晴れたら神奈川を歩こう 早雲山駅からケーブルカー・登山鉄道とともに箱根湯本駅まで＋早雲寺

2021年02月06日(土) [日帰り]

• GPS: 04:57
• 距離: 19.2km
• 登り: 444m
• 下り: 1,103m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 1:01
• 合計: 4:55

距離 19.2km 登り 444m 下り 1,106m

8:07 早雲山登山口
8:40 8:47 強羅駅
9:36 9:39 小涌谷駅
9:55 太閤湯
10:04 10:08 宮ノ下駅
11:18 塔ノ沢駅
11:35 11:36 函嶺洞門駐車場
11:42 箱根観光物産館
11:47 11:49 箱根湯本駅
11:53 12:21 箱根町役場
12:23 神明神社
12:28 12:43 早雲寺
12:45 12:46 箱根仲町駐車場
12:59 箱根観光物産館
13:02 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

〈行き〉
小田原駅近くのコインパーキングに駐車　小田原駅→箱根湯本駅→強羅駅→早雲山駅
〈帰り〉
箱根湯本駅→小田原駅　駐車した車を回収

その他周辺情報

すき家小田原店
早雲寺
小田原駅近くのカレー屋さん
コロナワールドコロナの湯

写真

2/6 6:01

　朝のすき家、のっけ盛り朝食に納豆。これで500円しない。

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　小田原駅からこれに乗って箱根湯本駅まで。

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　そこからはさらにこれ、登山鉄道になります。昨年復旧しました。

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　さらに乗り換えてケーブルカーになります。

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　そう、今日のスタートはここ、早雲山駅です。でも、ここが最寄り駅という住民、いるのかなあ。

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　円鍔本規さん作の「若い娘」という作品。彫刻の森美術館から箱根登山鉄道に譲渡され、箱根湯本駅にあったのだが、今はここにある。

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　ここから先のゴンドラの駅にはどうやって赤線を繋げるか・・・。大涌谷駅が最寄りですという住民はいるのだろうか。

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　カーブしながら下っていきます。

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　集英社という文字がありましたね。ここで作家さんを接待したり、打ち上げやったり、研修したりしたのでしょうね。

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　この道をケーブルカー沿いに下っていきますと

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　はい、ありました。上強羅駅です。鉄道の距離は短いけれど、遠回りしないと歩けない。

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　ホームはこんな感じになっています。

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　民家っぽい、ということはこの駅にはもう最寄りとする住民がいるんですね。

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　そして、3分の歩行で中強羅駅になります。

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　誰も乗っていないケーブルカー。まあ、この時間帯に下りだったらなあ。ということで運転士さんととりとめのないおしゃべり。

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　今日はあったかいにゃー。思わず目をつぶるにゃんこ。

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　4分の歩行で公園上駅。でも、強羅公園の入り口の最寄り駅ではありません。

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　ケーブルカーのすれ違いが行われるところを激写。

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　そして、駅を降りたらすぐに箱根美術館だ。美術館にはあまり興味はない。

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　一本離れた道を下っていきましょう。

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　ということで公園下駅だ。ここが強羅公園の最寄り駅になる。

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　そして、ここが強羅公園の入り口になるが、開館前だ。先も長いし入ったこともあるのでスルーする。

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　そして、こんな坂を下っていくと。

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　強羅駅、登山列車とケーブルカーの乗換駅になる。

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　そして、関東の駅百選にも選ばれている駅だ。

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　駅前には商店街、

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　工作車だろうか、これを撮影して駅を出発した。

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　しばらく歩いて振り返り、登山列車を撮影。遅いので撮影しやすい。

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　餃子センター、駅ではありません。きちんと強羅駅と彫刻の森駅までの距離と時間ものせています。

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　そして、この県道は723号、「何(72)〜、さぁ(3)・・・。」

