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記録ID: 2942073
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沢登り
東海

根尾金原乙姫滝

2021年02月21日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.1km
登り
111m
下り
109m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岐阜市内鏡島大橋から金原まで約1時間。
乙姫滝は岐阜市内から最も近い20メートル級美瀑で、かつては近くにキャンプ場や遊歩道もあったのだが、現在はすべて崩落しており、沢伝いにしか滝に近づけない。当然のことだがサンダル、スニーカーでの訪問は不可能。沢沿いに釜ケ谷山へ通じる林道が走っており、これを利用する手もあるが、30mの絶壁を降りるには、ロープを使った懸垂技術が求められる。
コース状況/
危険箇所等
当初、藤波谷遡行の小津権現を予定していたのだが、三日前の大雪で谷筋には1メートル以上の積雪が予想され、急遽金原の乙姫滝に変更した。
 沢は雪解け水で水量が多く、長靴での遡行だったがかなりの苦戦を強いられた。夏ならドボンと行っても「しょうがね〜な」ですむが、この季節はそういう訳には行かない。
巻道の斜面も雪や落ち葉で滑りやすくなっており、かなりの緊張が要求され、通常車止めから滝まで30分だが、1時間もかかってしまった。
その他周辺情報 うすずみ温泉は3月7日までコロナ自粛の看板が出ていた。
車止めからしばらく進むと最初の堰堤。
2021年02月21日 09:59撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 9:59
車止めからしばらく進むと最初の堰堤。
堰堤上部の河原。雪の上には無数の鹿の足跡。ひとのものはひとつも無い。
ここから沢に降りる。
2021年02月21日 10:03撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:03
堰堤上部の河原。雪の上には無数の鹿の足跡。ひとのものはひとつも無い。
ここから沢に降りる。
難所はここだけだが、手掛かり足掛かりのないツルツルの岩には往生する。
2021年02月21日 10:12撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:12
難所はここだけだが、手掛かり足掛かりのないツルツルの岩には往生する。
ルートファインデイングとバランスの見せどころ。間違っても「ドボン」などは絶対に許されない。雪解け水は身を切るやうに冷たい。
2021年02月21日 10:13撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:13
ルートファインデイングとバランスの見せどころ。間違っても「ドボン」などは絶対に許されない。雪解け水は身を切るやうに冷たい。
垂直の壁をよじ登る。夏はこの辺り草茫々なのだが。。枯れ木枯れ枝を掴んでしまったりしたら、一巻の終わり。
2021年02月21日 10:14撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:14
垂直の壁をよじ登る。夏はこの辺り草茫々なのだが。。枯れ木枯れ枝を掴んでしまったりしたら、一巻の終わり。
再び沢に戻って渡渉。お誂え向きの枯れ木が横たわっていた。もしこれが無かったなら、進めず戻れず、垂直面の藪を漕いで林道に上がるしかなかっただらう。
2021年02月21日 10:27撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:27
再び沢に戻って渡渉。お誂え向きの枯れ木が横たわっていた。もしこれが無かったなら、進めず戻れず、垂直面の藪を漕いで林道に上がるしかなかっただらう。
2番目の堰堤。これは右の藪をちょっとだけ漕いで突破。
2021年02月21日 10:27撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:27
2番目の堰堤。これは右の藪をちょっとだけ漕いで突破。
堰堤の上に出ると夫婦滝が現れた。水量は少ないが結構な高さがあって、夫婦を足すと30メートルぐらいか。
2021年02月21日 10:30撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:30
堰堤の上に出ると夫婦滝が現れた。水量は少ないが結構な高さがあって、夫婦を足すと30メートルぐらいか。
そして爆音とともに根尾の貴婦人「乙姫滝」が現れた。
2021年02月21日 10:34撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:34
そして爆音とともに根尾の貴婦人「乙姫滝」が現れた。
ポーズを取ってにやける親爺。軍手の指が冷たいが、極めて”満足”。
2021年02月21日 10:40撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:40
ポーズを取ってにやける親爺。軍手の指が冷たいが、極めて”満足”。
水量が多く、お釜に近づけないが、もう一枚。
2021年02月21日 10:42撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:42
水量が多く、お釜に近づけないが、もう一枚。
この壁を巻いて滝上部へ。たぶん巻道はここしかないだらう。枯れ木ではない生きた枝、根っこを見定める。
2021年02月21日 10:46撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:46
この壁を巻いて滝上部へ。たぶん巻道はここしかないだらう。枯れ木ではない生きた枝、根っこを見定める。
背後の静かな沢を振り返って気合をいれる。ここの壁は手強い。二息ぐらい吐いて壁にしがみ付く。
2021年02月21日 10:47撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:47
背後の静かな沢を振り返って気合をいれる。ここの壁は手強い。二息ぐらい吐いて壁にしがみ付く。
夫婦滝が見えるテラスで一服。かなりの高度感がある。
2021年02月21日 10:49撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 10:49
夫婦滝が見えるテラスで一服。かなりの高度感がある。
恐る恐る落ち口へ。この滝はオーバーハングしているからお釜は見えない。ハーケンとロープがあれば懸垂できるだらうが、直登は無理。
2021年02月21日 11:00撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 11:00
恐る恐る落ち口へ。この滝はオーバーハングしているからお釜は見えない。ハーケンとロープがあれば懸垂できるだらうが、直登は無理。
釜ケ谷へと続く林道に上がる。
2021年02月21日 11:06撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 11:06
釜ケ谷へと続く林道に上がる。
魚金山。名前はのんびりしているが、結構な雪だらう。
2021年02月21日 11:10撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 11:10
魚金山。名前はのんびりしているが、結構な雪だらう。
上流に取水場があったようだが、錆びて腐った導水管だけが残された。
2021年02月21日 11:23撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 11:23
上流に取水場があったようだが、錆びて腐った導水管だけが残された。
かつては快適な遊歩道だったのだらうが、今は鹿しか歩かない。こんな明確な道が残っているのはここだけで、あとは全て崩落してしまった。
2021年02月21日 11:25撮影 by  COOLPIX A10, NIKON
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2/21 11:25
かつては快適な遊歩道だったのだらうが、今は鹿しか歩かない。こんな明確な道が残っているのはここだけで、あとは全て崩落してしまった。
撮影機器:

装備

個人装備
滑り止め インナー付き防寒長靴。

感想

昨夜、炬燵に入って一杯やっている時、女房が「名古屋今池のシネマテークでアイヌモシリをやっているらしいョ」と話しかけて来た。どこで仕入れてきた情報なのかわからないが、女房とは映画や音楽の趣味が180度違っているのだし、そんなストイックな映画のことを話題にした記憶もないのだが、、。
 物忘れが進んで来たやうだ。ゆうべ何を食べたのかさえ、女房に訪ねなければ思い出せない。困ったものだ。

部屋に帰ってNETで調べてみると、シネマテークでは青山貞治の「こほろぎ」もやっているではないか。。鈴木京香と山崎務というのも興味深い。
ただ、愛知岐阜はいまだに緊急事態のままだ。勤務先からも電車に乗ったり、木曽川を渡っての越境は「出来る限り自粛」が望ましい。と言われている。こまったものだが、ため息をつくしかない。

天気も好いのに炬燵の中で「自粛」もなにやら侘しい。女房もしびれを切らして金華山へ行ったやうだ。。
まだちょっと寒さうだが、沢を歩いて頭でも冷やしてみやうかと、乙姫滝へ出かけてみた。
 乙姫の落ち口でのハーモニカは「さすらひの唄」と「the sound of silence」

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