スイス ポルックス(Mt.Pollux4091m)登頂

2007年09月20日(木) [日帰り]

コースタイム

9:00　クラインマッターホルン展望台　-　12:00　Mt.ポリュックス　-　15:00　クラインマッターホルン展望台

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

●スイスの3大リゾートを周ってきました。グリンデルワルトとツェルマットとサンモリッツです。観光とハイキングが中心でしたが、ツェルマットでは登山&登攀に挑戦してきましたので、ご参考までにその報告をします。

●私の場合、まずツェルマットのアルピンセンター(目抜き通りにあり)へ行き、無謀にも、『あすマッターホルンに登りたいのですが。。。』　と切り出したところ、受付のおばさんが『マッターホルン登山の場合、テスト登山にパスすることが必要だし、そもそもヘルンリ稜が降雪で今年はずっとクローズしているよ。』　ということでした。そこで、『他の山はどう?』と聞いたところ、『Mt.Pollux(4091m)ならすでに他の客の予約があるし、クラインマッターホルン展望台から往復6時間の日帰りで行けるよ!』　ということで、メキシコ人の客と私の2名:ガイド1名の登山に参加してきました。ガイド料は300スイスフランでした。また、アイゼン、ピッケル、ハーネスなどの装備は、街中のスポーツショップでレンタルできました。

●クラインマッターホルン展望台の下から3人のアンザイレンで国境のイタリア側を2時間ほどトラバースして山の取り付き地点まで行き、3級程度の岩稜を30分程度クライミングして、さらに雪稜を30分程度昇って頂上に達したと記憶していますが、空気が薄いせいか、そこには大変情けない&冴えない自分がいました。今回、自分にとっては、初めての4000m峰のサミットでした。屈強なガイドに案内してもらったせいか、危険もまったく感じませんでした。国内で少しでもクライミング経験があれば、高度順化と天候次第で、どなたでも登れる山だと思いました。ツェルマット訪問で時間があれば、是非挑戦してください。

●ツェルマットのアルピンセンターの情報ですが、ハイキングレベルからマッターホルン登攀まで各種ガイドツアーが用意されています。もちろん自分の登山経験に見合ったツアーに参加すべきですが、受付でカタコト英語でも相談に乗ってくれます。登山靴、アイゼン、ピッケル、ハーネスなどの装備は、街中のほとんどのスポーツショップでレンタルできるシステムになっています。また、センターで販売しているマッターホルン　ヘルンリ稜のポスターは、いいみやげとなりました。アルピンセンターのサイトはここ。
http://www.alpincenter-zermatt.ch/welcome.html

●ツェルマットの宿はユースホステルを推奨します。相部屋ですが安くて綺麗ですし、食事も悪くありません(日本のYHのそれではありません)。宿泊者の年齢層の幅は広く、私と同室だったのは、50才代のベルギー人4人組みでした。礼儀上、少々めんどうでも同室の方との最低限のInternational Conversationは必要です。オンライン予約も可能です。
http://www.hihostels.com/dba/hostel055005.en.htm

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写真

9/19 17:56

スイス国鉄　ツェルマット駅。

9/21 1:10

バーンホフ通りにあるアルピンセンターに行ってガイドツアーを申し込む。

9/19 18:13

大変きれいな　ツェルマット　ユースホステル。

9/20 1:40

ユースホステルの夕食。悪くない。

9/19 18:29

街から望むマッターホルン。絵のようだ。

9/19 20:18

クライン・マッターホルン展望台(3800m)にあるキリスト像。

9/20 15:50

スイス人ガイドのチェイニーさんにアンザイレンされてガイドツアー出発。クライン・マッターホルン展望台直下のブライトホルンプラトーから。

9/20 15:50

相棒のメキシコ人。178cmの私より、全体的にふた周りはデカイ。心肺機能も強い。

9/20 17:04

途中のマリア像のところで小休止。もうひとパーティもいた。

9/20 17:05

途中の岩稜。3級マイナスぐらいだ。でも、空気が薄くて呼吸が荒くなる。

9/20 18:29

Mt.Pollux　4091m　サミット。背景はモンテローザ山群。

9/20 18:30

格好いいガイドのチェイニーさん。『そろそろ下りましょうか』という雰囲気。

9/20 18:52

天気は快晴。もう秋の空模様ですね。

9/20 19:06

岩稜の難しいところには、フィックスが張ってある。

9/20 19:09

岩稜を降りていくガイド。背景はカストール。

9/20 19:57

岩稜を降りきったところ。これからトラバースして戻る。

9/20 20:12

無事帰還。ヘロヘロになってしまった。背景はブライトホルン。

9/20 21:42

チェイニーさんありがとうございました。

9/20 22:48

待ってろよマッターホルン。トロツケナーシュテイクのレストランデッキより。

9/21 14:41

翌朝のマッターホルンのモルゲンロート。

9/21 15:54

ツェルマット　9:08発　クール/サンモリッツ行きに乗る。よく見たら”出発”という表示あり。

9/21 16:12

世界一遅い急行、グレイシャーエクスプレスだ。

撮影機器：

EOS Kiss デジタル CANON