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　このような色使いのコンビニ、観光地では気になります

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　はい、彫刻の森駅になります。彫刻の森美術館の最寄り駅になりますね。

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　そして、ここが彫刻の森美術館。私はあまり興味はありません。

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　南朝の忠臣、新田義則公の墓とな。100mなら行って見ようぞとの。

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　牛乳屋踏切を越えていきます。昔ここに牛乳やさんがあったことからこの名前だそうです。

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　美術館の間の道を進んでいきます。

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　すると、こんな鳥居がありましてその奥に、

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　新田義則公のお墓になります。新田義貞公の孫に当たる人であるが、この近くの温泉地で入浴中に殺されたとのことです。

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　ここにもありました。まきえもん、融雪剤自動散布機です。

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　そして、小涌谷駅にたどり着きました。この駅に残っている赤線を回収しました。

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　2019年台風19号による被害状況と復旧状況がパネルになっていましたね。

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　そう、そして、左側の建物が駅舎になります。

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　崩壊復旧地点をちょうど電車が通過していますよ。徐行しています。

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　旧御用邸菊華荘。ここにも御用邸があったんだ。

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　そうです、国道138号線はここが一旦終点になります。富士吉田市から御殿場市を越えてやって来た。

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　なかなかレトロな建物、明治、大正時代の建物も結構ある。

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　天下の不二家ホテルですねえ。

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　そして、天下の国道1号線になります。

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　箱根離宮の入り口はこんな感じ、たぶん私は中に入ることはないだろう。

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次の駅だ。宮ノ下駅に向かう斜面は結構キツイ。

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　写真を撮影したらそのまま下っていく。ここが宮ノ下駅です。

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　ここで、登山電車撮影、いい感じだ。

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　そして、この幅の歩道、結構登る人、自転車来ましたね。車が来ているとすれ違うのも大変です。

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　そんなわけで、山神神社になります。戦国時代にはもうここにあったそうだ。

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　そして、その横に大平台駅だ。

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　スイッチバックの駅だが列車の後ろを歩けるようになっているのがすごい。

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　こんなポスターがありました。昨年ようやく復活したんですね。

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　ヘアピンカーブ、箱根駅伝でも見所になっている。

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　名前がない滝、今日は結構暑かったけどここは涼しい。

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　蛙の滝、昔この辺りに疫病が流行ったとき、ここに住む蛙が枕元にたち「木陰を作ってくれたら疫病を直してあげる」と言った。その通りにすると本当に疫病が治ったことからこの名前がついた。

2/6 10:56

　箱根登山鉄道は日本唯一の登山電車。
　登山電車の定義は何だろう。

2/6 11:07

　右が歩道だと思って行ったら〜怪しい店の入り口でした〜♪チクショー!!(小梅太夫風に)

2/6 11:10

　さあ、標高を上げて箱根登山鉄道の駅を目指します。

2/6 11:11

　こんな歩道でアクセスします。

2/6 11:12

　おい、貴乃花部屋・・・。今はもうない。

2/6 11:13

　新しい風は、いつも神奈川から。県議会第百代議長より。

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　そうです、ここが塔ノ沢駅です。あとは箱根湯本駅に繋ぎましょう。

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　千歳橋、土木学会選奨土木遺産のひとつに選定されている。

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　函嶺洞門、いまはもう使われていない。これも土木学会選奨土木遺産だそうです。

