瑞牆山
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 855m
- 下り
- 856m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は無く特に危険な場所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 下山後は増富温泉「増富の湯」で汗を流しました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
ツェルト
|
感想
11月21日 晴れ
今回は純子さんと美恵子さんを誘って43年ぶりの瑞牆山へ日帰り登山。元々11/20-21で蛭ヶ岳山荘泊の蛭ヶ岳登山の予定だったが、11/20が雨の予報なので、晴れが確実な11/21の日帰りに変更した。
金曜日の夕方のせいかアクアラインは渋滞している。横浜北線も246も渋滞していたが、それを予期して早く出たので美恵子さん宅近くのガスト長津田店で夕食。美恵子さんを拾い、純子さんを拾って出発。純子さんは昨日、今日は仕事が大変だったらしく、当初計画通りに昨日出発だったら行けなかったとのこと。
東名も首都高も渋滞しているので下道で国立府中ICを目指すが、ナビ任せで混み合う街中を1時間掛かって中央道に乗る。中央道は意外に空いている。
須玉ICで降りて直近のコンビニで朝食を購入。増富ラジウムラインで増富温泉に向かい、さらにクリスタルラインで瑞牆山荘へ。須玉ICから瑞牆山荘まで50分だったが、道が細いので長く感じた。
瑞牆山荘脇の公衆トイレは去年建て替えられたばかりでとても綺麗だ。洋式・水洗で紙もあるが、紙のホルダーが特殊で新しいロールの端を引き出すのがとても難しい。このトイレは11/24からは冬季閉鎖になるらしい。
瑞牆山荘周辺の駐車場は「車中泊禁止」の看板があるので林道を約100m入ったところにある県営の富士見平口駐車場へ。100台収容の駐車場は意外に空いていて先着は6台だけだった。
シートを倒しシュラフに潜って就寝。外気温は6℃だが意外に暑く、シュラフのファスナー全開にしていたが、明け方には寒くなりファスナーを閉じた。
2時頃空を見ると満天の星だったので、カメラを三脚に乗せて星空を撮影した。
6:00起床。晴れ、外気温4℃でちょっと寒い。駐車場は中央の2列を除いてほぼ満車になっていた。三角表示板を置いて車でトイレに行き、駐車場に戻って朝食を食べ身支度をして出発する頃にはほぼ満車になった。両膝に不安があるのでキネシオテープで膝をサポートするテーピングをした。
まず瑞牆山荘に行き登山届けを投函し、「瑞牆山荘」の看板前で記念撮影をして出発する。登山口は瑞牆山荘の道路の向かい側にある。登り出しは落葉して明るい緩斜面を登るが、やがて九十九折りの急登になる。Tシャツにソフトシェルで出発したが、暑くなったのでソフトシェルを脱ぐ。
途中で林道を横切るが、山小屋の車は富士見平手前の林道終点まで入れるようだ。30分ほどで稜線に出ると目の前に瑞牆山の山頂部岩峰がど〜んと迫ってくる。これは素晴らしい。
稜線に出てからの緩い道を15分ほど登ると富士見平に到着する。富士見平小屋直下には水場がある。登山道から少し入った所に水場が2ヶ所あり一つは「ビール冷やし用」と書かれている。これは嬉しい。山頂で飲むコーヒー用に水を約1リットル汲む。
富士見平小屋は明るい林の中にあり周囲に100張のテント場がある。三連休初日なので既に多くのテントが張られている。小屋のメニューはなかなか魅力的で山小屋とは思えないものが並んでいる。すぐ近くまで林道が来ており車で荷揚げが出来ることも充実メニューの理由だろう。
トイレは洋式のポットンだがバイオ式で匂いは無く綺麗で紙も付いている。
富士見平から苔むした森を行くと下りが始まる。ちょっともったいない感じだ。アップダウンが3回あるが最後の下りがかなり急でしかも50m以上下る。下りきったところで枯れた沢を渡ると「桃太郎岩」だ。
桃太郎岩は高さ10m幅20mくらいある巨大な岩が真ん中でハックリと割れていて、桃太郎が生まれた桃のようなので「桃太郎岩」と名付けられたようだ。大岩の下には無数の小枝が立てかけられており、岩を支えているように見える。
