権現山〜小女郎ヶ池〜蓬莱山〜薬師の滝☆早朝の雲上散歩再び
- GPS
- 03:30
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 922m
- 下り
- 960m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
薬師の滝から権現山登山口へのルートは林道を除いて一般登山道はなし |
写真
感想
二ヶ月近く前にも権現山〜蓬莱山の周回をしたところなのだが、この時に失くしたトレッキング・ポールの先端を見かけたという情報をYAMAPユーザーの方からご連絡を頂く。先週末は某登山サークルのオフ会があったので探しに行くことが出来なかったのだが、
この日は午後から雨の予報ではあるが、未明までは晴れの予報となっているので、以前のルートを再び辿ることを考える。未明に夜空を見上げると、空は薄っすらと巻雲がかかり、雲の間は星が瞬いている。しばらくは高曇りだろうと読んで、早朝の登山に出かけることにした。
栗原の権現山の登山口を出発したのは4時半。雪がないので、前回とは全くスピードが異なる。20分程でズコノパンに到着してしまう。ズコノパンを過ぎて林道から登山道に入ると急にあたりに霧が立ち込めるようになる。どうやら雲の中に入ったようだ。
登山の速度を完全に計算違いしてしまっている。権現山に到着してもまだ暗い。一瞬、霧が晴れる。どうやら雲の上にいるようだ。ということはこの雲は笠雲か。しかし、稜線を北に辿ると再び濃い霧の中に入ってゆく。
ホッケ山に到着したあたりでようやくわずかに空が明るくなり始める。相変わらず、濃い霧の中を小女郎峠に向かう。ここはいつも早朝は鹿が多いところだ。私の存在に気がついた鹿たちは慌てて霧の中へと逃げこんでゆく。
朝の小女郎池を訪れるとあたりの霧と池の水面はblue hourの青藍色に染まっていた。ここは大きな樹木は少ないが、霧の朧げに浮かぶ池畔の樹々のシルエットが美しい。池のほとりを回るうちに霧が薄くなり、同時に空気の青藍色も薄くなってゆく。
池の東側の丘から池を見下ろすと、その彼方で雲の中からかすかに蓬莱山のシルエットが浮かび上がる。
再び小女郎峠に戻り、観音様の石仏にご挨拶して、蓬莱山に向かう。振り返ると権現山のあたりを東から雲が流れてゆくが、ホッケ山が雲からわずかに顔を出す。そん向こうには比叡山がすっきりと見えている。やがて西側の霧も晴れ、雲の彼方に京都の北山の重畳たる山並みが姿を現す。
蓬莱山の山頂に到着するとスキー場の明かりが煌々と輝いている。山頂の北側は霧の中であったが、ここでも突然、霧が晴れて武奈ヶ岳とその彼方に百里ヶ岳に至る朽木の山々が姿を現す。振り返ると辿ってきた南比良の稜線からも急速に雲が晴れてゆく。
小女郎峠に戻ると薬師の滝に向かって小女郎谷を下降してゆく。谷には所々に大きな杉の樹があるが、意外と苔むした広葉樹林が多いことに気がつく。途中の杉の大樹の下にはチェーンの取れた古い自転車がある。
この谷の下降も積雪時に比べるとかなり速いように思う。薬師の滝に立ち寄ると、その下の堰堤を渡って対岸の斜面に取り付く。対岸に渡ったあたりでポールの先端を探すも、残念ながら見当たらなかった。落し物探しを諦めると、斜面をトラバースして駐車地に戻る。
京都への帰路で伊香立から南比良の稜線を見上げると、稜線からはすっかり雲が取れているのだった。
※ このレコをアップした翌日、ポールの先端を見つけて下さったYAMAPのユーザーさんから再びご連絡頂き、今回のログでは前回と違う箇所を対岸に渡渉していることをご指摘頂く。いずれ機会を改めて捲土重来するなら、今度こそ晴天の朝に訪れたいものだ。
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