2/6 11:26

　かつて、この駐車場で車中泊したことあるが、あまり心地よくなかった。今は「駐車は短時間で」と看板が出ていた。

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　函嶺洞門の反対側、以外と生き生きとしている。

2/6 11:35

　湯坂路、急だがショートカットできる道として江戸時代は人気があった道、私はかつて下ったことがある。

2/6 11:36

　最初はこんな斜めなんですよね。

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　旭橋、これも土木学会選奨土木遺産になる。

2/6 11:39

　さあ、箱根湯本駅が近づいてきましたよ。

2/6 11:40

　ここは結構おすすめ、お風呂がきれいでそんなに高くない。でも、今日は入らない。

2/6 11:42

　箱根湯本駅に到着しました、でも歩き足りないのでもう少し歩きましょうか。

2/6 11:44

　箱根湯本のアーケード商店街、食事どころはどこも行列だ。

2/6 11:45

　あじさい橋。ああ、城之内早苗さんの歌声が響いてきた。かつては「ほまればし」と呼ばれていたそうだ、戦争による傷痍軍人の転地療養が多かったことによる。
　その後、箱根の代表的な花の名前をとってあじさい橋と変更した。

2/6 11:51

　箱根町役場、結構大きい建物だった。

2/6 11:52

　そして、郷土資料館を見ます。箱根の歴史がよくわかりました。ちなみに内部は撮影禁止。

2/6 12:18

　さて、早雲寺にも行ってみましょうか。

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　もう、カワヅザクラが咲いていますね。

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　さあ、早雲寺に入っていきましょう。

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　中の梅が咲き始めていました。

2/6 12:31

　一輪だけアップにしてみましょう。

2/6 12:32

　北条五代の墓、早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直の5名のお墓が並んでいました。

2/6 12:44

　早雲寺の近くにある赤線とも接続しましょう。この赤線は箱根旧街道を畑宿経由で下ってきた道だ。

2/6 12:45

　もう少し歩きましょうか。

2/6 12:47

　湯本小学校跡、今は料亭??

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　カワヅザクラが結構いい感じですね。

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　これからまだ咲きますぜ。

2/6 12:52

　上から見下ろすカワヅザクラでした。

2/6 12:53

　箱根電灯発電所跡、明治時代にここは発電所だったようで。

2/6 13:00

　そんな感じで、2度目の箱根湯本駅です。ここでGPSを切りました。

2/6 13:39

　そして、小田原駅に戻ってきました。二宮金次郎さんもマスクをしていますね。

2/6 14:02

　小田原駅近くで昼食、ほうれん草のカレーセット。ナン2枚目を勧められたが固辞。

2/6 15:37

　車回収後温泉。コロナワールドコロナの湯。じっくりと1時間浸かる。

2/6 16:43

　そして、水分補給にノンカロリーのこいつを1本。

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

d-02K HUAWEI

感想

aideiei

　緊急事態宣言中は、神奈川県の中での道路歩きに徹している。山で怪我して医療にかかるのは嫌だというわけだ。雪山なんてもってのほか、滑って転んでしまって病院へ・・・というのは嫌なのである。
　そして、どうせだったらと、自分の赤線を神奈川県の全鉄道駅に繋げるという目標に向けて歩いている。そう、神奈川県民全員の最寄り駅にたどり着くのだ。

　というわけで、気温も高くなりそうなこの日は、箱根登山鉄道、ケーブルカーの駅にたどり着こうとした。とりあえず、今回は箱根湯本駅から奥ということで、早雲山駅から強羅駅までのケーブルカー、そして強羅駅から箱根湯本駅までの駅にたどりつくことを目指した。
　前日の仕事がはねてから、車で道の駅「金太郎のふるさと」にて車中泊、その後小田原市内の駐車場に移動、すき家で朝食を食べてからとりあえず早雲山駅までを交通機関で目指した。
　登山鉄道はスイッチバックを数度繰り返していくことが面白く、携帯電話などを見ているといつの間にか逆向きに走っていたりする。そしていつの間にか私は逆向きになって強羅駅に到着した。ケーブルカーのしっはつは8時、その始発に乗って早雲山駅に向かうが、乗客は他に2人、そして従業員と思われる顔パスの人が5名ほどであった。