桃太郎岩を過ぎると岩ゴロの急斜面が続く。ルートがやや不明瞭で段差の大きな岩を乗り越える場所が多数あり、小柄な美恵子さんは苦戦を強いられる。クサリ場も何ヶ所かある。
テンクラ予報は強風で終日Cとなっていたが、風は殆ど無く暑い。ヤマテンは晴れで午前中一時霧の予報だったが、結果的にはヤマテンの予報通りだった。山頂に近くなると天を突く大岩「大ヤスリ岩」が屹立するのが見える。青空をバックにダイナミックな光景だ。これぞ瑞牆山である。
山頂まで10分くらいの峠のような所で瑞牆山自然公園からの「黒森コース」と合流したあたりから風が強く当たるようになり、Tシャツ1枚では寒いのでソフトシェルを着る。そこから鎖場の大岩をよじ登ると山頂だった。
山頂の直前まで樹林帯だが、山頂部はぽっかりと露出しており360°の大展望だ。近くは五丈岩が顕著なお隣百名山の金峰山、その隣には富士山が美しい。南アルプスも全て見える。仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳は冠雪している。八ヶ岳は残念ながら雲に隠れている。
山頂部は巨大な岩が積み重なっており、そこそこ広いスペースがある。山頂には10人くらいの人がいる。風は強くは無いが冷たいので山頂でコーヒーを飲むのは諦めて、風の当たらない場所まで下ることにした。
10分ほど下ったところに登山道から外れたちょっとした広場があり、日当たりと富士山の展望が良く風も無い絶好の休憩場所があった。そこで湯を沸かし、コーヒーを淹れて凍らせたアクエリと一緒にクーラーバッグで持って来たローソンの「プレミアムロールケーキ」のおやつタイム。
ローソンのロールケーキは家で食べても美味しいが、山で食べればさらに格別だ。百金の円筒プラスチックケースに入れて来たので形も崩れていない。
我々が下る間にも大勢の人が登っていく。風は次第に強くなり、下部の樹林帯でもかなり強く吹くようになった。富士見平小屋に着く頃にはかなりの強風が吹き荒れるようになり、寒いのでソフトシェルを着た。我々が山頂付近にいる頃は比較的穏やかだったが、今頃山頂では立てないくらいの強風だろう。我々は運が良かった。
テントの数は益々増えており大盛況だ。小屋の入口まで行くと林の切れ目から富士山が見えた。まさに富士見平小屋「看板に偽りなし」だ。
風が強くなったので、休憩もほどほどに下山開始。小屋から5分ほど下った所が林道の終点で、四駆の軽自動車が2台停まっていた。小屋の荷揚げ用の車だろう。登りで最初に瑞牆山を見た場所からは青空をバックにした瑞牆山が素晴らしい。
稜線から急斜面の下りに入ると風が当たらなくなり、また暑くなってソフトシェルを脱ぐ。テーピングの効果なのか膝はそれほど痛くならず、無事に瑞牆山荘まで下る事が出来た。サポートタイツはきついし暑いので膝サポートならテーピングの方が良い。
瑞牆山荘周辺の道路は路駐の車でいっぱいだ。「路上駐車禁止」の看板の前に路駐する強者もいる。
増富ラジウム温泉郷まで25分。日帰り温泉「増富の湯」へ。駐車場は建物から少し離れている。瑞牆山荘の前にあった割引券で830円が800円になる。
脱衣場は異様に広く感じるが、床を見るとロッカーを撤去した跡があるのでコロナ対策でロッカーを間引きしたのだろう。温泉は冷泉の沸かし湯で25℃、30℃、35℃、37℃、42℃と5つの温度の湯船がある。低温の湯に長く浸かると疲労回復に良いのだが、流石に25℃は冷たくて入れない。35℃か37℃がちょうど良いが、上がる前に42℃に入った。
風呂の後は館内の「花豆食堂」で遅い昼食。「摘み草天ざる」という野菜と葉っぱの天ぷらとざるそばのセットで、なかなか美味しい。純子さんと美恵子さんは「麦とろ定食」。どれも旬の地のもの食材で美味しい。
帰りは中央道が小仏トンネルで渋滞があり、東名も海老名JCT〜横浜町田ICで渋滞しているのでナビ任せで圏央道の相模原愛川ICで降りたが、下道も激しく混んでおり、横浜町田IC付近の美恵子さん宅に着く頃には既に東名の渋滞は解消していた。やはり東名の方が早かったかも。
美恵子さんと純子さんを送り、20:35に我が家に到着。今回は天候に恵まれて展望も満喫出来て楽しい山行だった。毎回こんな天気なら良いのだが・・・・。
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