黒鼻山〜膝丈ラッセル満喫、快速登山者をみた
- GPS
- 04:34
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 354m
- 下り
- 347m
コースタイム
10:50黒鼻山-11:18〜33北泉方面へちょっと往復-11:50 800m地点-12:15関口-12:37泉ヶ岳大駐車場
天候 | 小雪時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 関口-800m地点位は赤テープの他道形も大体わかる 800m地点〜稜線上は道はよくわからないが赤テープところどころ |
写真
感想
昨秋泉ヶ岳頂上から眺めたとき黒鼻山の長い平な頂稜が妙に印象的だった。調べると夏道はなく、冬季雪の上を辿って登るという。昨日蕃山軽ハイクから戻り、さて明日も天気はまずまずなどと思っていたら、急に頭痛がし始めた。風邪がぶり返した?とりあえず早めにふて寝。その分早めに目が覚めると、頭痛は大分治まった。ならばと、半日コース限定で行けるところまで(12:55のバスで帰れるよう)、頭痛が出たら引返すと自分に課して、気になっていた黒鼻山へ。
小雪がちらつく中、関口につくと肘川を渡る方向へとトレースが付いている。肘川を渡ってもくっきりしたトレースが続く。こりゃ楽だとトレースを辿っていると、ルートが尾根上に曲がると思われる当りでルートを左に外れ沢の方にそれ始める。そのまま着いていくと沢状のところで引き返した様で、トレースが途切れる。しまったと思ったが、仕方ないので時折腰まで潜りながら右手尾根上に出るとトレースはないがわずかにところどころ道形がわかる。ルートは急斜面では結構ジグザグを切っているようだ。スノーシューでもほぼ膝まで潜るラッセルは、急傾斜だともっと深くなる。距離は長いがルートを辿る。遅々として進まないが、日も差し始め、サクサクの雪を踏むのは気持ちいい。やっと傾斜が緩む800m付近に登り着いたところで、後ろから急に声をかけられる。ワカンの単独の方で、ラッセルの礼を言われ、ここから行けるところまでラッセルすると言って先行される。
ありがたくラッセル跡に付いていくが、あれちっとも追いつかないぞ、いやむしろじりじり離れる。それにしてもラッセルなのになんて歩幅だ。せっかくのラッセル跡なのに、歩幅を合わせようとすると結構きつい。ちょっと写真でも撮ろうものならどばっと差が開く。稜線に出て黒鼻に向かって降りる途中で姿が見えなくなり、天気も再び雪が舞い始める。頂上手前の深雪帯でやっと後姿をとらえる。
黒鼻頂上は南側が開けているが、本日は展望なし。ワカンの方に礼を述べると、先週も北泉から黒鼻を歩いたが下りは楽なんですよね、今日は北泉までは無理だが途中まで行って降りるなどと話されるが、そもそも規格違いですな。
帰りは往路を戻るが、黒鼻のテラスとやらを探してと思ったが、よくわからず雪が強くなったので途中であきらめ、かと思えば多少時間があるので稜線から下る前に北泉へのトレース(先のワカンの方が付けた)をちょっと辿ってみたりして、800mコンター地点で小休止。ここからは、トレースにとらわれず一直線に下るのが超楽しー。楽しいのはあっという間で、関口に降り着いた。途中採草地で遊んでも、予定のバスに余裕で間に合ったのでした。なんとか、頭痛とか、風邪はぶり返さなかたようです。
快速のワカンの方の様な歩き、小生には(若い時でも)とても無理ですが、雪山をより安全に歩くにはもう少し体力も戻さないとと思いました。
黒鼻山、派手ではないが静かで落ち着いた森の逍遥、もっと天気のいい時、ゆっくり訪れたかったですね。
コメント
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その快速の方は、黄色い上下の方ではありませんでしたか。去年2回、同じ快速の方にあっていて、黒鼻の主って密かに呼んでいましたよ
*私の記録に後ろ姿載せちゃいました。
黒鼻の尾根は、標高差はあまりないですが、ノートレースが基本なので、ラッセル苦しいですね。お天気がいいとそれなりに楽しいけど。
黒鼻のテラスは、地図上で西に逸れられた所、小高くなっていますが、そこを少し降りると展望があるんです。今は木が少し伸びてるかなあ
黒鼻山に目を付けたとき、ルートは山レコで予習しました。もちろんkiyoshiさんのレコも読ませていただいており、そのワカンの方の歩きを見た時、kiyoshiさんの記述を思い出してました。
黄色の上下、まさにその通りでした。先行された時、古式泳法の抜き手のような感じで足を弧を描くように次々前方繰り出していくのです。その歩幅、平地では1m近く(ラッセルでですよ )。トレース済みの山頂からの戻りときたら、その方のほんの少し後に出立しましたが・・・、もちろんあっという間に見えなくなりました。しかし、まさかラッセルの人に追いつけないとは・ 。
黒鼻のテラス、再訪のチャンスがあれば今度はきっちり行きたいと思います。
山容や稜線に憧れて、そこを歩いてみたいと思います。
そしてそこが展望もよかったらもっと感激しますが、
今の時期ではそう高い山には登れないので、
地図を見ながらルートを前もって考えては雪上を歩く。
それができるこの季節は一番好きな季節です。
そうですね。雑物を覆い隠す厚い雪は、山稜の本来もつ美しいフォルムを単純化して際立たせるだけでなく、人が設けた登山道などの境界をも覆い尽くし、そこに遊ぶもののフィールドを広げてくれるも大きな魅力なのかもしれませんね。
年に2、3回薄い積雪をみる程度の瀬戸の島に育った小生ですが、横浜に出て山を始めてからは、へたれながらも、冬も八ヶ岳あたりまでは何度か出掛け、それなりに深雪も経験したことはあります。でもこちら東北に来ると、付近の数百mの低山でもつぼ足では難しいほどのラッセルが必要になる(否、ラッセルを愉しめる? )んですね。そんなプチ雪山遊び、結構くせになりそうです。
でも、もともとスポーツというより生物好きから山に入ったので、様々な生物(最近は もちょっと)に出会える春から夏のほっつき歩き、好きですね〜。でも、年食うごとに錦秋の秋も捨てがたくなってきた。て、欲張りでしょうか 。
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