ポントムラ山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
−15:11BC(標高770m)
5日:5:54BC発−9:43ポントムラ山10:16−10:45 1355m峰10:56
−11:25ポントムラ山11:43−13:36 1304m峰14:06−14:43BC着
6日:6:23BC発−7:22ヌプントムラウシ林道
−8:42ヌプン峠8:54−11:05ヌプントムラウシ林道入り口着
天候 | 4月4日雨のち晴れ 5日晴れ 6日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
メンバー:山キチのッマ、プチ山キチ
昨年、ポントムラウシ山を二人で登って、今年はその北にあるポントムラ山が私達の目標になっていた。
4月4日
雨の降る中、天気予報を信じて車を走らせるが一向に良くならない。曙橋から約3Km
除雪された道を進み、ヌプントムラウシ林道入り口に着く。降雨の中歩くのは嫌だな〜と思っていたら、到着してすぐに雨が止み、青空も見えてきた。
今日は林道を8Km強歩いてキャンプの予定だ。山キチのッマさんはショートスキー(99Cm)、プチ山キチは130Cmのスキーを履き、それぞれ装備の半分以上を袋とソリで引いて行く。
雨に緩んだ雪面はスキーでも埋まり、それでなくても遅い私達の歩行速度をさらに落とされた。
ヌプン峠の1.3km手前くらいから歩幅の広い大きな熊の足跡が林道に続いていた。今日のものではなさそうなのでひと安心だが、声だけは出しながら進んだ。鹿の毛が多いフェルト状の熊の糞、続いて鹿の食べられた跡があり、残っているのは毛の長い部分の毛皮と顎の骨だけだった。ここまで食べてしまうのか?と驚いてしまった。もう食べる所がないということはここに居ついていないだろうから良かった。
ヌプン峠へと林道が東に曲がるところあたり、木々の間からオプタテシケ山、沼ノ原山、そして目指すポントムラ山の一部が見え気持ちに変化を与えてくれた。
ヌプン峠でシールを外し滑り降りて行くと熊の足跡もなくなり安心したのもつかの間、BC予定地のポントムラ山への林道の入り口付近に着くと、先ほどの熊とは別のそれほど大きくはない足跡が沢山付いていた。その多さに子連れの熊か?とも思えた。
こんな所でキャンプする気になれず、先へ進むことにした。その林道は沢の中へ、林道は流失したようで倒木も多く歩きにくい。
沢から上がった中段の林道上までショートカットして進んだが、そこにもまた熊の足跡が・・・。
もう熊の痕跡からは逃れられないと諦め、BCを設営した(標高770m)。
4月5日
天気の良い朝を迎えた。雪面が硬く、急な斜面のショートカットは面倒そうなので、急がば回れで林道を素直に進んだ。登るにつれ朝日に輝く山々が見え出した、特にトムラウシ山が美しかった(写真をご覧下さい)。地図上の林道が無くなってもさらに林道が続いていた。1304m峰経由で行こうと思っていたが、標高1170m台で等高線に沿った林道が有りその林道がどうなっているのか?は判らないが進んでみることにした。
進んでいくと、なだらかなポントムラ山との初対面、魅力不足の山容は地図読みで知っていたが・・・と言った感じだった。
林道はコルに出た、私達にとって好都合だった。さらにコルの先まで続いていた。コルに出るとニペソツ山、丸山が目に飛び込んできた。写真撮影の忙しい日だ!
ポントムラ山頂上(1336m)からも展望を楽しめた。特に頂上のチョット先に進むと、堂々とした山容のニペソツ山がよく見えた。ニペソツ山の西面を見るには最高の場所だった。
ポントムラ山の北にここより高い1355m峰があり、これも踏んでおかねばと向かう。
二重尾根の先にそのピークがあり、木には標識布が結ばれていた。みんな同じ考えだな〜とこのピークを外さなかったことを二人で喜んだ。
ポントムラ山へ戻り、シールを外してコルへ滑り降り、疲れの見え始めた山キチのッマさんを励まして1304m峰へ向かう。今日登ったピークでは一番ピラミダルなピークを外せない。
1304m峰に立ち今日踏んだ山を眺めるのはまた格別だ!景色に思い出が重なって見えるからだ。
ここから滑り降りる山キチのッマさんを見て随分成長したな〜と思った。滑りやすくなった雪質に、スキーを楽しみながらベースへ下った。
「山で飲むビールってホント旨いね」と山キチのッマさんの笑顔に、私の分までもついご馳走してしまった。
4月6日
今日は下山日。硬い雪面と倒木の多さに出だしから苦戦、途中からツボ足でヌプントムラウシ林道へと下った。デポしておいたソリに荷を積みなおしたりで時間を食う。
ヌプン峠近くまで登って来ると一昨日の私達のトレース上に大きな熊の足跡が付いていた。ずーっとトレース上を進んでいた熊はヌプン峠からポントムラウシ川側へ下っていてひと安心。
ヌプン峠を過ぎ、1304m峰が見えなくなるところで「ありがとうー」とひと声発し、ポントムラ山に別れを告げ、シールを外して滑り出すとそこからは早かった。
天気に恵まれ、展望を充分に楽しめ良い山行だった。
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