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Yamareco

記録ID: 2735367
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沢登り
東海

ホハレ峠からコビクラ

2020年11月15日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.9km
登り
407m
下り
421m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岐阜市内からR303経由ホハレ峠まで65キロ約2時間。坂内川上集落の夜叉竜神社で、夜叉ヶ池道と分かれる。
ホハレ峠から黒谷大堰堤まで1時間(行き下り)、1時間半(帰り登り)
黒谷堰堤からコビクラ銚子滝まで1時間。
コース状況/
危険箇所等
道の駅夜叉ヶ池で朝8時の気温が3℃だったから、沢の水は極めて冷たい。従って、極力水に入ることを避けたが、横着していては当然前には進めない。だが、捨てる神あれば拾う神ありで、夏には草茫々でまったく歩けなかった王子製紙林道が、ところどころ崩落を免れていて、それを利用させてもらった。
その他周辺情報 今回の目的はホハレ地蔵がリニューアルされたとの情報を得ていたのと、膝の故障回復がどの程度なのかを確認するためだった。
 膝の具合はどうということもなかったのだが、ホハレ地蔵が立派な薬師如来像になっていて驚いてしまった。たぶん今までそこにあったのは地蔵菩薩かお不動さんだったのだらうが、如来様にまで出世していたとは。。。先代地蔵が五百年以上もそこに座っておられたのだから、如来様だったら、少なくともあと千年は存在してホハレを見守って頂きたいものだ。私の知る限り、奥美濃の峠で薬師如来に見守られているのは、ここホハレだけだ。

現在工事中の林道は、かつての茂巣谷林道を徳山烏帽子付近まで繋ぐのかと思っていたが、どうやら門入まで車を乗り入れる為のものらしい。工事計画図を見ただけで詳しいことは解らないが、何のための工事なのかも、まったく不明だ。

