シャクチリソバとレイジンソウに満足の花散策

2020年09月29日(火) [日帰り]

• GPS: 08:30
• 距離: 34.3km
• 登り: 434m
• 下り: 427m

天候

晴れ

アクセス

自宅 - 小宮公園 - 長池公園 - 自宅 間の移動は自転車

写真

今日も八王子の浅川土手を走り小宮公園へ向かいます　朝日を浴びた陰が気になり初自撮り　リュックのせいで何か寸胴に写ってしまった(笑)

今年は何故か白の綺麗なシュウメイギク(秋明菊)に出逢わなかったのがやっと小宮公園近くで見つかりました

小宮公園で最初に印象的だったのは白いコスモス(秋桜)の花です　白は「優美」、赤は「愛情」、ピンクは「純潔」

今年はこの花には出逢えないかと考えていました　シャクチリソバ(赤地利蕎麦)　

昨年北横岳の帰りに八ケ岳エコーライン沿いに咲いていた一般的なソバの花より綺麗な気がします

本当に小宮公園のナンバンギセル(南蛮煙管)の開花は遅く今頃満開になってきました

道の辺の尾花が下の思ひ草今更さらに何をか思はむ 万葉集に詠まれた「思ひ草」はナンバンギセルだそうです

とにかく小宮公園では鳥と出逢えない　弁天池にカワセミと言う情報で来てみると何時ものカルガモ(軽鴨)　　

小宮公園の園内ではヤブラン(藪蘭)が沢山実を付けています　来年こそはレンジャク(連雀)さん来てね

ツルボ(蔓募)はもう雑草状態で至る所で咲いています　ここにもヤブランの実

ツリフネソウ(釣船草)の群生地に長い口吻(こうふん/口さき)を持つホウジャク(蜂雀)を探しに来ましたが目に入ったのはヤブマメ(藪豆)

帰りに再度シャクチリソバ畑に立ち寄りました　茎の根元が赤いソバでインドやチベット高地原産のソバ　今では食用には使われないとか..

遠くから見てもこの花の美しさは全く分かりません　タデ科の花は美しいものが多いです

これがソバ畑です　この花のことを知らなければ遠くから眺めているだけでしょう

コアラでお馴染みのユーカリ木に実が生っていました　植物ですから当然と言えば当然ですね

アオハダ(青膚)　内皮が緑色をしていることから付いた名前らしいがその赤い実　これを食べに鳥が来ると言うのですが...

