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Yamareco

記録ID: 2875546
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

瑞牆山

2020年11月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
nabekuni その他2人
GPS
--:--
距離
5.7km
登り
855m
下り
856m

コースタイム

日帰り
山行
5:15
休憩
1:10
合計
6:25
6:55
6:55
50
7:45
7:45
5
7:50
8:00
30
8:30
8:30
0
8:30
8:30
55
9:25
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35
10:00
10:15
10
10:25
10:50
65
富士山の見えるテラス
11:55
12:05
0
12:05
12:05
25
12:30
12:40
5
12:45
12:45
35
13:20
13:20
0
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
瑞牆山荘近くの県営駐車場で車中泊しました。23時の到着時には5〜6台しかなかったけれど、夜明け頃にはほぼ満車になっていました。夕方の下山時には路上駐車の車が多数ありました。
コース状況/
危険箇所等
雪は無く特に危険な場所はありませんでした。
その他周辺情報 下山後は増富温泉「増富の湯」で汗を流しました。
晩秋とはいえ三連休の初日。100台収容の駐車場は夜明けにはほぼ満車。天気は予報通り晴れ。
2020年11月21日 06:55撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 6:55
晩秋とはいえ三連休の初日。100台収容の駐車場は夜明けにはほぼ満車。天気は予報通り晴れ。
登山口前にある瑞牆山荘。55人収容でカフェ&レストランも併設。周囲にも駐車場があるが「車中泊禁止」の貼り紙があったので遠慮した。
2020年11月21日 06:58撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 6:58
登山口前にある瑞牆山荘。55人収容でカフェ&レストランも併設。周囲にも駐車場があるが「車中泊禁止」の貼り紙があったので遠慮した。
昨年建替えられた瑞牆山荘脇の公衆トイレ。新しい事もあり非常に綺麗。水洗・洋式、紙あり。冬季(11/24〜)閉鎖らしい。
2020年11月21日 06:58撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 6:58
昨年建替えられた瑞牆山荘脇の公衆トイレ。新しい事もあり非常に綺麗。水洗・洋式、紙あり。冬季(11/24〜)閉鎖らしい。
宿泊した訳ではないが、立派な看板があるので記念撮影。
2020年11月21日 06:59撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 6:59
宿泊した訳ではないが、立派な看板があるので記念撮影。
瑞牆山荘前が登山道入口。富士見平50分、瑞牆山2時間50分、金峰山4時間10分。
2020年11月21日 07:00撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:00
瑞牆山荘前が登山道入口。富士見平50分、瑞牆山2時間50分、金峰山4時間10分。
登山口から暫くは明るい林の中の緩やかな道を登る。
2020年11月21日 07:01撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:01
登山口から暫くは明るい林の中の緩やかな道を登る。
やがて急坂になり、富士見平手前まで九十九折りの急登が続く。
2020年11月21日 07:11撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:11
やがて急坂になり、富士見平手前まで九十九折りの急登が続く。
30分で稜線に出て眼前に瑞牆山の勇姿が現れる。
2020年11月21日 07:30撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:30
30分で稜線に出て眼前に瑞牆山の勇姿が現れる。
尾根に出てから富士見平までは緩やかな道が続く。
2020年11月21日 07:40撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:40
尾根に出てから富士見平までは緩やかな道が続く。
富士見平小屋直下の水場。
2020年11月21日 07:43撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:43
富士見平小屋直下の水場。
手前がビール冷やし用。奥が水汲用。
2020年11月21日 07:43撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:43
手前がビール冷やし用。奥が水汲用。
水場
2020年11月21日 07:44撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:44
水場
瑞牆山荘からコースタイム通りの50分で富士見平小屋に到着。
2020年11月21日 07:50撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 7:50
瑞牆山荘からコースタイム通りの50分で富士見平小屋に到着。
古き良き山小屋の雰囲気が漂う、良い感じの山小屋だ。
2020年11月21日 08:01撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:01
古き良き山小屋の雰囲気が漂う、良い感じの山小屋だ。
林間の良い感じのテント場。100張り可。
2020年11月21日 08:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:02
林間の良い感じのテント場。100張り可。
山小屋らしくない充実メニュー。小屋まで10分の所まで車で荷揚げ出来るからかも?
2020年11月21日 08:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:02
山小屋らしくない充実メニュー。小屋まで10分の所まで車で荷揚げ出来るからかも?
富士見平から桃太郎岩まではアップダウンを繰り返すが、下っている感が強い。
2020年11月21日 08:06撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:06
富士見平から桃太郎岩まではアップダウンを繰り返すが、下っている感が強い。
天鳥川を横切るとすぐに桃太郎岩に到着。パックリ割れた巨大な岩が無数の小枝に支えられている。
2020年11月21日 08:30撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:30
天鳥川を横切るとすぐに桃太郎岩に到着。パックリ割れた巨大な岩が無数の小枝に支えられている。
日本人の性か?大岩を見ると小枝や腕で支えたくなる。
2020年11月21日 08:32撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:32
日本人の性か?大岩を見ると小枝や腕で支えたくなる。
桃太郎岩から先はこんな感じの登山道が続く。
2020年11月21日 08:36撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:36
桃太郎岩から先はこんな感じの登山道が続く。
最初のクサリ場。大きな一枚岩なので濡れたり凍結したら怖い。
2020年11月21日 08:38撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:38
最初のクサリ場。大きな一枚岩なので濡れたり凍結したら怖い。
大岩
2020年11月21日 08:49撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 8:49
大岩
山頂直下にそそり立つ巨大な「大ヤスリ岩」。
2020年11月21日 09:24撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 9:24
