【沢登り】南紀 熊野川 楯ヶ谷


- GPS
- 03:34
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 744m
- 下り
- 740m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:34
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヌメヌメ |
その他周辺情報 | おくとろ温泉:露天風呂から見る桜が乙でした。 飲食スペース、待合スペース、施設の至る所に配置された椅子に拘りを感じました。 |
写真
感想
熊野川に掛かる楯ヶ谷。地形図にその名は無く遡行途中まで無名の谷だと思っていた。調べた限りでは記録も無く地形図には滝記号‥偵察開始。
【遡行状況】
集落を突き進む。林道手前に駐車スペース有り。
林道から熊野川の岸へ降り立ち歩み進めると行き止まり。楯ヶ谷に入るには岸の岩をヘツるか浅瀬を突き進む必要がある。今回は後者を選択した。
谷に入ると暗い‥楯ヶ谷は高い岩壁に囲まれた谷だ。入り口付近の岩は黒く、一層陰湿な雰囲気を際立たせる。フリクションは絶望的で油断すればすってんころりん。程なくして目的地の滝へ辿り着いた。樽ヶ谷の滝。高さは目測で20-25m程度、見るからにツルツルで登攀は無理。両岸には滝を飲み込むように岩壁が聳え立つ。右岸の泥壁に活路を見出し高巻き開始。自分が選択したルートは1点悪い所があり先に登っていたワンコさんにロープを出してもらった。レイバックから立ち木を掴み獣道にたどり着くとそこには何時のものか分からないフィックスロープが‥「やっぱ先がいるかぁ‥」。フィックスロープを使いトラバースした後、さらに標高を上げる。隣の集落から何かの放送音が聞こえる。里山にこんな場所があるとは‥凄いな紀伊半島。
懸垂下降で滝上に降り立ち上部を偵察。ナメ滝以降はゴーロ帯が続いていた。これ以上目ぼしいものは無いだろうと遡行を打ち切り、25mの滝を懸垂下降で降りる。滝は見た目通りツルツルで2回程大ゴケした。登れない滝を懸垂下降するのもなかなか良い。谷を降り熊野川へ到着すると様子がおかしい‥どうやら先程の放送音はダムの放流を合図していたようだ。先程まで青みがかっていた熊野川は濁り、水量も遥かに増している。川に突っ込むのは危険なので帰りはヘツリで帰った。ガバはないが難しくもない。ヘツリの最中、「ちょっと待て、この谷の記録見たことあるぞ」とワンコ氏。どうやら某医者の辺境クライマーさんも先を行っていたようだ。そのブログには楯ヶ谷と書いてある。未踏の地を探すのは難しくも浪漫があるものだ。
コメント
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こんばんは。初めまして。
訪問者の足跡から来ました。
私も沢仲間からは、わんこと呼ばれております。(笑)
楯ヶ谷ですが、もう今は見られなくなってしまいましたが、「沢ナビ」さんのHPにも確かあったと思います。楯ヶ谷だけでなく昨年末にHP自体何故か無くなりました。
遡行図もあったはずなんですが、数年前に見たきりなので、どこまで遡行されていたか忘れてしまいましたが、谷の出合の写真と大滝とへつりの写真、その他があった事は、覚えています。
某SNSでフォローさせて頂いております 笑
沢ナビさんHP無くなってしまったんですね、、、昨年たくさん訪問してたHPなので残念です。
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