新しいホハレの地蔵さま。薬壺を下げておられるからホハレ峠の「薬師如来」。こんな立派な薬師像が立っておられる山奥の峠は、日本ひろしと言えどここだけだらう。たいていは地蔵菩薩か不動明王なのだが。。
なにはさておき、ザックを下ろし、ヘルメットを脱いで、そして合掌。
2020年11月15日 09:25撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 9:25
新しいホハレの地蔵さま。薬壺を下げておられるからホハレ峠の「薬師如来」。こんな立派な薬師像が立っておられる山奥の峠は、日本ひろしと言えどここだけだらう。たいていは地蔵菩薩か不動明王なのだが。。
なにはさておき、ザックを下ろし、ヘルメットを脱いで、そして合掌。
徳山で唯一残された門入(かどにゅう)への路。
2020年11月15日 09:52撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 9:52
徳山で唯一残された門入(かどにゅう)への路。
途中で出会った大垣から来たという若者。ヤマップのレコを見て門入まで歩いてみたくなったそうだ。足元がちょっとおぼつかない。
ホハレから黒谷の堰堤まで案内同道する。
2020年11月15日 09:53撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 9:53
途中で出会った大垣から来たという若者。ヤマップのレコを見て門入まで歩いてみたくなったそうだ。足元がちょっとおぼつかない。
ホハレから黒谷の堰堤まで案内同道する。
黒谷堰堤直前の渡渉地点。沢足袋なら濡れずに岩伝いに歩けるのだが、登山靴では簡単ではない。
2020年11月15日 10:15撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:15
黒谷堰堤直前の渡渉地点。沢足袋なら濡れずに岩伝いに歩けるのだが、登山靴では簡単ではない。
2020年11月15日 10:16撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:16
2020年11月15日 10:38撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:38
かつて王子製紙の運搬トラックが通った林道。夏は草が背の高さまで生い茂っていて、歩けたもんじゃない。
2020年11月15日 10:45撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:45
かつて王子製紙の運搬トラックが通った林道。夏は草が背の高さまで生い茂っていて、歩けたもんじゃない。
2020年11月15日 10:45撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:45
胸まであるゴルジュ。夏なら調子に乗って体を冷やしてみるのだが。
透明度抜群で、ちびイワナが数匹泳いでいた。
2020年11月15日 10:49撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:49
胸まであるゴルジュ。夏なら調子に乗って体を冷やしてみるのだが。
透明度抜群で、ちびイワナが数匹泳いでいた。
3mぐらいの滝が次々と出てくる。
2020年11月15日 10:50撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:50
3mぐらいの滝が次々と出てくる。
5mの滝が現れた。谷がどんどん深くなる。
2020年11月15日 10:51撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:51
5mの滝が現れた。谷がどんどん深くなる。
ナメ30m。
2020年11月15日 10:53撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:53
ナメ30m。
林道の残骸。この上に橋を架けていたのだらう。
2020年11月15日 10:55撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:55
林道の残骸。この上に橋を架けていたのだらう。
2020年11月15日 10:58撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 10:58
すっかり山に還ってしまったが、かすかに林道の痕跡が残されている。
2020年11月15日 11:04撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:04
すっかり山に還ってしまったが、かすかに林道の痕跡が残されている。
山奥のそのまた奥に、突如として現れた巨大な隠し砦。コビクラの2段堰堤。
2020年11月15日 11:05撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:05
山奥のそのまた奥に、突如として現れた巨大な隠し砦。コビクラの2段堰堤。
この右を巻く。反対側の降り口に腐りかけた鉄梯子がある。
2020年11月15日 11:07撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:07
この右を巻く。反対側の降り口に腐りかけた鉄梯子がある。
堰堤を登り切って10分余り、奥美濃の貴婦人「コビクラの銚子滝」が爆音とともに姿を現す。距離と角度から計算すると25メートル。
2020年11月15日 11:16撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:16
堰堤を登り切って10分余り、奥美濃の貴婦人「コビクラの銚子滝」が爆音とともに姿を現す。距離と角度から計算すると25メートル。
惚れ惚れするような姿。
2020年11月15日 11:18撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:18
惚れ惚れするような姿。
またここに来れたことが嬉しくてしようがない親爺。
2020年11月15日 11:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 11:26
またここに来れたことが嬉しくてしようがない親爺。
隠し砦に戻って、1時間まったりのんびり。ほんとうの山の楽しみはこんなところにあるのかも知れない。最近そう考えるやうになった。
ただ、河原で拾った薪は湿っぽくて、煙ばかり出て目によく沁みる。
ハーモニカは「若者たち」「Let it be」他。
2020年11月15日 12:26撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 12:26
隠し砦に戻って、1時間まったりのんびり。ほんとうの山の楽しみはこんなところにあるのかも知れない。最近そう考えるやうになった。
ただ、河原で拾った薪は湿っぽくて、煙ばかり出て目によく沁みる。
ハーモニカは「若者たち」「Let it be」他。
コビクラを振り返る。元気なうちは何度でも訪れてみたいものだ。
2020年11月15日 13:13撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 13:13
コビクラを振り返る。元気なうちは何度でも訪れてみたいものだ。
黒谷の堰堤に帰って来た。3時までにホハレへ戻らないと暗くなってしまうだらう。それと、この付近には熊がどこかに潜んでいるやうな気配がする。急がねば。

膝故障のリハビリも兼ねた山行だったのだが、うっかりそのことを忘れていた。家へ帰って風呂へ入ったら痛み出すかも知れない。医者の薦めでは長良河原の散歩程度だったはずだが。。まあいいさ、痛いのは自分だけだから。
2020年11月15日 13:19撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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11/15 13:19
黒谷の堰堤に帰って来た。3時までにホハレへ戻らないと暗くなってしまうだらう。それと、この付近には熊がどこかに潜んでいるやうな気配がする。急がねば。

膝故障のリハビリも兼ねた山行だったのだが、うっかりそのことを忘れていた。家へ帰って風呂へ入ったら痛み出すかも知れない。医者の薦めでは長良河原の散歩程度だったはずだが。。まあいいさ、痛いのは自分だけだから。
撮影機器:

感想

 先週の月曜日に整形外科へ行った折、医師から、そろそろ歩いてリハビリを始めて下さいと言われた。それならばと、金華山七曲りを皮切りに、きのう(土曜日)は百々ヶ峰を歩いた。当初の診たては一か月だったのだが、昨日でちょうど2週間だ。初めの内こそ、ダブルストックで恐る恐るだったが、一汗かいて夢中になると、自分が「患者」であることをすっかり忘れてしまうようだ。百々ヶ峰ではノーストックだったから、調子付いてしまった。「これならホハレからコビクラは問題ないだらう」となってしまった。いい加減なものだ。
出掛けに女房から「やめろと言っても聞かないだらうし、保険にも入っていることだから、仕方ないか。一応、気を付けてネ」と送ってもらった。

快晴の休日に家でゴロゴロしていては却って体調を崩してしまう。多少の痛みなど、痛めることで治ってしまう。「我慢」こそが私が山で学んだ哲学だ。

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