山頂直下にそそり立つ巨大な「大ヤスリ岩」。
山頂直下のクサリ場
2020年11月21日 09:55撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 9:55
山頂直下のクサリ場
樹林帯を抜けた瞬間に山頂に飛び出す。巨大な岩が累々と横たわる。
2020年11月21日 09:59撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 9:59
樹林帯を抜けた瞬間に山頂に飛び出す。巨大な岩が累々と横たわる。
2230mの日本百名山に登頂。お二人は初登頂。
2020年11月21日 10:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:02
2230mの日本百名山に登頂。お二人は初登頂。
ワタシは43年ぶり2度目の登頂。
2020年11月21日 10:02撮影 by  PlayMemories Home, SONY
11/21 10:02
ワタシは43年ぶり2度目の登頂。
左の突起が金峰山山頂の「五丈岩」。来年は44年ぶりの金峰山に登ろう。
2020年11月21日 10:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:02
左の突起が金峰山山頂の「五丈岩」。来年は44年ぶりの金峰山に登ろう。
富士山
2020年11月21日 10:09撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:09
富士山
南アルプス
2020年11月21日 10:03撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:03
南アルプス
右から甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳。仙丈ヶ岳と北岳と間ノ岳は冠雪している。
2020年11月21日 10:03撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:03
右から甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳。仙丈ヶ岳と北岳と間ノ岳は冠雪している。
八ヶ岳はガスに包まれている。
2020年11月21日 10:03撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:03
八ヶ岳はガスに包まれている。
岩峰と金峰山
2020年11月21日 10:09撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:09
岩峰と金峰山
五丈岩
2020年11月21日 10:04撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:04
五丈岩
山頂から見下ろす大ヤスリ岩。
2020年11月21日 10:08撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:08
山頂から見下ろす大ヤスリ岩。
山頂は風が冷たかったので、10分ほど下って風の当たらない日の当たる場所でコーヒーを淹れておやつタイム。
2020年11月21日 10:34撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:34
山頂は風が冷たかったので、10分ほど下って風の当たらない日の当たる場所でコーヒーを淹れておやつタイム。
ローソンのプレミアムロールケーキ。山で食べるとさらに美味しい。
2020年11月21日 10:34撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:34
ローソンのプレミアムロールケーキ。山で食べるとさらに美味しい。
登山道から少し外れた平坦な広場で富士山も見える絶好の休憩適地。
2020年11月21日 10:38撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 10:38
登山道から少し外れた平坦な広場で富士山も見える絶好の休憩適地。
樹木越しの山頂
2020年11月21日 12:06撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:06
樹木越しの山頂
山頂から1時間40分で富士見平に到着。
2020年11月21日 12:29撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:29
山頂から1時間40分で富士見平に到着。
テント場からは見えなかったが、小屋の前からは富士山が見える。流石に富士見平だ。
2020年11月21日 12:37撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:37
テント場からは見えなかったが、小屋の前からは富士山が見える。流石に富士見平だ。
テント場からは見えなかったが、小屋の前からは富士山が見える。流石に富士見平だ。
2020年11月21日 12:37撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:37
テント場からは見えなかったが、小屋の前からは富士山が見える。流石に富士見平だ。
三連休とあってかテント場は大盛況だ。
2020年11月21日 12:37撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:37
三連休とあってかテント場は大盛況だ。
綺麗な洋式のポットンバイオトイレ。紙あり。
2020年11月21日 12:35撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:35
綺麗な洋式のポットンバイオトイレ。紙あり。
小屋から5分下ったところの林道終点には小屋のものと思われる車があった。
2020年11月21日 12:45撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:45
小屋から5分下ったところの林道終点には小屋のものと思われる車があった。
記念撮影
2020年11月21日 12:52撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:52
記念撮影
記念撮影
2020年11月21日 12:52撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 12:52
記念撮影
もうすぐ瑞牆山荘
2020年11月21日 13:04撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 13:04
もうすぐ瑞牆山荘
富士見平から35分で下山。
2020年11月21日 13:15撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 13:15
富士見平から35分で下山。
「路駐禁止音の看板の前に路駐する強者。
2020年11月21日 13:21撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 13:21
「路駐禁止音の看板の前に路駐する強者。
県営駐車場前のゲート前まで路駐がずらり。
2020年11月21日 13:22撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 13:22
県営駐車場前のゲート前まで路駐がずらり。
日帰り温泉・増富の湯。
2020年11月21日 14:02撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 14:02
日帰り温泉・増富の湯。
増富の湯「花豆食堂」で遅いランチ。摘み草天ざる(1,200円)。天ぷらも蕎麦もなかなか美味しい。
2020年11月21日 15:20撮影 by  NIKON D7500, NIKON CORPORATION
11/21 15:20
増富の湯「花豆食堂」で遅いランチ。摘み草天ざる(1,200円)。天ぷらも蕎麦もなかなか美味しい。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 行動食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ツェルト

