熊野古道 伊勢路�� 尾鷲駅〜賀田駅
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体力度について
- GPS
- 08:49
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,008m
- 下り
- 1,012m
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| 天候 | 雨のち晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
八鬼山峠からの下りの石畳は濡れると滑りやすいのでスリップ要注意です。 |
| その他周辺情報 | ☆熊野市駅近くの銭湯・みはま湯 この地域には日帰り入浴施設が無いので貴重です。 (水曜日定休) ☆熊野市駅まで出れば飲食店やスーパー、宿泊施設があります。国道311号線沿いにはほぼ何も無いので、尾鷲駅か熊野市駅のどちらかに移動するほうが無難です。 |
写真
折角なのでモーニングを注文。コーヒー350円＋100円でサラダ・ゆで卵・ヨーグルト・パンが付いてくるなんて、まるで名古屋のモーニングのようだわ〜(+100円は無いけど...)
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左のボロボロの家屋は江戸時代に年貢や備蓄米を収納していた在蔵。安政には10石の備蓄米が収納されていたそうですが、たったそれだけ？と思ってしまう量です。
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左 くきみち 右 みさとみち と刻まれた道標がありました。大正時代の道標ですが、九鬼への往来が多かったので村役場が建てたそうです。
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やっと荒神堂(八鬼山日輪寺)に着きました。西国三十三ヵ所の一番札所の前札所とのこと。ここまでくれば八鬼山峠まであと少しです。
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茶屋跡。建物の礎石も残っています。茶屋を経営していたのは尾鷲市の岩本さん、だそうです。奥に見えるのは近年出来たトイレ。ドッポン和式でしたが管理が行き届いていて綺麗です。
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丸太階段も下ります。この先の石畳で両足とも滑って、思いっきり臀部を打ってしまいました...。痛くて暫く立ち上がれず、以降痛みをこらえて歩くことになりました。
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今からあの山の麓を巻くようにある2つの峠道を越します。その前にあまりに気持ちがよい海岸なのでおやつ休憩をとることにしました。
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三木里はピンク色に塗られた家が多い、ピンクビレッジですが、特に理由はなく、ただ単に塗装屋さんの手持ちのペンキがこの色だったとのこと。
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これによると八鬼山越えをした旅人は三木峠・羽後峠の通過を敬遠して、海路の舟渡しを利用して曽根町まで抜けたそうです。分かるわ〜その気持ち！私も三木里で心折れそうになったもん。
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装備
| 個人装備 |
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
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|---|
感想
【熊野古道伊勢路について】
紀伊路と同じく平安時代後期にはすでに開かれていた道のようです。
江戸時代には紀州藩が和歌山(市)からの熊野街道の延長として、田丸から新宮までの道を一貫して整備しました。
お伊勢参りを終えて西国三十三ヵ所の一番札所の那智山青岸渡寺へ向かう巡礼者が、
最盛期には年間数万人通行したと伝えられる祈りの道でもあります。
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【地図1】
伊勢路の地図は『熊野古道 伊勢路図絵』を歩かれる方ほとんどといっていいくらい手にしておられる絵地図です。作成してから随分年月がたった地図ですが、最新版も出ています。伊勢路上の観光案内所で手に入れることも出来ますが、ダウンロードも可能です。
https://www.kodo.pref.mie.lg.jp/download/#01
【地図2】
熊野古道伊勢路ルートマップ（英語版）北部・中部・南部の三部に分かれています。
外国人向けに作られた伊勢路の地図が2020年3月に発行されました。説明表示は英語なので私は読めませんが、地図は使い慣れた中辺路の地図によく似ているので見やすいのと、コンビニやトイレ、お店が伊勢路のルート上にアイコン表示されているので便利です。こちらの地図も移動時間の把握がし辛いですが、標高表示は分かりやすいです。
(北部)
http://www2.tb-kumano.jp/en/kumano-kodo/pdf/kumano-kodo-iseji-north-route-maps-complete.pdf
(中部)
http://www2.tb-kumano.jp/en/kumano-kodo/pdf/kumano-kodo-iseji-central-route-maps-complete.pdf
(南部)
http://www2.tb-kumano.jp/en/kumano-kodo/pdf/kumano-kodo-iseji-south-route-maps-complete.pdf
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【八鬼山峠】
伊勢路は石畳で有名な峠道が多いですが、いつ敷設されたのかははっきりしていないようです。江戸時代に紀州藩が熊野街道を整備していのでその時に敷設されたのかもしれません。
石畳だけではなく巡礼供養碑・茶屋跡・籠立場・町石・一里塚・道標・荒神堂などの史跡が多く残され、東屋のある山頂広場からは熊野灘が眺望できる素晴らしい峠道なのですが、その標高差や尾鷲市街地からのアクセスの悪さから、馬瀬峠越えの道とは違い観光客の姿を全くといっていいほど見ません。
その分苔生した石畳が多く残り、静かな古道歩きが楽しめる道となっています。
この古道も途中から江戸道と明治道に分かれますが、2020年12月現在、明治道は未整備で道が荒れていることから通行止めになっています。
【ヨコネ道】
世界遺産に登録されていない道ですが、僅かな距離ながら苔むした石畳があり、また木々の合間から海を眺めることが出来る古道です。
【三木峠】
短い距離のうちにドーンと登って、ドーンと下る印象が強い道です。この道もまた濃い苔に覆われた石畳が続きます。観光客はまずこない道だと思われるので、ひっそりと静かに歩くことになると思います。
【羽後峠】
三木峠の南側登り口から降り、右に真っ直ぐ舗装路を歩いて羽後峠の入口に入る方が近いですが、一旦国道まで降りて羽後峠の入口まで登り返す古道歩きを経て、ようやく入口にたどり着くことが出来ます。八鬼山越えを終えた人々がこの二つの峠越えを歩かずに、舟で曽根町へ渡ったことが多かったのも納得の、地味に応える峠道です。
---------------------------------------------------------------------------------------トイレの心配は全く不要のルートです。八鬼山峠の尾鷲入口、峠の手前、八鬼山峠の三木里入口、三木里海水浴場、賀田の古川橋手前にあるトイレなど、要所要所に設置されています。
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伊勢路を7回に分けて歩きました。宜しければご覧ください
熊野古道 伊勢路�� 伊勢神宮〜栃原駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2833641.html
熊野古道 伊勢路�� 栃原駅〜阿曽駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2833692.html
熊野古道 伊勢路�� 阿曽駅〜紀伊長島駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2833774.html
熊野古道 伊勢路�� 紀伊長島駅〜尾鷲駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2833832.html
熊野古道 伊勢路�� 賀田駅〜大泊駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2836103.html
熊野古道 伊勢路�� 大泊駅〜熊野速玉大社
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2836669.html
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