白谷雲水峡〜縄文杉〜宮之浦岳断念滝めぐり

2013年03月19日(火) 〜 2013年03月22日(金)

• GPS: 22:00
• 距離: 98.0km
• 登り: 2,454m
• 下り: 2,472m

コースタイム

1日目東京→鹿児島→屋久島宮之浦某所露営
2日目7:30白谷雲水峡登山口　9;00白谷小屋　9:30苔むす森・辻峠　10:30太鼓岩
　　12:00楠川別れ　13;30大株歩道入口　16:00縄文杉　16:30高塚小屋
3日目6:30起床　9:00断念　10:30小杉谷(事)跡　1400荒川登山口
3日目レンタカーにて滝めぐり西部海岸
4日目鹿児島空港へ

天候

初日晴れ　
2日目春雷による豪雨高塚小屋で断念
3日目晴れ
4日目晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

宮之浦〜白谷雲水峡登山口までタクシー
荒川登山口から屋久杉自然館経由安房までバス

コース状況／危険箇所等

・世界遺産屋久島だけに登山口から迷うことなし。
　雨上がり滑落注意
・屋久しかとの出会い多し
・木道階段気を付けてすべる
・縄文杉は枯枝落下の危険から正面舞台は立ち入り禁止、残念
・小杉谷集落跡〜荒川登山口は水はけ悪く要注意

写真

屋久島空港到着
愛子岳が迎えてくれた

白谷雲水峡手前
宮之浦港の夜明け

新緑白谷川白谷橋

白谷雲水峡入口歩道
300円の遺産維持協賛金を投入

雲水峡歩道　清流散歩

屋久島全体が花崗岩

撮影ばかりで進まない

いっこうに進まない
心が癒されるとき

飛流落しの滝

見飽きない流れ

苔の沢

くぐり杉

自然がなす造形の美
どこからか聞こえる
「はりつめた弓よ♪〜ふるえる弦よ♪〜」

苔むす森に光が射す

屋久杉根っこの上に照葉樹が育つ

太鼓岩から望む宮之浦岳右
向かって左尖峰太忠岳

太鼓岩から　その2
明日は春雷とは予想だにつかず。
観天望気にも出現せず

立ち枯れ現象　育つ幹枝に地中岩盤のため根が浅く風雨紫外線で立ち枯れた杉

太鼓岩
明日登る宮之浦岳の連山
見晴し良し

倒木に育つ照葉樹
3千年輪廻の世界をつぶさに見て
　

倒木にやどりその倒木もいつか果てて
根っこが浮いている

辻峠太鼓岩との分岐

屋久しか
本土のしかと比べ小ぶり

屋久しか　オス単独行動

辻峠からひたすら下りやっと楠川歩道に出た

プロジェクトX「伝説の深き森を守れ」
S30年〜45年まで森林伐採していた樹木は
時が止まったかのようにそのままの姿で残って
いる

トロッコ軌道に現れた屋久しか
「こんにちは」
一定の距離を保てば逃げない

大株歩道はここから右へ山道となる

1日後の同地　春雷強雨後の増水

大株歩道入口前シーズン中
1日一回の施設点検のため運行している

「ウイルソン 株」(ウイルソンが名づけ、それまでは「大株」が呼称)　薩摩藩島津家が豊臣秀吉へ献上した屋久杉の切株跡。中には祠があり、湧水あり

撮り方によってはハート型にも写る
なかなか見つからない

ウイルソン 株の外見

仲良く手を継ぎ「夫婦杉」

木道階段のアップダウン　アップアップ
ききまっせーもうえーちゅうねん

やっと着いた　縄文杉は待っていてくれた！
しかし正面舞台には立てず
一度は行って見るべし　人生観変わります！

高塚小屋から木岐怪々

縄文杉ムーンライトシルエット
　縄文杉に対峙して許しを請うて撮影
月の光を背に受けて星と共に切り撮る　

小杉谷辺りトロッコ軌道跡
往時屋久杉をトロッコにて運び出していた。

小杉谷小中学校跡(S45年8月閉校)
営林署の子供たちのため

千尋の滝　千尋の滝展望台より
ここへ行く途中モッチョム岳に登るルートあり

千尋の滝遠望

時が止まる瞬間「大川の滝」
本土にはない水量に圧倒される

しぶきがレンズまで吹き上げる

西武海岸1
太平洋にそそぐ大川

西武海岸2
海の色が違うね

西武海岸3

西武林道　車の窓越しに撮影

陽光浴びて芽吹くとき
葉脈ひかりて鋭気養う

暮れゆく静かなるとき
JRホテルテラスより

朝のモッチョム岳
「モッチョム〜」

再び屋久島空港
愛子岳ともお別れ

機内から宮之浦港
またいつか屋久島さよなら

感想

nobuchan

・白谷雲水峡登山道は滝めぐりも兼ねた癒しの歩道です。
　屋久島では登山道のことを歩道と言います。
　白谷小屋はすのこ板張り
・「苔むす森」は以前は「もののけ姫の森」と言っていた所、
　　2008発行山と高原地図では苔の森、苔の歩道となっている。
　もののけ姫の背景絵柄モチーフとなった所。「苔癒いやす森」と私はしたい。
・いたる所に屋久しか出没、一定の距離を保てばいいが距離を詰めると逃げる
　エサはけして与えぬこと。
・辻峠から楠川別れまでひたすら下り降りるのがもったいない。
・大株歩道分岐には使いやすいバイオトイレが出来ていた。
・ウイルソン 株は江戸時代の切り株あと、翁杉は4年前に倒れ影すらないが
　この切り株はいまだに形を留める。
・トロッコ軌道は往時の屋久杉の伐採輸送手段であって今は日に1回パトロールのた　め運行しているとのこと。
・縄文杉は一部枯れ枝発生落下危険のため、見学者舞台の中央は立入り禁止となっ　ていた。幹は大丈夫か危惧するところである。
・高塚小屋は予想に反して宿泊人無し、一人で贅沢に使わせて頂いた。
・夜を待ってムーンライト縄文杉シルエット撮影に成功
・朝を待ってサンライト縄文杉　撮影と思いきや天候急変、春雷となり
　山中に雷鳴響き豪雨、視界不良　これ以上の山行を断念下山となった。
・滝めぐり特に大川の滝は迫力満点
・小之間温泉は200円　洗い場でひと眠りゆっくりできた、お勧めです。
まとめ
・縄文杉は立ち枯れが危惧される(私的意見)まだ見ぬ方はお早めに。
・4年前に宮之浦岳〜永田岳〜花の江河〜淀川入口は踏破出来ているので
　無理をせず断念したことで滝めぐり、西部海岸の原生林景観の散策が出来て
　かえって良かった。
・3日目の宿は屋久島YHで、カナダ人と相部屋となりここまで来て英会話に悩まさ　　れる夕べであった。バイリンガルなろーっと。
・こんどは愛子岳・モッチョム岳にゆっくり登って見たい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　麗嶺