飯豊連峰 西俣峰〜二王子岳遠望【晴れた日の稜線から見える風景】
コースタイム
天候 | 快晴!稜線までは無風! |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
梅花皮荘で入浴しました 500円 でも一番お世話になったのは 民宿 奥川入 http://www11.ocn.ne.jp/~kawairi/ とにかく最高だから泊まるといいよ! |
写真
感想
この雪の時期の目標の一つに月一で西俣峰があります
月一じゃあ全然分かんないのかも知れないけれど、西俣峰のこと知って、いつかは稜線へたどり着けるんじゃないかと思ったからです
稜線への目標。。今回でたっせーーーい!!
もちろんこれから何度もたどり着かないラッセルの日々を送るのでしょう
だけどこんなに素晴らしい稜線を見せつけられて、杁においでよ!いいや北股だっ!いえいえ本山までいらっしゃい♪てな感じでワクワクさせるんですから、もうがんばるしかないっすよ☆次へと向かうしかないっすよ☆
12月は1日に枯松峰の手前までスノーシュー慣らしも兼ねて
まだまだ藪も濃く、旬ではない感じでした
で、1月はロープウェーに閉じ込められたりしていつまで経っても行けなかったのですが、なんとか最終日の31日に予定を入れることができました
そしたらラッキーなことに晴れ予報!!!
毎日のように天気の悪そうな飯豊の北側ですが、そいやわたし晴天率高いかもしれないです
なんて思ったから記録数えてみたら西俣は計10回登ってるのね
そのうち晴天の日は4日!!まあね、GWって時もあるからあれだけど、それにしても晴れの確率高いでしょう(*´∀`*)♪
で、今回もおかげさまで晴天でございました
それは感動的で神秘的、友好的なまでにお天気でございました
それはそれは怖いぐらいなまでに美しい白い飯豊でございました
民宿 奥川入でスノーシューを装着して歩き出したのが6:55
その後まもなく猟銃一発「パーン!」
おーっと、ここはそういう場所なんですねえええ
多分、奥川入の旦那さんだろうと思いながら、ちょっと警戒しながら平坦な登山口への道を歩きます
(後から聞いたら、ゴミにテンが寄ってきたので撃ったとのお話。わたしのこともちゃんと確認していてくれていました)
もうすっかりロープも必要ないほどに雪が積もっている西俣峰
大曲がりまでの急な登りと痩せ尾根、その後も西俣峰まではある程度の急登が続いており、ストックを使ったりしながら、基本的には膝下ラッセル、時々膝上って感じでしょうか
大曲がりまで1時間、で休憩、次の十文字池まで1時間、で休憩、西俣峰までまた1時間、で休憩って感じで3時間ちょっとで西俣峰までたどり着きました
例えば稜線に行けたとして、下山は多く見積もっても3時間
タイムリミットは13:30頃ってな曖昧な設定で行けるところまで行ってみます
大ドミ手前のピークで荷物を軽くして、ラッセルの要らない硬い雪面を登ります
天気は相変わらずのピーカンなれど、稜線が近くなってきた合図のように風が出てきます
雪の風紋に小さな雲がその風に流されて動いてく、言葉にできない異様な世界が漂います
でもここまで来たらあと少し、稜線に出て見えるはずの二王子岳を眺めたいという思いがわいてきました
本当にこんなんでいいのかよ、ってぐらいにやすやすと稜線に上がってしまいました。二王子岳から見る白い飯豊はよくブログなどに載っていますが、飯豊から見る白い二王子岳は見たことがありません。でも多分これだろうと写真を撮って、下山。だってなんか怖かったんだもん
西俣峰までの下りも下りるのがもったいないほどに美しく、ゆったりと味わいながら、寝そべったりね、ご飯食べたり、ぼけーっとしたりしながら、明日もう一日お休みだったらどうだっただろうかな?とか次行く時は頼母木か北股かどっちに向かおうかとか考えながら、切歯尾根のゴツゴツ感が最高だとか、やっぱりあれだけピカピカ本山が輝いてると行ってみたくなるわとか。。まあまあね、いろいろと妄想に耽りながら夢の道を下るわけです。しゃーわせだわよね♡
で、はー!お風呂にも入ったししゃーわせー♡帰るぞ〜!
なんて時にめっちゃペコペコのボクのタイヤの前輪さん
ひゃー、こりゃパンク!つーかこのタイヤ使えんし、何故か何故かのスペアがないっΣ(|||▽||| )
で、頼もしい弥輔さんに電話して、奥川入のご主人とつないでもらって、ご主人とおトラばあちゃん迎えに来てくれて、「うちのマーチのタイヤちょっと小さいけどつけてやるよ」っと気前よく交換してくれた上に、「もう遅いからご飯食べな」「うどんがあるよ」でタダ飯いただいて、なんにもお礼できないから見送りだけでもしようかと思ったら、「とにかく動くか動かしてみろ」と。信じられない人柄の良さと美味しいご飯が売りの民宿奥川入、お風呂が外から丸見えなのが特徴的ですけど、まあ熊ぐらいしか見ないから大丈夫だって!
http://www11.ocn.ne.jp/~kawairi/
稜線にも感動しましたが、人の温かさにも感動した一月の終わり
わたしもホッとさせられる人でありたいなあと思うのでありました(´▽`)
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