記録ID: 2945116
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ハイキング
関東
野火止用水 志木市内の末端部を探る
2021年02月21日(日) [日帰り]
なっしー
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:50
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 13m
- 下り
- 14m
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| 天候 | 快晴 霞で遠望は利かず |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
殆どの区間は一般の舗装路です。荒川河川敷の堤防のみ一部土のぶぶんあり。 |
| その他周辺情報 | 志木駅周辺は賑やかです。途中にコンビニも何か所かあり。 |
写真
今回歩いた行程の説明です。� 銑△�、野火止用水の本線を辿った部分
�◆銑�〜�い�、野火止用水ゆかりの場所を訪ねた部分、
�ぁ銑イ�、平林寺堀から続く分流を辿った部分です。
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今回歩いた行程の説明です。
� 銑△�、野火止用水の本線を辿った部分
�◆銑�〜�い�、野火止用水ゆかりの場所を訪ねた部分、
�ぁ銑イ�、平林寺堀から続く分流を辿った部分です。
� 銑△�、野火止用水の本線を辿った部分
�◆銑�〜�い�、野火止用水ゆかりの場所を訪ねた部分、
�ぁ銑イ�、平林寺堀から続く分流を辿った部分です。
前回の続きなので東武東上線志木駅南口から出発します。最初にコース図� 銑△遼楡�区間を歩きます。
すぐに地下道で東上線の線路の下を通過します。野火止用水の本線は、昔はこの地下道の経路に沿って伸びていました。
志木駅の東側に出ました。すぐに暗渠になっている野火止用水跡に遭遇しました。
「汚水枡」の表示のあるマンホールの蓋があります。志木市内では暗渠化・排水路化されています。この蓋があるお蔭で用水の経路を辿ることができます。
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2/21 11:58
「汚水枡」の表示のあるマンホールの蓋があります。志木市内では暗渠化・排水路化されています。この蓋があるお蔭で用水の経路を辿ることができます。
色の濃い早咲きの桜が咲いていました。河津桜？ 本日はポカポカの春の陽気です。フリースやセーターを重ねていましたが全て脱いでザックに仕舞いました。
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2/21 12:03
色の濃い早咲きの桜が咲いていました。河津桜？ 本日はポカポカの春の陽気です。フリースやセーターを重ねていましたが全て脱いでザックに仕舞いました。
奥にも枝垂れ桜か梅が見えています。しかし、手前にある『オードムーゲあります』の幟に目が奪われてしまいました。以前、どなたかのレコの中で話題になっていたような・・・。
3
2/21 12:04
奥にも枝垂れ桜か梅が見えています。しかし、手前にある『オードムーゲあります』の幟に目が奪われてしまいました。以前、どなたかのレコの中で話題になっていたような・・・。
駅から続く道は幅も広く緩やかな下り坂になっています。自転車専用レーンの表示が水色になっていて、偶然でしょうが野火止用水が流れていたことを忍ばせてくれます。
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2/21 12:10
駅から続く道は幅も広く緩やかな下り坂になっています。自転車専用レーンの表示が水色になっていて、偶然でしょうが野火止用水が流れていたことを忍ばせてくれます。
国の登録有形文化財になっている朝日屋原薬局の建物。明治の時代の建物とのことです。
『いろは樋』のジオラマ模型。道路の脇のショーケースの中に展示されています。江戸時代に木製で作られ、野火止用水の水が新河岸川を越えていました。支える桁が48本あったので『いろは樋』と呼ばれていたそうです。
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2/21 12:17
『いろは樋』のジオラマ模型。道路の脇のショーケースの中に展示されています。江戸時代に木製で作られ、野火止用水の水が新河岸川を越えていました。支える桁が48本あったので『いろは樋』と呼ばれていたそうです。
交差点を渡った反対側にある明治になってレンガと鉄管で作り直された構造物。一般の住宅の真ん前にあるので写真に写しにくいです・・・。
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2/21 12:21
