白水峡に降り立ち壮大な景観を臨む


- GPS
- 16:00
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 252m
- 下り
- 246m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 2:53
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
(行き)JRさくら夙川駅からさくら山なみバスで「白水峡墓園前」バス停へ。 ※同バス停から道路沿いに東へ1〜2分のところにあるガレた砂地の山から入峡。 《2021年4月1日》 (行き)JRさくら夙川駅からさくら山なみバスで「舟坂橋」バス停へ (帰り)「舟坂橋」バス停からさくら山なみバスで阪急夙川駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《2021年3月29日》 「白水峡の中央西端部」について この日予定していた山行(=白水尾根の上り)の開始前に『白水峡』の一部領域に立ち寄ったが、この日行ったのは、写真で有名なエリアと白水尾根の登山道との間に位置する場所。いわば間隙を縫うような場所だ。ここなら明確に立入禁止などではないので自分自身が注意していさえすれば車道側から行くことが可能。当然ながら踏み跡などは一切皆無で、足もとも脆くて崩れやすく不安定なので、あくまでも自己責任で。但し転んだり滑ったりしてもこのエリアでは大きな怪我はしなさそう。注意すべきは頭上からの落石か。 《2021年4月1日》 「白水峡の中央核心部」について 白水尾根の途中から眼下に見える『白水峡』の一番有名なエリア(最も写真にとられている場所で、一応ここを中央核心部と呼ぶことにする)に降り立った。 写真でよく見る中央核心部は、平坦地ではなく、砂利だらけのザレた緩やかな斜面になっている。斜面には岩や石がごろごろ転がっていて周囲にも脆そうな岩が多く、足元やや不安定。とはいえ六甲山系にはよく見られるガレ場と同じなので、特別気にすることもなかった。慎重に足の置き場を選ぶのはいつものこと。ただし安定した岩や石は殆どないのでそれだけは心構えが必要。あとは頭上からの新たな落石に注意。 『白水峡』は六甲山系が入る瀬戸内海国立公園の敷地内で国有地であり、私有地ではないと思う。ゆえにその貴重な自然造形を保護する目的で北側の一般車道沿いからは自由勝手には入れないようにしているようだ(細かい事実関係は私には不明)。ここの特徴はすぐに崩れやすい脆い岩が多いこと。想像するに、かなり広大な場所なのでかつてオフロードバイクやマウンテンバイクがここで勝手に乗り回すことで貴重な自然を崩壊させてしまったことが立入禁止の主原因だと思う。自然の美しさとその保全に何の興味もないバイクの阿呆の輩が遊び半分で花崗岩の造形を崩してしまうことが大問題になった時期があるというのを記事で読んだことがあるので、それが最大の理由で間違いないだろうと思う。蓬莱峡や座頭谷と違って、ここは車道から簡単に入れそうな位置にあるのが問題なんだろうな。(それ以外では新たな崩落による崩壊、岩壁の無茶な登攀による滑落、などが考えられなくもないが、六甲山系は他にもそんな場所はそれこそ山ほどあるのでちょっと無理があるかな・・・そんなのが理由だったら六甲山系全面入山禁止になりそうだものね。だってここで最近もテレビの撮影していたぐらいだから) <追記>白水尾根の途中からの入峡ポイントは山行地図を参照。白水峡墓園前バス停近くの登山口から登り始めて8〜9分程のところ、東方向に木立の合間から白水峡がちらちら見えるところに下り分岐の踏み跡がある。普通に尾根道を歩いていると全く気付かずに通り過ぎるような箇所なので殆ど知られていないようだ。ここからの下りは非常に緩やかで危険なく3分程で安全に行き来できる。 |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
|
---|
感想
《2021年3月29日》
白水峡墓園前バス停から「白水尾根」を登った時の記録の補足。
いざ尾根を登る前に、せっかくなので誰にも咎められずに自由に立ち寄れそうな「白水峡」の区域を覗いてみたいと思い、寄り道で行ってみた。
実際に行ってみると、そこにはネットの情報では見かけたことのない初見の風景が広がっていて感嘆。「蓬莱峡〜座頭谷」でよく見られる景観に似た風景だった。そりゃあ当たり前か。
