西山古道(京都西山・古の巡礼道を歩く)



- GPS
- 07:47
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 790m
- 下り
- 850m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
阪急バスはJR向日町始発で阪急東向日を経由します。1時間に1本程度です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
斜面をトラバースする場所が多いので、道幅が狭く、谷が深い場所は要注意です。所々で人の身長くらいの高さで倒木が横たわっていて、頭をぶつける恐れがあるので要注意です。私は3回ぶつけてしまいましたが、大事には至りませんでした。(この山域に限ったことでは無いと思います。) |
その他周辺情報 | 長岡天神駅周辺に居酒屋が数軒ありますが、何れも17時開店です。この日は王将で餃子を食べながらビールを飲みました。 |
写真
感想
地元のNPOの尽力で復活・整備した西山古道を歩いた。この道は京都西山に位置する善峯寺、光明寺、楊谷寺(柳谷観音)の3ヶ寺を結ぶ信仰の道だったそうだ。観音信仰が盛んだった頃には観世音菩薩を信仰して現世利益を授けてもらおうと多くの人が行き交ったのだろう。阪急東向日駅から阪急バスで南春日町バス停(京都市西京区)から歩き始め、東海自然歩道を経て金蔵寺へ向かった。金蔵寺は718年創建で、桂昌院が再建した古刹で本尊は十一面観音だ。拝観後、山道となった東海自然歩道に入る。部分的には急登があるが、総じて歩きやすい道だ。再び府道733号に合流して分岐を善峯寺方面へ向かう。この辺りは穴太・善峯巡礼古道と言うのを初めて知った。善峯寺が西国三十三所の20番、亀岡市の穴太寺が21番なので、2つの寺をつなぐ巡礼道だったのだろう。民家数軒の杉谷を過ぎると九十九折の狭い車道になり善峯寺に至る。善峯寺の駐車場入り口の反対側に西山古道の入口がある。山腹のトラバース道を進むと善峯寺を一望できる場所がある。その先の分岐を左に数分行くと展望所があり、善峯寺の全貌を眺めることができる。ここで昼食休憩を取り、分岐に戻って先に進む。釈迦岳、ポンポン山への道を右に分け、下り気味に歩くと大沢峠に至る。ここからも釈迦岳方面に行ける。西山古道はここを左に行く。最初は林道のような道だが直ぐに山道となる。ゴルフ場の横を過ぎると緩やかな下りになり、尾根末端の急坂を下ると沢に出合い、渡渉して登り返すと西山古道は左に曲がるが、ここは獣害防止柵を潜って直進して柳谷観音を目指す。参拝後、分岐に戻って古道を進む。穏やかな尾根道を下っていくと、沢沿となり、次第に深い谷となっていく。斜面のトラバース道緩やかに下ると林道に出る。林道手前のやや大きい仮設の橋を立石橋と言うようだ。西山古道の稜線部分の3箇所ほどで立石橋の案内板を見かけた。林道を進むと京都縦貫自動車道の下を潜り、川沿いに歩いて行くと奥海印寺の住宅街になる。そこからほぼ真東に車道を3km弱歩いて阪急長岡天神駅に出てこの日の山歩きを終えた。今回は西山古道を結ぶ3ヶ寺の内、光明寺は行かなかったが、奥海印寺の住宅街から北に2km程の所なので、時間と脚力に余裕があれば足を伸ばしても良いと思う。
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