錦繍の蠅帽子嶺
- GPS
- 07:08
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 767m
- 下り
- 767m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口~P908 危険な所は無いが渡渉終了後、登山口の踏み跡を探すのに時間ロスした。古道は尾根をジグザグ切りながら登って行く。比較的分り易い ・P908~トラバ-ス開始点 なだらかな登りで古道は良く残っていて分り易い ・トラバ-ス開始点〜蠅帽子峠 急斜面をトラバ−スしているので山腹の部分は既に崩壊し斜面状態に戻っており、踏み跡を辿るが滑落しない様注意が必要 ・蠅帽子峠〜蠅帽子嶺 踏み跡ははっきりしているが、灌木の藪が厳しく、予想外に時間が掛かる。この藪も尾根を直接下る分岐点から山頂までは和らいで通りやすくなる |
写真
装備
個人装備 |
雨具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
無し
|
感想
岐阜駅前から再び酷道157号線を戻り、昨日の温見峠手前の根尾大河原付近の駐車地に到着。5~6台は駐車出来そうです。蠅帽子嶺は実に18年ぶりですが今日は昨日よりも好天気の予報で紅葉が期待できそうです。
〇先ず障害は最初の渡渉で足裏保護の為サンダル等に履き替えて渡りますが、渇水期で水位は膝下程度ですが11月の水は流石に冷たく長くは漬かっておられません。渡り終えて登山靴に履き替えて踏み跡を探しながら登山開始。踏み跡は上流側に続いておりそれを辿ると「如意輪観音」の表示板が杉の木に取り付けられていたので、これで正しいと思い更に進みますが一向に登る様子が無いので先ほどの表示板迄戻って踏み跡を探すと、石組の古道らしい跡が有りそれを辿りますが直ぐに藪に阻まれ踏み跡もそれ以上に進んでいないのでまた戻ります。
〇尾根には古道が有るとの事ですので探ると尾根に向かって薄い踏み跡が有るのでそれを辿ってやっと尾根の末端近くの古道に登り着きました。事前の調査不足で30分弱のロスです。気を取り直して尾根上をジグザクを切りながら登ります。黄色を主体とした紅葉は若干盛りを過ぎた状態ですが、陽が当たるとハッとするような美しさで、先ほどのロスタイムの事など忘れてしまいます。
〇P908に登り着くと後はP943越えて切れ切れに続く古道を辿りますが、明治維新の前にこの道を大砲を引きながら蠅帽子(這法師)峠を越えて越前大野下った水戸天狗党の面々の苦闘はどのようなものだったのでしょうか。
〇Co940m付近から古道は尾根を外れて山腹をトラバ-スしながら蠅帽子峠に続いていますが、急斜面の古道は殆ど元の斜面に戻ってしまい、所々しか残って居ません。峠にはお地蔵様が1体と道標が有り、昔の面影(?)が残っています。
〇此処から稜線伝いに山頂を目指しますが、踏み跡は明確なものの、灌木の藪かかなり厳しく思う様に進みません。それでも下山点分岐以降は藪も和らぎ、登り切ると切り開かれた狭い三等三角点が有る山頂に到着しましたが残念ながら樹木に囲まれて展望は有りません。
〇曇りながら風もなく以外と暖かい中で給食後下山開始。下山後は尾根沿いの踏み跡を真っすぐ下ります。下り道の紅葉は、午後の傾きかけた陽の透き通った光を浴びて更に鮮やかに色づいています。古道跡も下りの方が分かりやすく予定通り朝の渡渉点まで下降後、デポしていたサンダル等に履き替えて再度渡渉し駐車地に戻りました。振り返ると夕陽を浴びた山肌は錦繍の布をかぶせた様です。
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