柏澄子さん・中島ケンロウさんと愉快な仲間たちで登ったキナバル山

コースタイム
10:06 カンディスシェルター
10:33 ウバーシェルター
11:18 ロウィルシェルター
12:08 メンペニングシェルター(昼食)
13:21 ラヤンラヤン職員宿舎
14:23 ビローサシェルター
15:00 パカケーブシェルター
15:56 ペンダントハット
2日目
2:45 ペンダントハット
4:20 サヤッサヤッ小屋
6:22 ローズピーク
8:30 ウォークザトルクスタートポイント
10:30 ペンダントハット
11:30 ペンダントハット
15:30 ティンポホンゲート
天候 | 3/21 晴れのち曇り 3/22 晴れのち曇りときどきシャワー |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜ペンダントハット 特に危険個所はありません。 等間隔にシェルター(休憩所)がありそこにトイレもあります。登山口のトイレにはトイレットペーパーがありますが、それ以降のトイレにはありません。(登山口にも注意事項として記載されていました)ただ水洗で流すことはできます。 階段の段差があるので下り時にはポールがあると便利です。 ペンダントハット〜山頂 ペンダントハットから1時間ほど登るとロープを使って登る所が数か所でてきます。このあたりから足元は岩場になります。 サヤッサヤッハット(3668m)が最後のトイレです。 水 各シェルターに水道がありますが、現地のガイドさんからは飲まないことを勧められました。 1日目は宿泊する小屋までの飲み水を用意 2日目は小屋で水とお湯どちらもいただくことできました |
写真
感想
山登りを始めて5年近くになるが、海外の山なんてまだまだと思っていた。キナバル山については名前こそ知っていたが、正確な場所とかどんな山かほとんど知らなかった。兎に角私の中では限りなくグレーゾーンに位置する山であった、このお知らせを目にするまでは・・。
http://www.everest.co.jp/tour_special.html
(WEC キナバル山サミットツアー)
1日目 登山口〜ペンダントハット
登山口で各自入山の署名をし今夜の宿であるペンダントハット3280mを目指す。
ここは現地ガイドの随行が義務ずけられており、私たちパーティーにはロニーさんとペトロスさんがついた。私は蓋の空いてないウツボカヅラのことしか質問できなかったが、山のこと、動物のこと、植物のこと、質問するたび彼らは丁寧に答えていた。
入山できる人数が決まっているせいかあまり混雑を感じない。よって意外と自分のペースでゆっくり登れる。樹林帯の中を歩くことが多く直接日光にあたることはほとんどなかった。時期が時期なのか、虫もいなかった。
かなり調子よく登ってきたが、ペンダントハットまであと20分ぐらいの地点でシャリバテを起こす。お腹がぐーぐーなりだし、力が入らない。(そーいえば、朝食のおかゆ軽く1杯しか食べなかった・・)ポケットに忍ばせていたクリフバーをかじりながらなんとか登りきる。ペンダントハットが目に入ってきたと同時にキナバル山も見えてきた。うわーあと少し!と心の中でガッツポーズをとるもうっすら頭痛も始まってきた。(ー_ー)!!あら高山病?
