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Yamareco

記録ID: 2931422
全員に公開
アルパインクライミング
妙高・戸隠・雨飾

本院岳ダイレクト尾根(敗退)

2021年02月11日(木) 〜 2021年02月14日(日)
 - 拍手
ootanohosi その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
73:06
距離
16.3km
登り
1,509m
下り
1,500m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:05
休憩
0:00
合計
10:05
7:04
605
公民館
17:09
D1
2日目
山行
10:43
休憩
0:00
合計
10:43
6:44
643
D1
17:27
D7
3日目
山行
11:18
休憩
0:00
合計
11:18
6:33
678
D7
17:51
白樺台地
4日目
山行
2:07
休憩
0:00
合計
2:07
6:03
127
白樺台地
8:10
公民館
天候 初日朝雪降ったものの、その後はずっと快晴
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
楠川の公民館前の空き地に駐車
朝一は雪が強かった。
2021年02月11日 07:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 7:03
朝一は雪が強かった。
公民館の脇から登り始める。
2021年02月11日 07:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 7:03
公民館の脇から登り始める。
2021年02月11日 08:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 8:16
2021年02月11日 08:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 8:30
ダイレクト尾根末端
2021年02月11日 09:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 9:43
ダイレクト尾根末端
雪の量が多い。時間がかかる
2021年02月11日 12:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 12:18
雪の量が多い。時間がかかる
鳥居ハング
2021年02月11日 12:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/11 12:36
鳥居ハング
D2への登り。朝一に直登する。
2021年02月12日 06:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/12 6:18
D2への登り。朝一に直登する。
2021年02月12日 10:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/12 10:01
D7かな。
2021年02月12日 14:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/12 14:00
D7かな。
プラトーが見える。
2021年02月12日 14:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/12 14:00
プラトーが見える。
D8。中央周辺のルンゼを登る。
2021年02月13日 06:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/13 6:39
D8。中央周辺のルンゼを登る。
D8の上に出た。
2021年02月13日 09:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/13 9:28
D8の上に出た。
下がとてもきれい。
2021年02月13日 09:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2/13 9:28
下がとてもきれい。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 ネックウォーマー ザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ 行動食 非常食 水筒(保温性) コンロ 食器 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ テントマット シェラフ ヘルメット
共同装備
調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コッヘル テント

感想

今回、冬のキノコ雪を味わうということで、本院岳ダイレクト尾根に行ったが、想像以上にキノコがキノコだったので、途中で撤退という大変悔しい結果となった。

1日目
楠川沿いの公民館の前の空き地に車を止め、準備をしていると大粒の雪が降ってくる。天気良くなるとの予報だったのでしょっぱなから雲行きが怪しい。ただ少ししてからは天気は回復し、その後は快晴が続く。公民館の脇から楠川沿いの道を進んでいく。しばらく歩き橋を渡ると、いよいよぽくなってくる。二股までは数回の渡渉が必要になると見ていたが、雪を飛び越えたり、川岸をへつるなどして特に問題なく、通過することが出来た。見える堰堤を越えると二股につき、ダイレクト尾根の末端が見える。ここからはひたすらのラッセル。鳥居ハングまで結構な時間がかかる。ハングを左に巻き、参道ルンゼを登っていく。ここも腰くらいある雪をかき分けていくが、なかなか進まない。上に抜けると岩壁に出る。D2の取付である。ここは左右どちらかも抜けられるとのことなので、右から巻こうとする。しかし雪が多く全然進まない。一度どうしようか悩んでいると5時近くになってしまったので、今日はここで泊まることにする。予定よりも大分遅いので翌日以降に不安を残してしまったがこれが今回の敗退の大きな原因となった。テントに入り過去の記録などを見てるとここは、岩壁を突破することが分かったので、翌日は朝一登ることとして、就寝する。
2日目
朝、準備を整え、日が上り切らないうちに岩壁を登り始める。ホールドはたくさんあるので、難しくなく登れる。ここを越え少し下ると5m程度の懸垂があり、下るとD3への登りになる。ただ昨日と同様雪が多く、なかなか進まない。D6まではひどいラッセルとキノコ雪と格闘して進む。とにかく時間だけが過ぎていく。D6の上にでると大分先が開け、ピークも見える。目の前にはD7が出てくる。ここは左方に草付きをトラバースし、ルンゼを上がる。ルンゼの上部はキノコ雪が乗っかっており、どこから抜ければいいか悩む。したから雪を切りくずしながら、考えていると雪が勢いよく崩れ、道が開ける。ありがたい。D7の上に出ると、D8が見え本当に登れるのか疑わしくなる。今日は時間いっぱいになったので、明日にD8を残して幕営する。
3日目
朝一からD8を登ると思うと憂鬱である。岩峰の直下まで進み、左方にトラバースできそうな箇所を探し、1ピッチ伸ばすと、登れそうなルンゼに入り、ここを登っていく。下部はアックスが良く効くが、途中からは木を掴んでの木登りとなる。登っていくとここも上部はキノコ雪となっており、なんかと掘って上部に立つ。
時間も時間だったので、先を急ぎプラトーまでのコルに懸垂で降りる。ここで同行者と相談し時間的にも抜け切れるかわからないし、雪もどうなっているかわからないから引き返した方が無難じゃないかという話になり、下る決断をする。ピークまで行けないのは悔しいが次回にとっておく。
懸垂で降りたところを登り返し、D8を懸垂でおりる。天気よく、雪がどんどん溶けて、水がしたたり落ちてくる。びしょびしょになりながら下っていく。しかし、ラッセルとキノコ雪がないとなんと早いことか。この日は下れるところまで下って、幕営する。
4日目
テント撤収し、下降を続ける。少し進むとダイレクト尾根の末端につき、二俣に降りる。このまま川沿いに下っていくと公民館に戻ってくる。なんとか無事戻れた安堵感と、登れなかった悔しさが入り混じる。またリベンジに必ず戻ると誓って帰阪する。
今回の原因としては時間がかかりすぎたことである。1日目にD1までしか進めなかったのが大きい。2日目にD8まで抜けていればおそらく抜け切れたと思っている。ただ雪の量が多く、ペースが上がらず、体力不足も痛感した。次回までに鍛えなおしてリベンジ!


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