もっと時間に余裕があれば、眼前の東側の斜面を無理矢理にでも登って越えて、岩塊の向こう側に広がっていると思われる(=国土地理院の地図上では位置的にそうなっているので)、例の有名なエリアに行けたのかもしれない。あるいは足元に小さな沢が流れていたので、それを忠実に辿っていくことでさらに東側のエリアへと進めたかもしれない。でも工事の作業現場付近に出てしまうのはいただけないからなあ。
今回の場所、今のところは誰でも行けるので、酔狂な趣味人の暇つぶしには丁度良いかも。
《2021年4月1日》
3月29日の白水峡の端っこ体験だけではなんだか物足りない。やっぱりあの有名な場所に立ってみたい。一日一日の山行が最後かもしれないので人生思い残すことのないように。
「白水尾根」の途中から見下ろせるあの有名な場所へ実際に降り立って至近距離で360度の絶景を眺められたのは良かった。こういう景観は大好きだ。自然の造形の凄みを感じる。まさに「凄み」という言葉がぴったりの場所だ。
絵になる雰囲気でいえば「蓬莱峡」、圧倒的な広大さと異形さでいえば「座頭谷」、そして危うさすら感じる垂直の高さでいえば「白水峡」、といったところだろうか。
このエリアは平日に訪れた際、私の運が悪いのかいつも業者らしき方々が数人いて何やら打ち合わせや作業をしている姿を見かけるし、重機なども動いていたりするので(=毎度何が行われてるのかネットで調べてみても情報は出てこない)、車道側からは迂闊に入れる雰囲気じゃない。入口周辺には金網フェンスがあるし、入口には鉄鎖が張られていて「関係者以外立入禁止」となっている。決まりごととしてここからは入るなということなので、ここからは入れない。
ところが、だ。実はこの日は他にも2〜3組ほどのハイカーらしき集団?が係の人?に案内されて?このエリアの北側にある堰堤のところまで見学に来ていたので、絶対に立入禁止ということでもないことが判明した。なーんだ。なんだよぉ。あの集団は誰でどういう経緯や手続きで入ってこれたんだろうか。それはそれで謎だけどまーいいか。
白水尾根に復帰したら、例の場所からもう一度「白水峡」の雄姿を上から眺めて、その後すぐ東にあるとされる白水峡へ繋がる分岐道の踏み跡を探してみたものの見つけられず。少し粘ってみたものの結局見つけられなかったので諦めて(別に今となってはどうでも良いから)、十八丁尾根に続く林道への分岐点まで戻って、林道側へ下って「有馬斎場」前のフェンスから山を出ることにした。
車道沿いに白水峡墓園前へ出たが、バスの便があまりに少なくて待ち時間が50分近い。退屈なので「舟坂橋」バス停まで歩いた。バス停に咲いていた満開の桜があまりに美しくて、待ち時間も心が癒された。日本人にとって桜のもつ力はすごいのねえ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
道路沿いの看板は工事車両出入口となっていますが、どうやら工事ではなく映画ロケのようです!!
数日前からスモークの入ったロケバスが十台前後、その他にもトラックやバンが全部で20台以上の車両が白水峡内に駐車されており、テントも数張り張られておりました。
今朝は遠景ですが、黒い兜に赤いマントのような衣装の演者が数名、三脚に据えたカメラもチラッとですが見て取れました。
規模からも、仮面ライダーの撮影どころでは無い様に思いますが、、、
toodotskyさん、コメントどうも有難うございます。
そうなんですか!ロケっぽいやつなんですか。。。
私が歩いた時間は朝だったので、まだそんなに車両は入ってませんでしたからてっきり普通になんかの工事だと思ってました。20〜30台以上の車両とテントとなると本当に結構大規模な撮影ですよね。正体はなんでしょうね。気になります。8日朝には3名程の若手集団が大きな音を立ててドローンを飛ばしてたのもその一環なんでしょうか。というか今でも映画やドラマの撮影が行われているんですね。びっくりしました。今はもうせいぜい少人数ロケのタモリさんのぶらり番組ぐらいのものかなと思ってたので。
車両入口のところに看板(行為許可標識)があって、3月15日〜4月27日迄「工作物の新築」とあったのでただの工事かと。東京の(株)クレデウスが申請者で神戸の第一興産(株)が工事施工者になってました。申請者が東京というのがミソなんでしょうか。
情報提供どうも有難うございました!なんかちょっと気分スッキリしたかもです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する