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Yamareco

記録ID: 2915205
全員に公開
ハイキング
箱根・湯河原

大杉の茂り

2021年02月11日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:18
距離
7.7km
登り
625m
下り
602m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
0:00
合計
3:18
距離 7.7km 登り 625m 下り 620m
9:17
9
9:25
9:26
11
9:37
24
10:01
119
12:00
19
12:19
9
12:28
12:29
7
天候
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
幕山公園駐車場に駐車、大石ヶ平経由で白銀林道まで歩く。白銀橋をわたってすぐ。
コース状況/
危険箇所等
落葉が積もってなのか、もともと人通りがないからなのか、トレース皆無。はじめのうちは木階段もあるが、既に最初の分岐にたどり着く前になくなり後はロープ頼み。ただし全コーストラロープが完備されているので、一箇所を除き道迷いはほぼない。踏み固められていないので終始足元は不安定で、ロープを掴みながらでなければなければとても登れない箇所も。大きなザックを背負ってはとても無理、小さなカバン一つで訪れて正解だった。
その他周辺情報 幕山公園にトイレ完備。この季節は梅林の出店も出ている。
幕山公園の広場。「梅の宴」の期間中で出店が出ている。湯河原焼や干物、軽食等があった。オープン直後なのでまだ人はいなかったが帰路はそれなりに人がいた。
幕山公園の広場。「梅の宴」の期間中で出店が出ている。湯河原焼や干物、軽食等があった。オープン直後なのでまだ人はいなかったが帰路はそれなりに人がいた。
公園によるとこの日は三分咲き。
公園によるとこの日は三分咲き。
梅林を横目に一路大石ヶ平方面へ。
梅林を横目に一路大石ヶ平方面へ。
大石ヶ平、幕山から降りてくる道との合流点。さすがにこの時期は草も枯れているが、昨夏に来た時は看板が見えないほどの藪だった。
大石ヶ平、幕山から降りてくる道との合流点。さすがにこの時期は草も枯れているが、昨夏に来た時は看板が見えないほどの藪だった。
舗装はここまで、直進は水道施設で立入禁止。右へ進む。
舗装はここまで、直進は水道施設で立入禁止。右へ進む。
渡渉が一箇所。
道の両脇はアズマネザサに覆われていて視界不良。
道の両脇はアズマネザサに覆われていて視界不良。
白銀林道と合流。
白銀林道と合流。
白銀橋を渡ると
舗装路になる
白銀橋を渡ってすぐ右に「大石の茂り」の案内板。右はみどりの日記念の石碑。
白銀橋を渡ってすぐ右に「大石の茂り」の案内板。右はみどりの日記念の石碑。
土肥大杉の近くということで、謡曲で有名な「七騎落」の武将たちの名前が杉につけられているらしい。麓から時計回りに①源頼朝②土屋三郎宗遠③土肥遠平④岡崎四郎義実⑤足立藤九郎盛長⑥土肥次郎実平⑦田代冠者信綱⑧新開次郎忠氏。
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土肥大杉の近くということで、謡曲で有名な「七騎落」の武将たちの名前が杉につけられているらしい。麓から時計回りに①源頼朝②土屋三郎宗遠③土肥遠平④岡崎四郎義実⑤足立藤九郎盛長⑥土肥次郎実平⑦田代冠者信綱⑧新開次郎忠氏。
いきなりすさまじい急登。はじめは木の階段もあるがすぐになくなる。ただ脇に材が積み上げてあったのでいずれ整備されるかもしれない。ほぼ全コーストラロープが整備されているが、捕まらなければとても登れない角度。
いきなりすさまじい急登。はじめは木の階段もあるがすぐになくなる。ただ脇に材が積み上げてあったのでいずれ整備されるかもしれない。ほぼ全コーストラロープが整備されているが、捕まらなければとても登れない角度。
矢印で左右に分岐。左に進むと頼朝の木のはず。というのは…
矢印で左右に分岐。左に進むと頼朝の木のはず。というのは…