小屋に着き明日の下山時に行うヴィアフェラータの説明を受けるが、空あくびが止まらず、涙も止まらないのでまったく頭に入ってこない。ハーネス装着してカラビナの架け替えの練習をしたあたりで少し気分がまぎれ元気を取り戻す。
夕飯は少し下に位置するラバンラタ小屋にて。バイキング方式だったのでできるだけあっさり目のものをいただき、あとはサバティで胃袋を温める。小屋のテラスから見た夕ぐれの景色がたまらく綺麗で改めて登ってきてよかったと思えた。
夕飯後は再びペンダントハットに戻り翌日の支度。不要なものは小屋に置いておけるのでなるたけザックを軽くした。
今回割り当てられた部屋は定員14名。2段ベッドでシュラフと枕がおいてあった。広くてかなり快適。
20時過ぎには横になったものの、緊張のせいか毎時間トイレに行く羽目に。さらに耳の血流音がひどくなかなか寝付けない。なのに周りからすやすや寝息とときおりいびきも聞こえてくる。うらやましぃ((+_+))
2日目 ペンダントハット〜山頂〜登山口
周りが起き始めたので1時半ぐらいにベッドから出た。朝食はトーストと暖かい飲み物のみ。朝食2回目は山頂から戻ってきてからだ。
2時45分、登山開始。半袖Tシャツの上にフリースとレインウェアを着たが無風でかなり暖かい。20分もしないうちにこれらを脱ぐ。
ヘッドランプの明かりを頼りに歩くのだが最初の頃は富士登山と同じく渋滞、渋滞。ちょっとでもスペースが空いていると違うパーティーが入りこんでくるので、少しずうずしく歩かないと前の人を見失う。
サヤッサヤッ小屋でトイレ休憩。ここでフリース着る。
サヤッサヤッ小屋を過ぎると風が冷たく感じてきた。指先も手袋がないとちょっとつらい感じ。40分後、レインウェアとニット帽をかぶる。
6時過ぎ山頂に到着。あたりを見渡すとさっきまで見えなかったピークの数々が全貌を表す。贅沢すぎるぐらいの景色があたり一面に広がっていた。(ただただ感動)
ヴィアフェラーターの開始時刻があるので一休みしたら下山開始。この下山がかなり足にくる。
サヤッサヤッ小屋に着いたら各自ヘルメットとハーネスを装着し、Walkthetorq のスタート地点へ。スリル度には物足りなさも感じたが景色を眺めながら傾斜を下れるのは楽しかった。
10時半再びペンダントハットへ。2回目の朝食をいただき、11時半には登山口へ下山開始。すでに膝が笑っていた。
一つ大きな仕事を終えると2日前に初めて会ったとは思えないほど参加者同士すっかり打ち解けておしゃべりに花が咲いていた。おかげで辛い下りもかなり楽しく過ごすことができた。
16時前登山口到着。12名そろって登頂、そして無事下山ヽ(^o^)丿(疲れた!そしてお腹すいたぁ)
まとめ
今回の登山、言葉には表せない不安がいくつかあったのですが、澄子さん、ケンロウさんの的確なサポートによりそれらを克服でき思い出に残るワクワクのいっぱい詰まった最高の山行となりました。また一緒に参加した9名の方、年齢もバックグランドも違ったけど、笑顔の絶えない素敵な人たちばかりでした。そして天候にも恵まれました!(雨の中の登山はある程度覚悟していたので・・)魅力的なお2人と一緒に山に登れたことはもちろんこと、この9名の参加者に出会えたことは私にとって大きな財産となりました。ほんとうにこのツアーに参加して良かったです。みなさん本当にありがとう!
ひとまずこの夏、北アと東北の山で再会しましょう♪そして将来キナバルよる高い山一緒にのぼりましょう☆
初日の宿泊小屋からアップされたfbで
頭が痛いって書かれてたので高度障害を心配してましたが
うまく克服されたようですね。
渡航直前の高度かせぎとしての西穂登頂もお天気の問題で中止となり
結局、年明け以降の北八ヶ岳での高度訓練だけしかできなかったもんね。
でも、無事に登頂し、下山後は持参した水着とビーサンの出番もあったようですから何よりでした。
ランチパックの写真、ちょっと笑っちゃいました。
チャーハンの中に殻つきのゆで卵が入ってたんですか?
あと、WECキナバル山サミットツアーのwebページ、
見つかりませんと表示されます〜
noborundaさん
ありがとうございます!
いやーほんとうに直前の西穂プランがだめになり、体力的にもいろいろ不安はありましたね。
でそこに頭痛。
ほとんど寝られなかった割には翌日はすこぶる元気だったので我ながらびっくりです。
そうそうランチパック。あけたらそこにゆで卵。びっくりでしたが、これも日本ではなかなか味わえないシチュエーションなんで良かったです。
ただやはりこの量を平らげるのは無理でした。まーその結果最後しゃりばてなんですけど
ツアーページのリンク直しておきました。
ぜひリンク先もみてください!
コンバンハ、ご無沙汰しております^_^
海外のお山、ドキドキですね。でも素敵^o^
財産と思える出会いって素晴らしいと思います。
お疲れ様でした、あっ、意外と短期間で行けるんですね 今度詳しくおしえて下さい
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する