入道ケ岳 鈴鹿セブンマウンテン その2
- GPS
- 10:51
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
6:43大石橋
9:25宮指路岳
9:47小岐須峠
11:13イワクラ尾根分岐
11:28-12:05 途中で昼食
13:23椿大神社奥宮
13:33-14:12入道ヶ岳山頂
14:46二本松尾根
15:31椿渓谷キャンプ場
16:16桃林寺
16:51小岐須渓谷山の家駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(無料、20台ほど駐車可能) |
写真
感想
私は「日本100名山」の制覇を目指そうと思ったり、
いろんな山々のピークを踏むことに対してのこだわりは特にない。
ただ、山を楽しく歩きたいだけで、楽しければ近場の山々で十分だし、
例え同じ山でもルートや季節や同行者が違えば
それはそれで、また違った楽しみ方ができるので、それに満足している。
でも、そろそろたまには違う山域に挑戦してみたくなって、
いつもよりも少し遠くの山域に目を向けてみた。鈴鹿山脈が西方にあった。
その山域は昨年に霊仙山と藤原岳に山行してみたが、
稜線沿いの開放感と独特のカルスト地形は私にとってなじみのある
台高・大峰とは全く違った雰囲気が味わえたことを思い出した。
それで、ちょっとした非日常を求めて鈴鹿の山々に行ってみたくなってきた。
せっかくなので、有名な「鈴鹿セブンマウンテン」
(藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳の7山)
を今年1年かけて完登してみようと思う。
いつものスタイルとは違うが、たまには目標を決めて山に向かってみるのもいいだろう。
ただし、ここはヒルのいる山域なので暑い時期は避けたいところ。
それに、冬の時期も雪が奥深そうで無理っぽい。
なので、実質的には4月・5月・10月・11月の4月での挑戦になると思う。
まあ、無理せず楽しんで登るつもりだけど・・・
手始めに地図を広げて自宅から一番近くにある「入道ケ岳」を目指してみることにした。
地図上で山の周囲を調べてみると宮指路岳から水沢峠までの稜線上の道も
魅力的に思えてそこも歩いてみたくなってきた。
それで、ネット上でルートを調べていると、その稜線上を歩き、
「入道ケ岳」のピークも踏んでいる記録をこのヤマレコ内に発見した。
今年の3月30日のyossiiさんの記録
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281324.html) でした。
今回はこの記録を参考にさせていただきました。yossiiさん、ありがとうございました!
自宅から自家用車で片道2時間半くらいはかかりそうなので、
前日の晩に近くのSAで車中泊をすることにした。そのほうが体力的に楽である。
自宅で晩の食事を摂ってちょっとゆっくりしてから、
車を運転して名阪国道の伊賀SAに到着。1時間15分で行けました。
朝の5時過ぎに目が覚めてそこから車を40分運転して
スタート地点の小岐須渓谷山の家駐車場に着いた。一番乗りでした。
とりあえずは林道をとぼとぼ歩き、やがて標識のある登山口へ。
そこから、ようやく山道を歩きはじめる。
しかし、10分ほど歩いたところでGPSで現在地を確認すると、
ここは予定していたルートではないことに気がつく。
しかも、今歩いているルートはGPSには記載されているが
「山と高原地図」には記載されていない。
どこで間違ったのかはわからないがとりあえず、標識のある登山口まで戻ってみた。
そこで、GPSで確認してもルートの入口の場所は間違っていないようだ。
不思議な気持ちで標識を眺めていると、その標識の上に赤いテープがあり取り付きがあることに気付いた。
そこが登山口だった。(ややこしいなー)
先を進んでほどなくして、小川を渡るといきなり濡れた岩の上に置いた足が滑って転倒する。
(おいおい、今日は幸先が随分と悪いな・・・)
今日は出だしからいいことはないので、それからは慎重に黙々と足を運び宮指路岳を目指す。
やがて、背後に人の気配を感じて、先行してもらおうと
道の端に寄って人が来るのを待つ。現れたのは半袖姿の単独の男性だった。
何となくこれから歩くルートの話しをすると偶然にも
「宮指路岳―イワクラ尾根―入道ケ岳―二本松尾根を通って下山」
と私の予定しているルートと同じだった。
しかも、奇遇なことに私の近所の奈良県桜井市の方だった。
けっこう山の話しで盛り上がってしまい、
それからは何となくご一緒に歩くことになった。
(結局、ゴールまでご一緒させていただくことになった。)
宮指路岳の稜線に着いてからは天気も良くて、そこからは特徴的な
「槍ヶ岳」を彷彿させるような鋭角的な山容の「鎌ケ岳」を眺めながら