感想

11月21日 晴れ
 今回は純子さんと美恵子さんを誘って43年ぶりの瑞牆山へ日帰り登山。元々11/20-21で蛭ヶ岳山荘泊の蛭ヶ岳登山の予定だったが、11/20が雨の予報なので、晴れが確実な11/21の日帰りに変更した。
 金曜日の夕方のせいかアクアラインは渋滞している。横浜北線も246も渋滞していたが、それを予期して早く出たので美恵子さん宅近くのガスト長津田店で夕食。美恵子さんを拾い、純子さんを拾って出発。純子さんは昨日、今日は仕事が大変だったらしく、当初計画通りに昨日出発だったら行けなかったとのこと。
 東名も首都高も渋滞しているので下道で国立府中ICを目指すが、ナビ任せで混み合う街中を1時間掛かって中央道に乗る。中央道は意外に空いている。
 須玉ICで降りて直近のコンビニで朝食を購入。増富ラジウムラインで増富温泉に向かい、さらにクリスタルラインで瑞牆山荘へ。須玉ICから瑞牆山荘まで50分だったが、道が細いので長く感じた。
 瑞牆山荘脇の公衆トイレは去年建て替えられたばかりでとても綺麗だ。洋式・水洗で紙もあるが、紙のホルダーが特殊で新しいロールの端を引き出すのがとても難しい。このトイレは11/24からは冬季閉鎖になるらしい。
 瑞牆山荘周辺の駐車場は「車中泊禁止」の看板があるので林道を約100m入ったところにある県営の富士見平口駐車場へ。100台収容の駐車場は意外に空いていて先着は6台だけだった。
 シートを倒しシュラフに潜って就寝。外気温は6℃だが意外に暑く、シュラフのファスナー全開にしていたが、明け方には寒くなりファスナーを閉じた。
 2時頃空を見ると満天の星だったので、カメラを三脚に乗せて星空を撮影した。

