堰堤でコメちゃんが飛び込む、カリントーさんは斜面を降りながら途中で飛び込もうとしたがほぼ下に付く寸前で飛び込んだ、最後は若さんがメガネを外してダイブ。。。尻が付いたらしい。
そこからほどなくして沢も川に形状を変えた辺りで硫黄臭がしてきた、、、
脇から流れる水温を計ると18度だった冷たい。
上がるにつれ温泉の湯の花が体積したような白い川底になってきた、水温を計ってて出遅れた先を見るとみんながいるところは温泉だった。
川岸に自転車があった、ロードタイプ、お、海パン一丁のムキムキマッチョマンが!!
温泉に入りに来た、で私たちはどこから来たの?的に不思議に思われたので沢登りを説明した。
温泉卵を作ろうと泉源にザルを落とすの手伝ってて、片足が落ちた、、、今回一番のリスクだった。
幸いつけたところはそれ程熱くなかった、その場の雰囲気も見て近づいてたつもりだが、ここはわずか50cm〜1mで100度になる、いや水中だと10cmで冷水から極熱温泉水になるから十分注意が必要だった。
半熟卵(6分)とシャウエッセンをごちそうになって、マッチョマン(奥方が来るとのこと)で残りのシャウエッセンを渡してくる。
しばらく着たままで温泉を堪能した。
しかしこの温泉水の中でもユスリカの幼虫(赤虫)は生息していた、、、それこそそこらじゅうの岩にいた。
蚊柱(かばしら)を作るユスリカってどんな虫?蚊ではないって本当?|その他|害虫なるほど知恵袋
https://www.earth.jp/gaichu/wisdom/sonota/article_001.html
充分堪能して脱渓して林道に出て左へ、、、20分ほど林道歩き(クロックス系でOK)してデポした車に全員乗って入渓ポイント戻った。
楽しいひと時をありがとう。
【追伸】
明け方の星空はとても美しかった、その壮大なそらに一筋の流れ星が、、、
その数時間後、訃報には愕然とした、、、沢登りの最中も時々思い出してはなぜを繰り返していましたが、遠い世界のことですので解が出るわけでもなく、、、
つい数日前に「ミス・シャーロック」のテレビ録画を見たばかりで彼女の美しさを再認識して、録画を消去してしまった。。。
竹内結子さん、ご冥福をお祈りいたします。
【携帯電波】格安SIMスマホ(Docomo回線)概ね良好?
【飲料】0.2L消費(0.5L準備)【食料】:魚肉ソーセージ、チキンラーメン携行食
【ウェア】
サイズメモ:WorldPeace!:SSブログ
https://chu813.blog.ss-blog.jp/2009-09-30
■上下インナー:finetrack「パワーメッシュ Tシャツ/ボクサー」
■上半身:finetrack「ドラウトエアジップネック(長袖襟有り)」
ユニクロ「ドライEXフルジップパーカ(黄)」(予備、着なかった)
■下半身:
ワークマン「AERO STRETCH クライミングパンツ
■下着パンツ:モンベル「ジオライン L.W. トランクス」
■レインウェア:ダンロップ「ペラペラな薄手の紫」
■手袋:ワークマン「N-220匠の手中厚手ゴム手袋(195円)」、
■靴下:ユニクロ「中手」
■ブーツ:沢登り:鮎タビ(先丸中割れ)LF-970、サイズM(25.0〜25.5cm)、水抜き装置採用、爪先ガード装備、@4000円程度、脱渓付近に車をデポしたので下山時靴は用意せず、クロックス系でもOKだった。
■ザック:モンベル「サワークライム パック 40(2020年6月アウトレット品)」(#1223369)、「ライトドライバッグ 15L(2012年)、灰色」「ドライバッグチューブ 20L(2020年6月)透明」
■帽子:Daiwa「キャップ赤」(浅いタイプ)
■ヘルメット:ブラックダイヤモンド「ハーフドーム」
【体重】0.*kg減量
【装備】*kg
【筋肉痛】
当日:足首回り
翌日:足首回り、腰
筋肉名称を覚えよう!|筋肉名称,筋肉,名前,筋肉図,イラスト
https://muscle-guide.info/
【車中泊】
■寝袋:モンベル#5
■靴下:ユニクロ「中手」
■上半身:finetrack「ポリゴン4ジャケット」、ユニクロ「Tシャツ」
■下半身:ワークマン「DIAMAGIC DIRECTウォームクライミングパンツ
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コメント
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俺も笑った(笑)
シャウエッセン書きませんでしたが、、、
わかさん、赤いロープは20mだっけ?
ミカンも茹でたな(笑)
ロープは20mです。
ここ行ってみたい
まじで温泉沢ですか〜
ギアがくさくなりそうですが
帰り着くまで硫黄臭かったよ(笑)。また九州遠征においで〜★
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