そして「山」の話しをしながらの楽しい山行となった。
いくつかのアップダウンを繰り返して、やがて鳥居のある「入道ケ岳」の山頂に着いた。
特に展望なんてそんなに期待はしていなかったが、
そこからは遠くは名古屋そして伊勢湾までもが見渡せて、
青い空がどこまででも続いていくかのような・・・
それは、今まで見たことのない、とても開放感のある展望だった。
せっかくなので、この展望をお互いに十分に味わってから後ろ髪を引かれる思いで二人で下山を開始する。
やがて、下山開始より30分ほどで分岐の標識のところに出る。
右側が「屏風岩・祓塚(滝ケ谷コース)」と表示されており、
左側へは「椿大神社(二本松尾根コース)」と表示されていた。
ここの分岐で二人で地図を取り出し、GPSを眺めながら協議する。
問題は下山から次の分岐が現れるのがコースタイムで1時間後なのに、
我々はまだ30分しか歩いていない。しかも、話しをしながらで急いで歩いた訳じゃない。
GPSで確認すると、分岐点はまだまだ先になっている。
しかも気になることに「滝ケ滝コース」の表示の下に小さな字で「通行不能」と書いてあった。
これはどうも胡散臭い。
総合的に判断して、右側は怪しいので左側に行ってみることにした。
(まあ、椿大神社に行っても遠回りでも帰れるし・・・)
そこからは歩き続けども、行きたい方向には行かずに
時折、GPSを眺めるも登山道が離れていくし、表示する方向も不安定でなんかおかしい。
うーん。どうも、何かがおかしい・・・
ご一緒した男性も「鈴鹿は不思議と道迷いが多い」と言っておられた。
先日も、藤原岳で迷うことのないところで迷われたらしい。
それは今から思い返しても何でルートミスしたのか不思議に思うとのこと。
そんな噂は私も耳にしたことがある。やっぱり何か、あるのかな?
結局「椿渓谷キャンプ場」を経て「椿大神社」へと予定より随分と大周りで
予定下山時刻よりも遅れてようやく無事にスタート地点へと戻ることができた。
最後に今日の山行のほとんどをお付き合いいただきました桜井市の57歳の単独男性
(すいません。最後までお名前を伺わなかったので・・・)
いろいろと楽しいお話を聞かせてくださって、ありがとうございました!
下山は予想外に迷いましたが楽しい一日になりました。
これからも、お互いに安全な山行を続けましょう。
それにまた、どこかも「山」でお目にかかれる日を楽しみにしています。
最後に「大普賢の周回」は気を付けて行ってくださいね!
おはようございます〜
いい天気でしたね。雲ほとんどなしの青空のみ・・・
私はもう少し北の辺りで、うろちょろしてました。
帰りの高速で多分、低速走行の私をorisさん追い抜いていったと思いますよ。
鈴鹿セブンマウンテン・・・
目標に向かっていよいよ始動しましたね。
焦らず長いスパンかけて、楽しく登ってくださいねぇ。
おはようございます 天気も良く 気持ち良さそうですね。
鈴鹿セブンマウンテン 完全制覇まで 残り たったの 6つですね
山ヒルなんかに負けないで 気合いで 行ってみましょう・・・・・
私も 遠くから応援してます。
popoiさんも鈴鹿の山を登っていたんですね。
どこだろう?レコを楽しみにしています。
当日は天気がよかったので、あの辺りの山に行っていた人は
みんなよかったんじゃないでしょうか。
天気がいいとその山の印象がよくなりますよね。
入道ケ岳からの展望は素晴らしかったですよ。
popoiさんも機会あればぜひです。
山ヒルに関しては幸いなことに被害にあったこともないし、まだ見かけたこともありません。
でも、その被害の恐ろしさは聞いていますので、いる時期には避けるしかなさそうですね。
負けますし、逃げますよ。
NANIWANさんもいつもの山とはちょっと別世界の鈴鹿ワールドへぜひ。
でもでも、道迷いには気を付けてください。この山域は説明できない難しさがあります。
記事参考ありがとうございます。
椿大神社までぐるっと周回には驚きましたが・・・
36枚目の写真にあるように通行止めでは
そのまま二本松尾根コースに行くしかないですね。
調度1年前は通れたのですが・・・
画像も確認したところ通行止めと書いたあとはありませんでした。
いつからなんでしょうね。
それと鈴鹿の山はほんと迷いやすいですね。
標識は増えて道迷いの心配も少なくなりましたが
肝心なところにテープ等のしるしがないところ等があり
それ以外にも知らない間に違うところを歩いていたりと
僕も何度か間違ったところを歩いています。
気を付けて歩くしかないですね・・・
尾根歩きの入道ヶ岳は楽しんでいただけたようで良かったです。
セブンマウンテン頑張ってください。
僕は御在所岳が残ったままです。
人の多いところは苦手なのでいつになったら行けるかですが・・・
こちらこそ、ありがとうございました!
