岩殿山
- GPS
- 04:04
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 569m
- 下り
- 579m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年の台風の影響で通行止め箇所あり。現在(令和2年10月末)強瀬ルートは通行止め箇所あり山頂まで行けません。浅利ルート、畑倉ルートのみ登頂できます。 |
その他周辺情報 | 登山後の反省会:うづき |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
ポール
飲料
|
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感想
withコロナの中、注意を払いつつも月一ペースで山行計画を立てています。単身赴任中の竹さんの加入もあって、計画するコースは軽めの低山を中心に、これまでのリピートが中心になりそうです。反省会メインのJおじさんは温泉好きなので、今後は考慮する必要がありそうです。
さて、秋晴れが続き天気もいいということで、近場の富士見ハイクといえば岩殿山です。これまで数回程登りました。駅前お手軽ハイクではありますが、鎖場あり断崖ありのなかなかトリッキーな低山です。
JR大月駅を降りると澄み渡った青空が広がっています。秋富士を拝めるのは間違いないと確信しました。意気揚々とスタートしようとしましたが、「岩殿山登山をする方へ」の張り紙が…? 見ると、昨年8月の台風19号の影響で鏡岩の一部の岩盤(5mx3m)が崩落し、駅から最短コースの登山道は通行止めになっているようです。ふれあいの館からの富士の眺めは良いのですが、その先には進めないので断念し、大きく迂回することにしました。
高月橋で桂川を渡り、高速道路沿いに進むと強瀬登山口があります。ここから日影・田無瀬行きバス道路沿いをひたすら歩き、自動車教習所前バス停の先に畑倉登山口があります。大月駅から40分も歩きました。上着を脱いでようやく登り始めます。
畑倉口は強瀬口とは反対に北側から岩殿山に登る45分の登山道です。入口にある登山者カウンターを各自押して入ります。畑倉大社の祠のそばの樹は既に真っ赤に紅葉しています。結構な勾配で予想外のキツさに運動不足の竹さん、Jおじさん、そしてO島部長の顔が歪み、先頭を歩くKさんとの距離が離れていきます。富士見ハイクとなるはずが、樹木に囲まれてまるで景観が無い状況になってしまいました。展望所まで行けば絵にかいたような富士が見られるはずです。
休みを挟んで呼吸を整えながら20分も登ると岩殿城跡(634m)に出ます。スカイツリーと同じ高さです。以外に狭い本丸跡と烽火台があります。
岩殿山には806年開創の天台宗の円通寺があり、平安時代は修験道の場所でした。16世紀には甲斐の武田氏の支配下となり、甲府盆地から関東への要衝であったため、今川氏、北条氏などと攻防します。江戸幕府も甲府への道を確保するために、岩殿山を要塞とし続けました。岩城の跡は所々に残されています。
馬場跡を越えると展望所です。「秀麗富嶽十二景、八番、岩殿山」の通り、今年一番の見事な富士山が展望できました。迂回ルートのみのためか展望所に人はおらず、秀逸な景観をコーヒーブレイクをとりながら我々だけで楽しみます。Jおじさんは岩殿城跡の解説標識・碑の前に座り、ひとり煙草を飲んでいます。
30分程ゆっくり休憩し、浅利登山口方面に進みます。この先は兜岩・稚児落しと続く、鎖場のあるコースです。岩殿城の大手口にあたる築坂を進むと、一つ目の鎖場(東の鎖場)があります。一人づつ岩を登りきると彼方にはまた富士山がお出ましに。
西の鎖場は崩落のため通行止めになっており、林間ルートに進みます。天神山(598m)を越えて尚も行くと稚児落しの大岩壁が見えてきましたが、この先危険ということで、林間ルートへ迂回します。竹さんが足の踏ん張りがきかないとふらついているので、頻繁に小休止を入れつつ、ようやく稚児落しに着きました。
ここからの下り道は、やはり昨年の台風の影響が大きかったのでしょう。倒された大木がいくつもありました。足元に気を付けながら、ゆっくりと浅利登山口に下山しました。
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