満観峰-高草山 〜年末三日連続富士見山行2020第1日〜

2020年12月29日(火) [日帰り]

• GPS: 05:02
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,048m
• 下り: 1,081m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:02
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:02

8:53 逆川口
10:08 10:18 満観峰
10:48 10:50 鞍掛峠
11:34 11:34 満観峰分岐点
11:36 12:18 高草山
12:22 12:22 満観峰分岐点
12:25 12:26 坂本A・Bコース分岐
13:20 13:25 坂本バス停
13:55 焼津駅

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

品川駅発7:10（JR東海、6470円）静岡駅着8:02、発8:18（しずてつバス、470円）逆川口BS着8:51
焼津駅発14:09（JR東海、240円）静岡駅着14:21

コース状況／危険箇所等

静岡市、焼津市の方々の憩いの山だけに、山頂に至るコースは皆よく整備されている。

その他周辺情報

「鐘庵 」静岡駅前店
桜えびそばと静岡おでん。美味しい。静岡駅に来るときはいつも立ち寄る名店。
「静鉄ホテルプレジオ静岡駅北」
客室は必要なものが全て揃っていて快適。コスパにも優れる。

写真

静岡駅から33分、静鉄バスは予定どおり逆川口バス停まで運んでくれた。逆川に沿って南下する。

東海自然歩道バイパス、とある。

逆川集落を通過する。

丁寧な看板で迷わず登山道へ。

2ヶ月前の目撃情報。年末の挨拶でわざわざ出て来なくてもいいですよ。

道は十分整備されている。

三叉路。ピクトがわかりやすい。

人気のある山でもコースを選べば、この静けさ。

無風。竹やぶの撓る音もせず。

出発後、1時間15分、満観峰に到着。

広い山頂には、予想以上に沢山の人が寛いでいた。

駿河湾、伊豆方向を望む。

高草山と焼津港。

市民憩いの場、多くの人が続々と登って来る。

クマ目撃情報のあった鞍掛峠を通過。

目にも足にも優しい道が続く。

大ベラ山。

おぼろげに伊豆半島が浮かぶ。

富士山見えず。

11時38分、高草山到着。

駿河湾と焼津港。

海を眺めながらゆっくり食べよう。

満観峰を振り返る。

想像以上に大展望が広がる。

冬の日差しは柔らかく、西よりの風は心地よい。

焼津港に向かって下りてゆく。

高草山、満観峰ハイキングコース。様々なコースが整備されている。

予定よりも1時間以上早く坂本のバス停に着く。13時台には1本も無い。駅まで歩こう。

バス停から30分強かかった。東海道線で静岡駅に戻る。

静鉄ホテルプレジオ静岡駅北。初めて投宿した。客室は、ベッド、水回りほか完璧。

鐘庵。もう何度目だろう。静岡に来る度に食べに来る。桜えびそばと静岡おでん、美味しい。

感想

kimichin2

　「年末三日連続富士見山行」も5回目。今年は一昨年同様、静岡県側から登るコースを選んだ。残念ながら、富士山を見られたのは31日のみとなってしまったが、雲外蒼天、今年の我が身に相応しき締めくくりとなった。
　
　12月29日7時10分、ひかり501号は品川駅を静かに出発した。15号車に乗客はもう一人だけ、年末の車内とは思えない。
　静岡駅には定刻どおり8時2分に到着。着替えと年越しの荷物をコインロッカーに入れ、藤枝駅行きのバスを待った。そのバスは、国道1号線を進み、30分余りで逆川口まで運んでくれる。初日の行程には、休憩時間をふんだんに確保している。のんびりと歩き始めた。
　逆川の集落を抜け、登山道に入る。しばらくして立ち止まり、クマ鈴の音が止むと、深い静寂に包まれた。小鳥のさえずりも風の音の全く聞こえない。道は十分に整備され、緩やかな勾配は物思いを促している。
　満観峰には、出発後1時間15分で到着した。広い山頂には多くのベンチが点在し、その一つ一つにハイカーがいた。想像以上に人気の山なのである。残念ながら富士山の方向には厚い雲が立ちはだかっており、初日の富士見は叶いそうになかった。南西方向に視線を転じ、高草山と焼津港を確かめたのち出発した。
　続々と人々が上がって来る。まだ10時半、こののち山頂は、より賑やかになるだろう。鞍掛峠まで一旦下ったのち、高草山への登りに取り掛かる。優しい道が続いていた。
　午前11時40分、目的地である高草山に到達した。数組の方々が昼食を楽しんでいる。のどかな光景が広がっていた。私も腰を下ろし、眼前に広がる駿河湾を望みながら食事の準備を始めた。
　背後から幼い子供の声が聞こえてくる。3人はじっとしていられず動き回っていた。やがて立ち止まると、何やら話し始めた。「今年も色々あったね」、「幼稚園に行けず参ったね」、きっとそんなことを話しているのだろう（そんなわけないか）。私も負けじと一年を振り返ろうとしたが、結局、年末らしからぬ陽気に、ぼんやりと海を眺めることしかできなかった。
　とにもかくにも、予定よりも大幅に早い下山となった。陽に向かって、焼津市街に向かって下りてゆく。予報では、明日は雨か雪だ。今のうちに柔らかい日差しを授かっておこう。足取りはすこぶる軽い。
　次のバスまで1時間以上あった。30分の道のりを歩むことにした。東名高速、新幹線の高架下をくぐり抜けて駅へと近づく。道中、今夜の楽しい予定を思い浮かべた。あの桜えびそばが目の前に運ばれてきた。（つづく）