輪生に咲くツリガネソウ(釣鐘草)　今年初めてのまともな個体との出逢いです

マルバハギ(丸葉萩)は高く天に向かって伸びる萩なのでしょうか　2mどころか4、5mにもなっています

アキノノゲシ(秋の野芥子)　往路では気が付きませんでしたが復路で浅川土手に沢山咲いているのを確認しました

次は先週行った長池公園へ行くのですがその前にイボクサ(疣草)のその後が気になって長沼経由にします

ヤブマメ(藪豆)も小宮公園よりもしかすると綺麗かも知れません

近くにはミゾソバ(溝蕎麦)がイボクサに負けずに綺麗に咲いていました

イボクサは地面に近い湿った所で他の植物の葉に隠れたりして咲いていますがこのイボクサの花には日が当たっていました

長池公園へ行く途中又寄り道をして散っては咲く不思議な花ボタンクサギ(牡丹臭木)の撮影です

この近くに昨年は咲いていたアオツヅラフジ(青葛籠)は今年は見当たらず未だ黄色いカラスウリ(烏瓜)が綺麗でした

8月末に長池公園の帰りに立ち寄っったツリバナ(吊花)の木のある場所　大変見頃になっていました　

9月8日に平山城址公園で撮影したものよりはるかにツリバナの美しさを出し切っていてとても満足

東京都立大学(旧首都大学東京)の構内を抜け南大沢駅前通りのナンキンハゼ(南京櫨)の紅葉は早過ぎ　ほんの数枚だけです

同じナンキンハゼの別の木　こちらは全く紅葉は無く実も未だ青い状態　後ろは三井アオウトレットパーク多摩南大沢

長池公園到着です　マユミ(真弓)の実は未だ本来の綺麗なピンク色になるには時間が掛かりそう

カラスノゴマ(烏の胡麻)　1か月前の小山内裏公園レコで既出ですが「ながいけの道」で満開です　このシャープな形が印象的

コメナモミ(小雌ナモミ)　メナモの茎の白く長い毛がこれにはありません　いづれにしても見頃はこれからです

アオジソ(青紫蘇)のピンクの花　普通はアオジソは白　アカジソは赤　しかしこれはピンクです

先週ここで蕾を発見　1週間後に是非再訪したいと考えていた長池公園かたくり観察路　今年綺麗に整備され歩き易くなりました

咲いていました　アズマレイジンソウ(東玲人草)　もう少しすると紫色が濃くなり綺麗に変身すると思うのですが...

昨年はここでは開花を確認出来ず　東京薬科大学薬用植物園のものを撮影しましたが現在コロナで休園中

イヌヤマハッカ(犬山薄荷)　遠くに咲いていて明確ではありませんが上の花びらには縞模様がないのでヤマハッカではないでしょう

ヤブマメ(藪豆)は各所で咲いています　同時期に咲いているのはキンモクセイと似ているが今年は何故かキンモクセイの開花が遅い

第一デッキのミゾソバ(溝蕎麦)　ここのミゾソバは開花が遅いがこの様に金平糖みたいな綺麗な花を付けます

まあ好きな花なので今回も撮影してしまったサクラタデ(櫻蓼)

タイアザミ(大薊)　アザミの花に昆虫がやってくると「雌しべ」が長く伸びて筒状の中に貯まっていた花粉を押し上げます　右がその状態

キミノガマズミ(黄実の莢迷)の実　ここでしか見たことがないので毎年撮影してしまいます

マヤラン(麻耶蘭)　夏と秋に二度咲する株もあるらしい　今年の夏は長池公園では確認出来なかったのでラッキー

これが普通のガマズミ(莢迷)の実　どちらが好きかは好みの問題ですね

さて、長池公園の自然館で寺澤谷戸公園の花情報をゲット　まさかのイボクサ(疣草)　長沼のものより綺麗じゃないか...

アゼトウガラシ(畦唐辛子)　下唇中央に黄斑がある筈なのですがこれは違う花かな...

田んぼの畦道を覆い隠すヒガンバナ(彼岸花)

ミゾカクシ(溝隠し)　田んぼの溝が隠れるほど繁殖するというのが名前の由来と言うがその通りでした

先程の畦道に咲く彼岸花の一番遠い所にクロアゲハ(黒揚羽)が飛び回っていました

田んぼの中は立入禁止なのでどれも遠くからの撮影ですがそれでも雑草なのにこの綺麗さには大満足でした　

最後はゴンズイ(権萃)　黒いのが実で赤いのは袋果だとか　この後黒い実は落ちてしまいます

本日の代表写真　テーマにあるシャクチリソバ(赤地利蕎麦)とアズマレイジンソウ(東玲人草)　そして今週も登場のイボクサ(疣草)

感想

ランツベルク

先週長池公園でアズマレイジンソウ(東玲人草)の蕾を確認、これは1週間後に又来なければと計画しました。その前に小宮公園で何か目新しいものはないかと考え行ってみると今年初のシャクチリソバ(赤地利蕎麦)とのご対面です。この花は好きで東京薬科大学に毎年咲くのを楽しみにしていたのですが今年はコロナで休園、諦めていただけに嬉しい出逢いでした。

長池公園では期待通りに東玲人草が開花していました。これで大満足だったのですが自然館に立ち寄ると先週行った寺澤谷戸公園の植物情報をゲット、何と又イボクサを堪能することが出来、大満足の花散策でした。

Landsberg