 6:00起床。晴れ、外気温4℃でちょっと寒い。駐車場は中央の2列を除いてほぼ満車になっていた。三角表示板を置いて車でトイレに行き、駐車場に戻って朝食を食べ身支度をして出発する頃にはほぼ満車になった。両膝に不安があるのでキネシオテープで膝をサポートするテーピングをした。
 まず瑞牆山荘に行き登山届けを投函し、「瑞牆山荘」の看板前で記念撮影をして出発する。登山口は瑞牆山荘の道路の向かい側にある。登り出しは落葉して明るい緩斜面を登るが、やがて九十九折りの急登になる。Tシャツにソフトシェルで出発したが、暑くなったのでソフトシェルを脱ぐ。
 途中で林道を横切るが、山小屋の車は富士見平手前の林道終点まで入れるようだ。30分ほどで稜線に出ると目の前に瑞牆山の山頂部岩峰がど〜んと迫ってくる。これは素晴らしい。
 稜線に出てからの緩い道を15分ほど登ると富士見平に到着する。富士見平小屋直下には水場がある。登山道から少し入った所に水場が2ヶ所あり一つは「ビール冷やし用」と書かれている。これは嬉しい。山頂で飲むコーヒー用に水を約1リットル汲む。
 富士見平小屋は明るい林の中にあり周囲に100張のテント場がある。三連休初日なので既に多くのテントが張られている。小屋のメニューはなかなか魅力的で山小屋とは思えないものが並んでいる。すぐ近くまで林道が来ており車で荷揚げが出来ることも充実メニューの理由だろう。
 トイレは洋式のポットンだがバイオ式で匂いは無く綺麗で紙も付いている。
 富士見平から苔むした森を行くと下りが始まる。ちょっともったいない感じだ。アップダウンが3回あるが最後の下りがかなり急でしかも50m以上下る。下りきったところで枯れた沢を渡ると「桃太郎岩」だ。
 桃太郎岩は高さ10m幅20mくらいある巨大な岩が真ん中でハックリと割れていて、桃太郎が生まれた桃のようなので「桃太郎岩」と名付けられたようだ。大岩の下には無数の小枝が立てかけられており、岩を支えているように見える。
 桃太郎岩を過ぎると岩ゴロの急斜面が続く。ルートがやや不明瞭で段差の大きな岩を乗り越える場所が多数あり、小柄な美恵子さんは苦戦を強いられる。クサリ場も何ヶ所かある。
 テンクラ予報は強風で終日Cとなっていたが、風は殆ど無く暑い。ヤマテンは晴れで午前中一時霧の予報だったが、結果的にはヤマテンの予報通りだった。山頂に近くなると天を突く大岩「大ヤスリ岩」が屹立するのが見える。青空をバックにダイナミックな光景だ。これぞ瑞牆山である。
 山頂まで10分くらいの峠のような所で瑞牆山自然公園からの「黒森コース」と合流したあたりから風が強く当たるようになり、Tシャツ1枚では寒いのでソフトシェルを着る。そこから鎖場の大岩をよじ登ると山頂だった。
 山頂の直前まで樹林帯だが、山頂部はぽっかりと露出しており360°の大展望だ。近くは五丈岩が顕著なお隣百名山の金峰山、その隣には富士山が美しい。南アルプスも全て見える。仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳は冠雪している。八ヶ岳は残念ながら雲に隠れている。
 山頂部は巨大な岩が積み重なっており、そこそこ広いスペースがある。山頂には10人くらいの人がいる。風は強くは無いが冷たいので山頂でコーヒーを飲むのは諦めて、風の当たらない場所まで下ることにした。