交差点を渡った反対側にある明治になってレンガと鉄管で作り直された構造物。一般の住宅の真ん前にあるので写真に写しにくいです・・・。
次に、建て直し中の志木市役所のある中州を越えて、さらに新河岸川を渡ります。
新河岸川を渡り切ったところに小広場があり、『いろは樋』について解説板が立てられています。
手前には、明治になって鉄管で作り直された際のその鉄管が展示されています。鉄管は樋ではなく川底に沈められて敷設されたそうです。
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2/21 12:30
手前には、明治になって鉄管で作り直された際のその鉄管が展示されています。鉄管は樋ではなく川底に沈められて敷設されたそうです。
先ほどの広場で小休止後、探索を再開。歩道を作り直していましたが、下が暗渠であることがはっきりわかります。
かつて洪水があった時の水位を表示したもの。川の中州のような場所なので大きな災害もあった場所のようです。
志木市立宗岡小学校の北側を進みます。先ほどの新河岸川の北側は、宗岡地区となっていて、いろは樋で野火止用水を供給することで開墾が進んだエリアだそうです。
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2/21 12:52
志木市立宗岡小学校の北側を進みます。先ほどの新河岸川の北側は、宗岡地区となっていて、いろは樋で野火止用水を供給することで開墾が進んだエリアだそうです。
産財氷川神社に到着しました。社殿の右側に御嶽神社（富士塚）が見えます。
富士塚の拡大。奉納された石碑が林立しています。『御嶽神社（富士塚）』として山名登録させていただきました。残念ながら登頂は禁止されていました。
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2/21 13:04
富士塚の拡大。奉納された石碑が林立しています。『御嶽神社（富士塚）』として山名登録させていただきました。残念ながら登頂は禁止されていました。
さて、神社の左手奥に野火止用水の本線の終端部が伸びています。
終端部の「汚水枡」のマンホール。表示が何も無いのは寂しいので手製の表示板を持参しました。
荒川の土手に登ってみます。右手のカーブミラーに小さく私が写っています。
堤防の上に出ました。北西方向を眺めています。地平線が見えています。
『荒川右岸36�辧戮良充─� ＊この付近から眺めた動画を貼り付けました。
馬頭観音。堤防から河川敷の畑の脇まで下りてきたところにあります。三面のお顔をした珍しい観音像とのことです。素朴な感じが良いです。
6
2/21 13:25
馬頭観音。堤防から河川敷の畑の脇まで下りてきたところにあります。三面のお顔をした珍しい観音像とのことです。素朴な感じが良いです。
ここから野火止用水ゆかりの場所を訪ねます。�◆銑�〜�い龍茣屬任后Ｄ號匹鮃澆蠅峠＿�地区の中を歩いていきます。縦横に水路が伸びています。枯れていますが、かつては野火止用水から流れてきた水が流れていたのでしょうか。
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2/21 13:40
ここから野火止用水ゆかりの場所を訪ねます。�◆銑�〜�い龍茣屬任后Ｄ號匹鮃澆蠅峠＿�地区の中を歩いていきます。縦横に水路が伸びています。枯れていますが、かつては野火止用水から流れてきた水が流れていたのでしょうか。
新河岸川に注ぐ小さな河川です。河道の方が周囲の地面より高いようです。
ここの狛犬が乗っている岩に目が引き付けられました。どうも熔岩のようです。富士塚を作った際のあまりでしょうか・・・？
鳥居の脇に、野火止用水を作った松平信綱公（伊豆殿）といろは樋を作った白井武左衛門を顕彰する石碑が立てられています。明治になってから建てられたものとのことです。
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2/21 14:08
鳥居の脇に、野火止用水を作った松平信綱公（伊豆殿）といろは樋を作った白井武左衛門を顕彰する石碑が立てられています。明治になってから建てられたものとのことです。
表通りから少し奥まった場所に白井武左衛門の供養塔が立てられています。いろは樋を作ったことへの感謝の意味で地元の方々が1813年（江戸時代）に建立したものとのことです。
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2/21 14:24
表通りから少し奥まった場所に白井武左衛門の供養塔が立てられています。いろは樋を作ったことへの感謝の意味で地元の方々が1813年（江戸時代）に建立したものとのことです。
ローソン志木下宗岡店。ちょうど休憩にありがたい場所にありました。
宮戸橋に並行している現代の水道橋。水を確保することの大変さを今回の探索ウォーキングで痛感しました。この赤い鉄管がとても頼もしく見えます。
