記録ID: 28945
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積雪期ピークハント/縦走
日高山脈
南日高・神威岳からピリカヌプリ
1990年01月02日(火) 〜
1990年01月09日(火)


- GPS
- 176:00
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 2,559m
- 下り
- 2,537m
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
ニシュオマナイ林道→神威中間尾根→神威岳→ソエマツ岳⊃ピリカヌプリ→ソエマツ東尾根→尾田 1990/1/2〜9(7-1) 1/1 浦河駅にC0 浦河の神社をお参りし、スナック暖手巣にて新年を祝う。 1/2 快晴: 浦河駅→元浦川林道ソエマツ沢出合までタクシー(7:30)→林道終点(10:30)→尾根末端(11:30)C1 タクシーにて入山。「寿命が縮まる林道」をソエマツ沢出合まで。ニシュオマナイ林道は雪崩の心配なし。鹿撃ちのトレースを使いながら林道終点まで。尾根末端の河原に天張り、焚火で入山を祝う。 1/3 快晴→小雪:C1(6:30)→中間尾根Co1100m(13:20)C2 中間尾根を登る。下部は笹ブッシュ、上部は膝上のラッセル。傾斜は緩くて登りやすいが、重荷に喘ぐ。 1/4 晴れ:C2(6:45)→国境稜線(8:05-30)→神威岳(11:00)C3イグルー泊 昨日稜線上に発見した人影はペテガリ岳から縦走して来た畜大山岳部の庄司パーティーであった。中間尾根の頭から神威岳までは特に難しい所はない。今回登った中間尾根よりもむしろ夏道の尾根の方が快調そうに見えた。Co1520mと頂上の北側には雪洞が掘れる。雪が締まって硬いのはピーク周辺のみ。頂上にイグルーの完璧形。2時間弱で完成。夜は無風快晴。満天の星の下、外に出てウォッカを飲み干した。 1/5 曇り:C3(6:35)→靴巾山(8:30)→ソエマツ岳(12:35)→東尾根Co1550mC4 神威岳の下りはカンバが鬱陶しい。畜大のトレースがあったので大分楽に行けた。靴巾山の手前は冬テンで泊まれそう。噂に聞く靴巾リッジ、確かに細いのだが、これだけブッシュが目立つと怖くない。ノーザイルで通過。靴巾山で畜大と合流。ここからソエマツ西峰までワッパがなければ消耗する。ソエマツ頂稜は岩が露出し、細いのでワッパを脱ぐ。東峰で畜大と別れ、イグルーを作ろうとするが、雪が少なくて断念。天場を東尾根に下ろす。きちんとブロックを積めば悪天でも粘れそう。夜、風強し。 1/6 雪:C4=C5 低気圧の通過で動けず。休養を兼ねて停滞。夜には晴れてくる。 1/7 快晴(ピリカヌプリで-7℃):C5(6:30)→ピリカヌプリ(10:10)→C5=C6(13:30) 好天。天場からワッパをつける。カムイ〜ソエマツの稜線に較べるとブッシュもなく快調な稜線。十勝側はなだらかで、日高側は切れ落ちている。ギャップの通過は問題なし。ピリカからの眺めは絶品だ。南は楽古、北はカムエクまで見渡せた。ここから見る神威岳は美しい。 1/8 晴れ:C6(6:30)→尾根末端(12:40-13:30)→林道Co390m(14:30)C7 ソエマツ東尾根を下る。これまでの山行の印象を台無しにするような尾根だ。ヌピナイ川の河原に降りてしばらく歩くと、左岸の林道がCo390m付近まで伸びていた。 1/9 曇り→晴れ:C7(6:40)→最終人家、地図の切れ目付近(10:00) 林道は車の轍があって楽に進める。長ーい林道をホゲホゲと下山。最終人家までたどり着くと、畜大山岳部の方が車で迎えに来てくれた。感謝感謝。 ※今回の南日高は低気圧の通過以外全て好天。 |
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