 10分ほど下ったところに登山道から外れたちょっとした広場があり、日当たりと富士山の展望が良く風も無い絶好の休憩場所があった。そこで湯を沸かし、コーヒーを淹れて凍らせたアクエリと一緒にクーラーバッグで持って来たローソンの「プレミアムロールケーキ」のおやつタイム。
 ローソンのロールケーキは家で食べても美味しいが、山で食べればさらに格別だ。百金の円筒プラスチックケースに入れて来たので形も崩れていない。
 我々が下る間にも大勢の人が登っていく。風は次第に強くなり、下部の樹林帯でもかなり強く吹くようになった。富士見平小屋に着く頃にはかなりの強風が吹き荒れるようになり、寒いのでソフトシェルを着た。我々が山頂付近にいる頃は比較的穏やかだったが、今頃山頂では立てないくらいの強風だろう。我々は運が良かった。
 テントの数は益々増えており大盛況だ。小屋の入口まで行くと林の切れ目から富士山が見えた。まさに富士見平小屋「看板に偽りなし」だ。
 風が強くなったので、休憩もほどほどに下山開始。小屋から5分ほど下った所が林道の終点で、四駆の軽自動車が2台停まっていた。小屋の荷揚げ用の車だろう。登りで最初に瑞牆山を見た場所からは青空をバックにした瑞牆山が素晴らしい。
 稜線から急斜面の下りに入ると風が当たらなくなり、また暑くなってソフトシェルを脱ぐ。テーピングの効果なのか膝はそれほど痛くならず、無事に瑞牆山荘まで下る事が出来た。サポートタイツはきついし暑いので膝サポートならテーピングの方が良い。
 瑞牆山荘周辺の道路は路駐の車でいっぱいだ。「路上駐車禁止」の看板の前に路駐する強者もいる。
 増富ラジウム温泉郷まで25分。日帰り温泉「増富の湯」へ。駐車場は建物から少し離れている。瑞牆山荘の前にあった割引券で830円が800円になる。
 脱衣場は異様に広く感じるが、床を見るとロッカーを撤去した跡があるのでコロナ対策でロッカーを間引きしたのだろう。温泉は冷泉の沸かし湯で25℃、30℃、35℃、37℃、42℃と5つの温度の湯船がある。低温の湯に長く浸かると疲労回復に良いのだが、流石に25℃は冷たくて入れない。35℃か37℃がちょうど良いが、上がる前に42℃に入った。
 風呂の後は館内の「花豆食堂」で遅い昼食。「摘み草天ざる」という野菜と葉っぱの天ぷらとざるそばのセットで、なかなか美味しい。純子さんと美恵子さんは「麦とろ定食」。どれも旬の地のもの食材で美味しい。
 帰りは中央道が小仏トンネルで渋滞があり、東名も海老名JCT〜横浜町田ICで渋滞しているのでナビ任せで圏央道の相模原愛川ICで降りたが、下道も激しく混んでおり、横浜町田IC付近の美恵子さん宅に着く頃には既に東名の渋滞は解消していた。やはり東名の方が早かったかも。
 美恵子さんと純子さんを送り、20:35に我が家に到着。今回は天候に恵まれて展望も満喫出来て楽しい山行だった。毎回こんな天気なら良いのだが・・・・。

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ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
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技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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