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2/21 14:39
宮戸橋に並行している現代の水道橋。水を確保することの大変さを今回の探索ウォーキングで痛感しました。この赤い鉄管がとても頼もしく見えます。
ここからは野火止用水の平林寺堀から伸びてきた分流を下流から上流に向かって辿ります。最初に地図の�ぁ銑イ龍茣屬任后�ここに見えている道は野火止用水の跡です。右側の田畑はかつては用水で灌漑されていたものと思われます。
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2/21 14:45
ここからは野火止用水の平林寺堀から伸びてきた分流を下流から上流に向かって辿ります。最初に地図の�ぁ銑イ龍茣屬任后�ここに見えている道は野火止用水の跡です。右側の田畑はかつては用水で灌漑されていたものと思われます。
せっかく登りましたが、住宅に突き当たって抜けられないため、反対側にくだります。
降りてきたところに平林寺堀の分流の終点ポイントがありましたた。住宅地の角に45度の角度で入っていく狭い路地が野火止用水の跡地です。
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2/21 14:52
降りてきたところに平林寺堀の分流の終点ポイントがありましたた。住宅地の角に45度の角度で入っていく狭い路地が野火止用水の跡地です。
住宅の裏手の間の路地を抜けていきます。暗渠のコンクリート蓋の上を歩いていきます。左手に全自動洗濯機の洗濯槽を並べてプランターになさっています。
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2/21 14:53
住宅の裏手の間の路地を抜けていきます。暗渠のコンクリート蓋の上を歩いていきます。左手に全自動洗濯機の洗濯槽を並べてプランターになさっています。
今度は古タイヤが並んでいる区間。かつての用水面が細い公道になっているのかもしれません。
またもや一般道を横切ります。この地点はGoogleのストリートビューでも確認できました。
階段状の住宅地に挟まれたテラス状の路を通っていきます。両側はどちらにも抜けられません。この路は、朝霞市と志木市の市境になっているようです。
1
2/21 14:57
階段状の住宅地に挟まれたテラス状の路を通っていきます。両側はどちらにも抜けられません。この路は、朝霞市と志木市の市境になっているようです。
途中で唯一エスケープできる地点。上の段の住宅、下の段の住宅、どちらにも出られます。
細い路を抜けました。暗渠のコンクリート蓋があるので用水跡と判ります。
野火止用水が通っていた部分はアスファルト舗装ではなく土のままにされています。
慶応大学の志木高校の敷地に沿って駅に向かいます。この学校の敷地内に野火止用水がオリジナルに近い状態で残されているそうです。キャンパス内には立ち入れませんが、同校のホームページで見ることができます。
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2/21 15:17
慶応大学の志木高校の敷地に沿って駅に向かいます。この学校の敷地内に野火止用水がオリジナルに近い状態で残されているそうです。キャンパス内には立ち入れませんが、同校のホームページで見ることができます。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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|---|
感想
昨年から続けてきた野火止用水の流れを辿るウォーキングですが、今回は最終回で志木市内に伸びていた終端部を巡るウォーキングです。野火止用水は、玉川上水から分流し、小平市・東大和市・東村山市・新座市と流れてきて終端部は、いくつかの流れに分かれて埼玉県志木市内を流れていました。志木市内では1960年代に上水道としての役割を終えて暗渠化され、跡を辿り難くなっており、いくつかの研究・探索結果のホームページを参考にさせていただきました。今回は、（1）志木市内を貫き『いろは樋』を通って新河岸川を越えて荒川の近くまで到達していた本流部分と（2）大きな分流である平林寺堀からそのまま伸びて新河岸川に届いていた分流の2本を辿りました。また、（3）野火止用水にゆかりのある場所も訪ねてみました。その他、荒川の堤防からの景観は雄大で開放感があり感激しました。動画を添付しました。
なお、参考にさせていただいたホームページなどは、過去3回分の記録のINDEXと合わせて日記の方で纏めさせていただきました。https://www.yamareco.com/modules/diary/10082-detail-232033
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