　それにしても、箱根町は駅が多い。箱根登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイの駅など17もある（乗換駅は一つと考える）。横浜や相模原、川崎といった政令指定都市であればそれ以上の駅があると思うが、もし一つ一つの区であるとすれば、区で17も駅があるところはないのではないかと思う。
　ちなみに神奈川県には鉄道駅が一つもない市町村もある。綾瀬市、葉山町、大井町、愛川町、清川村は知っている。

　早雲山駅でトイレを済まし、散策してから下り始める。残念ながら早雲山駅近くには旅館やホテル、ペンションなどしか見えないが、次の上強羅駅にはもう民家が見える、ということは上強羅駅は誰かの最寄り駅であるのだ。ちなみに、ここに住んでいる人が新宿まで行こうとするとどうなるのか。検索したところまるまる3時間コースである。乗り換えは、強羅、箱根湯本、小田原、となる。なお、ケーブルカーの始発が7時半以降となるため、新宿到着は10時40分ごろになる。とても一般のサラリーマンには使えない。

　そんなしょうもないことを考えながら、ケーブルカーの横の道を落ちるように下ってきた、ここまではそんなに距離を歩いている気がしない。
　強羅駅で少し周りの様子を撮影しながら時間を潰すがここに観光客はまだ来ていない。私は本日の第2弾として今度は登山鉄道沿いを歩き始めたのである。
　彫刻の森駅、その近くでは看板を見つけて、南朝最後の中心という新田義則公の墓にお参りをする。新田義貞の孫で、南朝が負けた後も何とか復興させるために努力を指定いたが、北朝側に見つかり殺されたそうだ。

　そして小涌谷駅では、2019年の台風での被害状況と復興状況の写真展示を見る、本当に大変だったんだなあ・・・。そして、ここで遊離していた赤線を一つ回収する。
　そして、ここからまた国道138号線、1号線を下ってゆくが、歩道がない区間が多く緊張を強いられる。すれ違ったバスも100台くらいあるだろうか、そして、その狭い車道の端っこも自転車、バイク、歩行者のすれ違いが結構あるのだ。
　大平台駅のスイッチバックの様子、宮ノ下駅、塔ノ沢駅と順調に足跡をつける。この道は何度も車で通った道だが歩いてみるとまた様々なものを見つけることができる。

　そう、この道は明治になってから開拓された道である。箱根越えをするならば、箱根湯本駅から畑宿を越えての箱根旧街道があった、江戸時代中期からは尾根を登っていく湯坂路が開かれた、湯坂路を行く方が1日短縮することができたのだそうだ。
　そして、車が通ることができるようにと明治になってから開拓された道なのだ。そして、それに沿って登山鉄道も作られた、小田急と西武の箱根開発戦争なんて話題もあるが、今は芦ノ湖に向かうのであれば国道1号線で行くことが多い。

　さて、箱根湯本駅に着いた私は少々歩き足りないと思い、あじさい橋から郷土資料館、そして早雲寺へと足を延ばした。
　300円で拝観できる郷土資料室は温泉と箱根路、その開発にテーマを置いていて見ごたえがあってよかった。早雲寺はだいぶん写真を撮影したのだが今回は掲載は少なめにした、しかしながら北条早雲以降5代の墓が一度にそろっているのはすごいと思う。
　また、かつて石橋山一夜城を作って長期戦となった小田原攻め、その最中は豊臣秀吉はこの早雲寺に滞在していたらしい。その後、小田原城が落ちた後、早雲寺を焼き払ってここを去ったとされている。早雲寺は、檀家も多く、江戸時代初期にはもう建て直されたそうである。

　こうして2回目の箱根湯本駅に到着してGPSを切った。湯元の食べ物屋さんはほとんどが行列を作っていたので小田原に移動、ふらりとインドカレー屋さんで、ほうれん草のカレーセットを食べた。途中でナンをもう一枚どうですか？と聞かれたが、食べ放題なら最初から書いてくれたらいいのに、もうカレーがないじゃん。ということで辞退した。
　その後、温泉に入り、夕食を求め、2泊目の車中泊に向かった。