暴風雪の斜里岳へ途中までスキーでね
- GPS
- 04:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 561m
- 下り
- 561m
コースタイム
女満別2030〜羽田2230
天候 | 曇り〜暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 4時間 合計登行 600m 気温 −10度以下 昼で−6度 山で会った人 0人 森林限界 ここでも700m 積雪の状態 案外少ない気もするが。パウダー 山の快適さ 晴れたらいいよ お勧め度 日帰り温泉 小清水の日帰り 温泉の味 無味 |
写真
感想
グレートサミッツ国内編NO53 暴風雪の斜里岳へスキーで
暴風雪で飛行機も飛ばないという予報の割には、前日夜中でも平穏な天気だから、そんなの信用しないよと、連日4時起きして、目の前の斜里岳に向かう。高曇りで穏やかだ。
どこから入ろうかと、どうせ距離は長いわけで、これも目の前の豊里から。三井という登山道の付近。三井財閥の開拓農家だったろうか。
農道の路肩に止めて、誰かの酪農農家の私道から行こうかとも思ったが、いいや除雪されていない夏道っぽいのに、いきなり入る。下界はまだ暗くてオレンジの光が怪しい。雪はもぐらないし、夜明けで明るくなると、高曇りで、斜里岳もぼんやりと見える。天気が荒れないうちに、どこまで登れるか。
過去には街から何度も見た斜里岳だけど、ここから登るのもいいよね。ちょっと行って防風林の向こうに出ると、夏はきっと牧場だよね。ということは農場を横切るってことだけど、1キロ向こうまで続いて、しかも向こうの防風林の切れ目を目標に一直線に進むよ。そしてその先も、まっすぐ進めてばいいという設定で、鹿柵の切れ目が開いていて、いよいよ山に入る。シラビソと枝だけの広葉樹の中を、左の谷に入り込まないように、直線的に進む。たまにちょっと日が差して、天気もよくなった気もしたが。
樹林の中を2時間近く進んだ気がするが、なかなか限界の上に出ない。知床でも原生樹林というのは、相当に密で視界も悪く、圧迫感と鬱陶しさとプレッシャーが相当なものなのだ。いい加減に限界上に出たら諦めて下ろうと思っていたが、ちょうと天候の急激な悪化と、疎林限界に出たときが一緒で、ならばOKだ。750m。昨日よりも高いぞ。風よけてそそくさと下山用意して、後は自分のトレースたどるだけ。もはや視界も百mまで急速に悪化して、暴風雪の始まりとは早い。先週はこれで、下界でも死亡者が出たほどだし。
樹林の中は順調に、しかも案外パウダーっぽく滑れたが、牧場の吹きっさらしにでると、これが目的地が見えない。、ぼやーっと、しかも平坦に近くて、向かい風で、でも今週からポールを最大で145センチに買い換えたから、この長さの押しが有効で本当によかったよ。
もちろん登りのトレースはすっかり吹き飛んで、どうも左寄りで、酪農農家の裏口玄関みたいなところに出て、でも暴風雪なら誰も外にいなくて、除雪の1m段差に気をつけながら、お尻ついて段差降りて、ようやく下れた。
条件の悪いときでも、3時間も登れたのだから、しかも樹林の上に出たし、よかったね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する