足尾 ウメコバ沢
コースタイム
- 山行
- 9:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:35
天候 | 曇り一時雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
写真
装備
個人装備 |
50m8.5ダブル2本
180スリング1本
120スリング2本
13スクリュー3本
17スクリュー6本
22スクリュー1本
リンクス
ノミック
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感想
岩やドライでは頻繁に訪れる足尾。最近アイスにては若干足が遠のき「近くても遠くの蕎麦屋」になりつつある中、足尾 ウメコバ沢に氷を楽しみに行ってきました。
すっかり明るくなるも曇天の中、銅親水公園より水平道を辿りアプローチ開始。
暦の上では直近に大寒を迎えたものの前日、暖気が入った為か肌を刺す様な寒さは感じられなく快適に足を進め松木沢の顔でも有ろうジャンダルムに出迎えられます。
ジャンより荒れた水平道を辿り目的であるウメコバ沢出合へ。
途中有る横向、夏小屋、黒沢と横目に凍結状態を確認しながら足を進めるものの、どれも氷結状態が悪く登攀への不安が積もる中、ウメコバ沢出合へ到着。
出合にて愕然。F1は全く氷結しておらず今後の登攀により一層不安が募り、敗退覚悟も視野に入れウメコバ沢 遡行開始。
F1,2はフィックス伝いに高巻き明るく開けた沢を詰めて行き、中央岩峰を横目に過ぎると沢は凍結し氷床となり登攀の不安が若干和らぎます。快適に遡行し取り付きであるF3へ。
氷床の状態から、氷質の少しの期待とは裏腹に、取り付きより望むF3は抜け口付近に大きな穴が開き愕然するものの、ラインを選べは登攀可能な為準備を整え登攀開始。
【F3】 氷質の良さそうな右のラインより高度を上げる。出だしは寝ていてアップには最適。徐々に高度を上げるにつれ氷は立って来るが階段状の為、心地良く高度を上げる。大きく口を開いた穴を横目に上部抜け口へ。取り付きより目視するより薄いものの氷質は思いの外安定しており終了点へ。次のアプローチを考慮し終了点ではピッチを切らず更に上部左岸の立木までロープを延ばす。
終了点から立木までの約10m程の区間が非常に氷が薄く不安定で個人的には核心に感じた。
【F4】 F3取り付きよりF4の方が氷結状態が良いのではないかと期待を込めF4取り付きに到着するも、F4に関しては中間部に大穴が2か所も開き更に愕然。本日何度目の愕然だろう。 愕然する事に麻痺し始めたのか登攀出来るラインを探し登攀開始。
中間部に大穴が開いている為登攀できるラインは左右の2本。右の弱点のラインにルートを定め登攀開始。F3同様下部は傾斜が緩く高度を上げるにつれ傾斜は増すが階段状の為、心地良く高度を上げる。抜け口付近は氷が極端に薄くなるがラインを見極めればスクリュウーも決まり終了点へ。
トップロープを張り各自ラインを選択し、遊んだ後下山。
終始、天候と氷質に不安を抱きながらの山行でしたが蓋を開けてみれば、快適で楽しむ事の出来た山行となりました。
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