この分岐地点に「源頼朝の椙」の看板が落ちていて、近くの別の木を頼朝の木と勘違いしてしまったから。下山後に案内板を見返して、どう考えてもこの場所ではなく分岐した先にあったということに気がついたが後の祭り。そういえば大きさもこの後のものとは比べものにならないほど小さかった。
この分岐地点に「源頼朝の椙」の看板が落ちていて、近くの別の木を頼朝の木と勘違いしてしまったから。下山後に案内板を見返して、どう考えてもこの場所ではなく分岐した先にあったということに気がついたが後の祭り。そういえば大きさもこの後のものとは比べものにならないほど小さかった。
分岐の左側は足場が整備されていた。今思うと「せめて頼朝の木だけは見よう」という人のためだったか。
分岐の左側は足場が整備されていた。今思うと「せめて頼朝の木だけは見よう」という人のためだったか。
ロープを頼りに分岐を右へ、ひたすら登る。キツツキのドラミングがよく聞こえた。
ロープを頼りに分岐を右へ、ひたすら登る。キツツキのドラミングがよく聞こえた。
辛うじて読める、「土屋三郎宗遠の椙」。
辛うじて読める、「土屋三郎宗遠の椙」。
立派な巨木。登りでは気がつかなかったが、実は夫婦杉だった。後の写真参照。
立派な巨木。登りでは気がつかなかったが、実は夫婦杉だった。後の写真参照。
ここから先の看板は殆ど読めない。位置的には「土肥遠平の椙」か。
ここから先の看板は殆ど読めない。位置的には「土肥遠平の椙」か。
圧巻の巨木。
三本爪で引っ掻いた跡がついていた。熊だろうか?
三本爪で引っ掻いた跡がついていた。熊だろうか?
「岡崎四郎義実の椙」
「岡崎四郎義実の椙」
道からは少し離れているがやはり巨木。
道からは少し離れているがやはり巨木。
このあたりは日当たりも良く、比較的新しい芽吹きがたくさん。
このあたりは日当たりも良く、比較的新しい芽吹きがたくさん。
登り切ったところに最大級の巨木。
登り切ったところに最大級の巨木。
読めないが、恐らくは「足立藤九郎盛長の椙」。
読めないが、恐らくは「足立藤九郎盛長の椙」。
比較のために左肩に500mlのアルミ缶を置いてみた。
2
比較のために左肩に500mlのアルミ缶を置いてみた。
根本は虚になっていて、タヌキ?のフンがあった。
根本は虚になっていて、タヌキ?のフンがあった。
次のこの木は一番形の整った木だった。
次のこの木は一番形の整った木だった。
「土肥次郎実平の椙」か?ここから先は道を行きつ戻りつしたこともあり同定ができず。
「土肥次郎実平の椙」か?ここから先は道を行きつ戻りつしたこともあり同定ができず。
はじめはここをロープに沿って右へ直進したが、かなり不安定で危険な場所を渡ることになった上、来た道に合流した。麓の案内図とは異なるのでおかしいと思って一度土肥遠平の木まで下り、右へ分岐して登るとこの場所へ戻ってきた。つまりここは左に下るのが正解だった。
はじめはここをロープに沿って右へ直進したが、かなり不安定で危険な場所を渡ることになった上、来た道に合流した。麓の案内図とは異なるのでおかしいと思って一度土肥遠平の木まで下り、右へ分岐して登るとこの場所へ戻ってきた。つまりここは左に下るのが正解だった。
行きには気が付かなかった土屋三郎の木の正体。木の間に立って両手を広げても届かないほどの巨大な夫婦杉。
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行きには気が付かなかった土屋三郎の木の正体。木の間に立って両手を広げても届かないほどの巨大な夫婦杉。
急斜面なので下山は早かった。六方ノ滝へ寄ろうと思ったがロープが張られていたので今回はスルー。
急斜面なので下山は早かった。六方ノ滝へ寄ろうと思ったがロープが張られていたので今回はスルー。

感想

白銀林道を歩いていて偶然見つけた「大杉の茂り」の看板。軽い気持ちで登ってみるとすさまじい急登。しかし苦労に見合うだけの素晴らしい巨木の数々。大木に寄りかかって山と一体となる心地よさは何にも代え難いもの。看板の文字が全く読めないほどに老朽化していて、訪れる人もかなり少ないと思われる。是非また訪れたい穴場だった。

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