白神岳 向白神は撤退
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,226m
コースタイム
7:02 駐車場
7:54 二又分岐
8:50 最後の水場
9:50 蟶山分岐
11:42 山頂
4/28
11:25 小屋
16:10 駐車場
天候 | 4/27 雨と霧 4/28 霧と風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最後の水場から上は雪が残ってました。 下山する際、大峰分岐から下降点はたくさんのピンクリボンがあったため、 用意に下れました。つけた方に感謝。 しかし標高1000くらいから、 間違って北の沢に下りてしまいました。 ガスっていたためピンクリボンを見逃しました。 |
写真
感想
残雪があるうちでないと難しいらしい向白神。
1泊2日で計画した。
前日のうちに、近くのロードパークにテン箔。
4/28
朝5時に起きて、白神岳の登山口を7:00に出発した。
記帳所のノートを見ると、3日前向白神に登頂したとの記録あり。
また、3月の記録を見ると、アイゼンとピッケルが必須と書かれていた。
結構雪が多そう…。
スノーシューとストックは自分の標準装備、一応、アイゼンとピッケルも持った。
また熊出たらヤなのでスプレーも携帯。
なんだか無駄な装備が多い気がするが、最も重要な酒を持ってこれなかった。
前日の道中、ラストコンビニを見誤ったからだ。
記帳所を過ぎると、登山道の脇から猿の集団がこっちを見てる。
目線を合わせず、やり過ごす。
と見せかけて、深々と礼して「おはようございます!」
全猿逃げてった。ふふふっ元気な挨拶は強し。
そんな余裕も二股分岐まで、そこから上はひーこらひーこら登った。
最後の水場を過ぎると残雪が出てきが、
雪は結構しまり、数日前のトレースがしっかり残っていた。
マテ山分岐まで急な斜面を直登した。
マテ山分岐からガスった樹林帯をゆっくり登る。
標高1150位に一部融けて出た夏道を通り、そこを過ぎると大峰分岐まで一定間隔でピンクリボンが木に結んであった。
大峰分岐の看板は確認できなかった。
山頂までは意外に長く感じた。まったく視界なし。さっさと小屋へ。
16時頃、一人の登山者が小屋に入ってきた。
長野県から来たその方は、1000山登頂に向けてがんばる70代のおじさんだった。
その方から、お酒やご飯をたくさん頂き、山の話やいろんな話をすることができた。
一人だったら、ラジオ聞いて寝るだけだったのだが、この厚意は感謝してもしきれない。
一方自分は、その方へ缶詰の味噌さばしか提供できなかった。
ちょっと恥ずかしかった、もっと頑強な体がほしい。
明日の天気が良くなるとラジオから流れてた。
好天を期待しながら、眠りについた。
4/28
5時に起床、相変わらずのガスで視界不良、さらに夜中雪が降ったようでトレースは消えている。
まてどもまてども天候は回復しなかった。
11:00頃、今日登ってきた登山者が小屋に入ってきた。
朝のガスで向白神はあきらめていたが、
登ってきた方のトレースによって、安全に下山できることを確信したので、
直ぐ準備した。長野県の人と一緒に下山。
山頂からトレースを追うと、夏道より西の方、木が出ているところを繋いで歩いていた。
なるほどこれなら限られた視界でも方向がわかり易いと感心した。
大峰分岐から下降点は前述したとおり、印が多く迷わなかった。
しかし、標高1050で日帰り登山者に抜かれ、
いつの間にか、その人のトレースをそのまま追ってしまい、
標高1000あたりで、北の沢に降りてしまった。
50mくらい下って、尾根を歩くはずが沢を歩いていることに違和感を覚え、
地図を見たが、迷ってからでは遅い。
先行者も上り返してきた。三人で完全に迷った。
実際は北の沢に下りていたが、南の斜面を降りたものと勘違い。
その勘違いから、コンパスの指し示す方向と現在地が合わなくて困った。
GPSで確認しても、南の斜面を示した。(誤差かな)
とりあえずセオリー通り、上り返し、登りのトレースを再確認。
みんなアイゼンをつけてたが、幸いついてないトレースを発見。
ガスが濃い中、注視すると近くの木にピンクリボンを発見!
このとき初めて、北の沢に居たことを知った。うひー
二人には正しい道を見つけたもらったと感謝されたが、
自分は素直に喜べない。
下山する前にKYをして、迷いそうな箇所を予想し、その場所までちゃんと読図しなければならなった。今回はたまたま運が良かった。
最後の水場で日帰り登山者と別れ、小屋泊した方とゆっくり下山した。
その方とは来年の同じ時期に、一緒に向白神に上ることを約束して、
登山口で分かれた。
青森に住む自分にとっては、向白神へのチャンスは今年まだあるかもしれない。
でも、約束…その人と一緒に遂げたいから、来年までとっておくのだ。
それまではもう少し体を鍛えて、来年、青森のおいしい酒や肴を振舞ってあげたい。
コメント
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>その方とは来年の同じ時期に、一緒に向白神に上ることを約束して
絶対ですよ。男の約束ですからね(笑い)
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