浅野川 大杉谷 熊と遭遇
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 642m
- 下り
- 642m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ラバーソールを使用 結果非常に滑るが後半のスラブにはバッチリ効く ・CSのような6m滝の直登は厳しい 巻道もそれほど良くないが支点は取れる。 ・後半のスラブでの滑落に気をつけて ・登山道までの藪漕ぎはほとんどない |
写真
感想
今回は所属山岳会の同期K村さん(歳は大分上)と地元浅野川の沢に行くことに決めた。
以前から’医王山の沢’に行きたいと思っていた私であるが、なかなか興味がある人もいない。豊吉川は仕方ないので単独で遡行した。
やはり単独では危険が多いので、色々声をかけた所K村さんが行こうと言ってくれた。
K村さんは釣りをメインに沢登り・山スキー 時々フリークライミング・アイスクライミングをこなす渋い男である。
渋いだけではなく国立のK大卒というインテリぶり。加えてタンザニアに居たというし本当に面白い人という言う他表現しようがない。
大杉谷というあまり聞かない沢であるし記録もほとんどないが今回行って本当に良かった。
入渓してしばらくは本当に何にもなく少し冷や汗をかいたが、途中から悪い雰囲気の沢になり滝のオンパレードになる。
直登が難しい沢も出てきてロープを出す。中盤には大きな滝も出てきて’こんな沢にこんな滝が’と驚かされる。
加えて後半は怒涛のスラブ地獄で非常に面白いクライミングを楽しむ事が出来た。
個人的には素晴らしい沢だと思うし、いつも入門沢ばかり言っていて少し物足りない方にはぴったりの沢ではないだろうか?
厳しい滝あり、嫌な巻きあり、スラブあり ロープを出せばロープワークの経験も積むこともできる。
是非石川県民だけではなく多くの遡行者で賑わって欲しい沢である。
実はこの遡行で熊と鉢合わせになった。
中盤の簡単な場所を歩いている時、水線上に倒木があったので少し横に逃げながら草をかき分けて進んでいる時と
目の前に大きな黒い塊が見える。本当に目の前・・・2mぐらいである。本当に大げさではない。ちなみに匂いは全くしなかった。
完全にびびった私はすぐに踵を返してk村さんに報告、私は熊の背中しかみておらず顔もみていない。
K村さんが熊を威嚇するとすぐに熊は斜面を駆け上がっていった。
熊のサイズは非常にデカく、あの大きさで襲われたら簡単な怪我では済まないだろう。
’熊の目撃情報’は度々ニュースで流れているが、まさか私が目の前役2mで目撃するとは思ってもみなかった。
私はいつも熊鈴を携帯していないし、今回も携帯していなかった。効果がどれほどか分からないし、煩いから敬遠していたのだ。
だが今回思ったのは人間から何かしら音を出していればこれほど近くで鉢合わせる事はなかっただろう。
熊には全く責任はなく、人間は勝手に熊のテリトリーに侵入しているだけである。
次回からは熊のテリトリーに入る際は少し大げさな挨拶をしなければならない。
帰りは綺麗に整備された登山道を降るだけ、また医王山の登山道が素晴らしく楽しい。
行きも帰りも何一つ不満が出ない山行になるとは入渓した直後には思いもしなかった。
是非オススメしたい沢である。
詳しくはブログをご覧下さい。
https://yamajinmagazine.com/sawanobori-21
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