🍁蛇峠山の秋

2020年10月25日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 2.3km
• 登り: 198m
• 下り: 182m

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●国道153号線で治部坂高原スキー場をナビに入れていくと治部坂峠。
●観光センター前に無料駐車場50台程有。少し飯田寄りの治部坂スキー場無料駐車場も可能（スキー場営業時は有料）。ここから別荘地をぬけて林道が馬の背へと伸びている。冬季は凍結で走行に注意必要です。
●馬の背はNTTゲート前広場に車10台程駐車スペース有

コース状況／危険箇所等

●林道、登山道どちらも快適ですが、この時期はやはり紅葉を愛でながら落ち葉を踏んで歩く山道を歩きたいものです。狼煙場から山頂は少し藪がうるさい。

●深田久弥氏が踏んだ最後の山の頂がこの蛇峠山（茅ヶ岳は登山途中に山頂に行く前に倒れて頂を踏まず）。
素晴らしい展望を讃えて「百名山以外の50名山」という深田久弥氏の書にこの蛇峠山も選ばれています。が、氏を偲ぶものがこの山に何もないのもまた、らしいかもしれません。展望があるだけ…

その他周辺情報

道の駅平谷にある日帰り温泉「ひまわりの湯」、もしくは昼神温泉。
今回は定番の昼神温泉「湯ったりーな昼神」に入って汗を流しました。JAF割引有。

写真

標高1,187m、治部坂峠の駐車場。

戦時中ここに疎開していたのね、この方は。

10/25 13:40

隣のジャム工房。おいしいジャムとパンは下山後にして、馬の背へと車を走らせる。

馬の背到着。電子基準点が立っている。

ベンチあるけど、壊れていて座れない…

10/25 10:08

黄葉が良い感じです。蛇峠山と峰続きの長根山、亀沢山（奥）。

10/25 10:14

見上げる蛇峠山はパステル画のよう。

10/25 10:17

もう少しの間だけ残っていてほしい馬の背の紅葉。

10/25 10:25

落ち葉踏み締めて歩く秋の山。

10/25 10:32

相方に教えてもらいました。葉の茎ぶぶがほとんどないのがコナラ。

10/25 10:34

茎が長いのはオオナラ。ということは見上げるこの樹はコナラかな？

10/25 10:46

風が強い日でしたが、樹林の中は驚くほどの静寂。

10/25 10:56

足元にリンドウ。朝咲いたばかりです。

10/25 11:16

平谷村の集落とその背後に星空展望舎のある高嶺山（1,599m）。

10/25 11:19

ホソバツルリンドウ。何とか咲いている間に来れて良かった。

10/25 11:20

ヤマハハコ。

10/25 11:22

風が吹くとカサカサと葉がこすれる音が心地よい。

狼煙場（のろしば）に到着すると…

10/25 11:26

どーんと展望が開けます。

10/25 11:28

紅葉がいい前景になっています。南アルプス。

10/25 11:26

ところどころにまだ赤い紅葉した木々が残って景色に彩をそえる。

10/25 11:31

南アルプスのほとんどを西から真横に眺められる山は実はなかなかありません。

10/25 11:28

南アルプス南部のジャイアント3山。荒川岳、赤石岳、そして聖岳。

10/25 11:29

白根三山には前日新雪が降ったらしい。

10/25 11:29

中央アルプス。冬らしい西高東低の天気図の日らしく、御嶽山や乗鞍岳、北アルプスは雲の中でした。

10/26 20:27

治部坂峠を隔てて見える山々。

10/25 12:35

丸い山頂は愛知県の最高峰・茶臼山 (1,415.2m) 、左が萩太郎山（1,358m）。その左奥に三ッ瀬明神山（1,016m)。

10/25 12:06

戦国のロマンも今は昔… 隣には気象観測ドーム。

深田久弥の時代と変わらない南アルプスの展望を楽しみながらくつろげる狼煙場。

10/25 12:38

小さな若い枝を上から見守るような大きな枝たち。なんだか微笑ましい。

10/26 21:13

まだまだ秋の気配の残る道。

10/25 13:05

落ち葉を踏むのがもったいないような道。

馬の背の駐車場へ戻ってきました。行きには1台しかなかった車は満車、林道沿いの路肩にも何台かが停めてあるほどでした。

10/25 13:13

下りの林道からの大川入山1,908m。治部坂峠は標高1,187m、案外登りがいのある山。

10/25 13:42

山麓も紅葉真っ盛り。

10/25 13:48

風が寒かったのは山の上だけ。ポカポカ陽気、青空に映える紅葉と山肌。

10/25 13:49

タカネマツムシソウがあちらこちらにまだ咲いている。

10/25 13:51

いこいの森からもう一度見る山頂。

10/25 14:03

「近くて良い山」という言葉がまさにピッタリの山でした。

撮影機器：

iPhone XS Apple

感想

kenny

北アルプスや白山周辺、奥美濃にも雪やみぞれが降る西高東低の冬のお天気。白い衣をまとった山々も綺麗だけど、秋はまだたけなわ、風の強い寒い日には葉の落ちた冬枯れの山よりは残り紅葉を楽しめる散歩気分で歩ける方がいい。今週末はあくせく出かけたくなかったので、家から2時間で行けて、展望も素晴らしい蛇峠山を目指しました。
ハイキングというのもおこがましいほどのんびりと歩き、結局山頂もいかずじまい。
何度も来ているのもあるけれども、狼煙場からの南アルプスの大展望があれば、もう十分。
南アルプスのほとんどの山を西からずらっと近くから眺められる山は実はあまりなく、これだけ荒川・赤石・聖が近く望める山もここ以外には知らない。
名古屋から近くて標高1,600mを超える山は能合白山、阿寺山系、恵那山以外にはこの山ぐらい。道路が標高1,400mまで上がっている上にこの第一級の展望は貴重。
「近くてよい山」の代名詞、蛇峠山での秋の一日…　山はつくづく高さじゃないですね。