仁頃山 〜下山後、吹雪で立ち往生。まさかのナイトハイク〜
- GPS
- 03:01
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 610m
- 下り
- 607m
天候 | 晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夕方から荒れ予報が出ていたが、朝起きてみると青空が広がっていた。
居ても立っても居られず、いつもの仁頃山へ。
登山者はいないだろうと思っていたが、駐車場はほぼ満車。
みなさん、青空に釣られて来たよう。
山頂では、景色は望めなかったけど、下山はIさん、Yさんと一緒で楽しかった。
そして、下山後。ここからが長い。
北見でお昼を済ませ、買い物を済ませ、いざ帰ろうとすると、景色は一変。
辺りはすでに吹雪いていた。
ホワイトアウトにはまだなっていなかったが、もう寄り道せずに帰ろうとする。
17時くらいに、美幌バイパスまで来るも、吹雪のため、すでに通行止め。
しょうがないので、国道39で女満別に戻ることにする。
あたりは時折ホワイトアウト。
通行する車も渋滞しだす。
19時くらい、女満別中心部から1kmくらいところに来て、まったく車が前へ進まなくなる。
天候はどんどん荒れ、すぐ前にいる車が見えないほどに。
21時過ぎ、この渋滞は解消されるのだろうか?、一夜を明かすことになるのだろうか?と気になり、情報を求めるべく女満別の交番に電話してみる。
状況としては、最初は事故渋滞だったのだが、その後吹雪により吹き溜まりができてしまって動けなくなっているとのこと。除雪は現在やっていただいてるとのこと。
情報得た後は妙に安心してしまって、横になって、小説読んで暇つぶし。
日付を跨いで、0時過ぎ。
除雪の方が本当に来てくださった。すっごくありがたかく感じた。
自分も外に出て、車の周りを除雪する。
車の横には、腰の高さくらいの吹き溜まり。。。
なんとか無事脱出。
そのあと、自宅に戻るべく、吹き溜まりで迷路のようになった町内をうろうろするが、どうも車では帰れなさそう。
公共の駐車場に車を駐め、そこからスノーシューで歩き出す。
これだけヤワ雪だと、スノーシューも意味がないみたいで、吹き溜まりでは股ラッセル。
自宅の前が吹き溜まり最高潮で、まさかの身長越え。
全身使って、雪漕ぎをして、自宅に帰り着く。
結局、美幌から自宅まで8時間もかかった。本来は20分程度なのに。
山でもそうであろうが、決断は早め早めにしたいと思った。
立ち往生した時点で、車をUターンさせ、裏道を行っていたなら、早めに帰り着けていただろうし、
早めに交番に電話していたら、精神的にも楽だっただろうし、
そもそも山に行かなければ、立ち往生することすらなかった。
朝起きて、お隣さんにその話をすると、
お隣さんもその渋滞にはまっていたそう。
自分より後ろにいたみたいで、結局、救出されたのは、朝6時を回ってからだそうだ。
これからは吹雪く予報の時は外出を控えたいと心から思った。
お疲れ様でした。
コメント
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朝天気が良く風も弱かったので、完全に騙されましたね。私は昨日から道央遠征中で、そちらの大惨事をテレビとネットで呆然と見てました。職場の人間に電話しても皆美幌に帰れなかったようで、街の状態がわかりません。ただ、そんな状態なら玄関が埋まっていそうなので、家の外にいたのはラッキーかもしれません。
でも10年振り位の猛吹雪を体験出来なかったのはチョットさみしいような・・・。
折角ニセコまで来たのに、吹雪で山に入れず、カッパで(ゲレンデを滑るつもりは無かったので)ニセコモイワスキー場滑ってます。
でも吹雪です。
遠くに外出されていて、うらやましいです。
山に行けないので、自分は家で悶々としています。
こちらも晴れ間の見えるくらい良い天気になってきています。
ただ、
町の中は、除雪が終わっていて、どこへでも行けるのですが、町外に出ようとすると、まだ通行止めになっているところがあります。
昨日、立ち往生のまま、夜を明かした部分は、車が入り組んで止まっていて、除雪が追いついていないようです。
h2013mさんが帰られる頃には、問題なく通行できると思うのですが、お気をつけてお帰りください。
自分は暇なので、雪洞堀の練習でもしてきます。
こんばんは。
ニュースを見た後にレコ読んだのでリアルに怖かったです
ubejinさんだから腰ラッセル、いや頭ラッセルも行けたのではないでしょうか。。。
春らしくなってきましたが、急な天候変化がないこともないので、お互い気をつけていきましょうね〜
お疲れ様でした
山に行った帰りということもあり、
非常食やら防寒着やらを持っていたので快適だったのですが、たまたま運が良かっただけですね。
もし、ぷら〜っと出て行って立ち往生したときのことを考えるとぞっとします。
>急な天候変化
まったくその通りだと思います。
お互い気をつけましょう。
山よりも平地のラッセルの方が大変でしたね。
平地でもホワイトアウトで死者多数出てますからねぇ。
何の準備もなく巻き込まれたアウトですよね。
僕も昔、道路上で立ち往生してクルマが埋もれてしまい、朝方の除雪車が来るまでその場にいたことがあります。
あの時ほど除雪車が頼もしく思えたことはありません。
今回は、水に食糧に防寒着、スコップとフル装備だったので良かったのですが、
携帯トイレを積んでいなく、意外なところで焦りました。
外に出てしようにも、渋滞中の車の周りでするのは迷惑だろうし(自分でも嫌ですし)、ちょっと離れようもんには、吹き溜まりを越えていかないとならないですし、そもそも風が強すぎて出来るのか?という問題もありました。(結局、我慢しましたが。)
やはり普段からいろいろと備えておくべきなのでしょうね。お互い気を付けましょう。
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