お陰さまで宮指路岳からイワクラ尾根分岐までの稜線歩きはとっても楽しかったです。
しかも、当日は天気がよかったので、鎌ケ岳をはじめ鈴鹿の山々を楽しめました。
間違った場所ですが、標識に小さく手書きで「通行不能」と書いてあったので
実際にはどうかわかりません。
ただし、総合的な判断としては、行かないという判断をしました。
遠回りになって疲れましたがまあ、無事に帰って来られたので結果的にはよかったと思っています。でも予想以上に時間がかかって下山後はぐったりでしたよ・・・
ホントに鈴鹿の山は迷いやすいですね。これからも気をつけます。
セブンマウンテンは、ぼちぼちがんばります!
華やかに○○制覇!とやるのではなく、地に足がついたというか、じっくり着実に問題をクリアしながら目標に近づいていく。
そんなスタイルはとてもorisさんらしいように思います。
セブンマウンテンシリーズ、楽しみにさせていただきますね。
同行の方の次の目的は大普賢の周回だったんですね。
orisさんの経験談が役にたったことでしょうね。
そうですね。 山に対しては「○○制覇!」って言う表現は
何だか山に対して上から目線って言うか、征服していくみたいで嫌なんですよね。
ですから私は「セブンマウンテン完登」を目指します。
当日の同行者の方はセブンマウンテンを全部行かれたらしく
「御在所と鎌ケ岳か雨乞岳なら一日で2座行けますよ」とかアドバイスをいただいたのですが
私は一日の1座をゆっくり楽しみたいので「欲張らずに一日1座にします」と答えました。
1座1座のそれぞれの思い出がほしいのです。
ただし、家からちょっと遠いのと行ける季節が限られているので、
今年中に登られたらいいんだけど・・・
行動時間を見てびっくりしました。
すごいたっぷり歩かれてらっしゃるのではないでしょうか。
入道ヶ岳はまったく意識したことがありませんでした。
迷い易いんですね。
なかなか目を楽しませてくれるオブジェがたくさんあるのですね。
そしてまたまた出会いがあったのですね。
私も鈴鹿山系に行きたくなりました。(^^)v
こんばんは〜orisさん。
セブンマウンテン制覇されるのですね!!
報告が楽しみでーす。
私も御在所岳に登った時に、
鎌ヶ岳もついでに登りました〜。
ただガスって景色がなんにも見えなかったです。
しかし山頂付近すごく登り甲斐があったな〜
懐かしい記憶です。
山ヒル...怖いな
途中で道迷いもあり、予想以上に下山が遅くなってたっぷりと歩く羽目になりました。
まあ、初めての山でたくさん写真を撮ったり、同行者と話をしたりでゆっくりペースでしたが・・・
私は慎重派なので事前に調べたり、よく確認をするので
大峰や台高では道迷いはほとんどないのですが、鈴鹿の山は難しかったです。
キバラーさんも行かれる際は気を付けてくださいね。
当日は単独で行ったのですが、たまたま同行者ができて楽しい一日となりました。
いつもの山とはちょっと違う鈴鹿の山へヒルが出るまでに、ぜひ行ってください。
そうそう、私もヒルが恐ろしくて・・・
なので、鈴鹿はとりあえずは5月までで、あとは10月と11月くらいかな?
なので、今年中に全部を登れるかは微妙ですよ。
鎌ヶ岳は槍ヶ岳のように先鋭的な山容で、どこから見ても目立ってました。男前でしたね。
でも、尖っているってことは、登るのは大変でしょうね。
次はどこにするか、いつ行くかはまだ考えていませんが、楽しく歩けそうなルートを探します。
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