二子山中央稜
コースタイム
(1P) 8:00-8:31
(2P) 8:37-9:20
(3P) 9:27-10:13
小休止、ロープ解き
(4P) 10:43-11:25
(5P) 11:35-12:19
待ち
(6P) 12:50-途中待ち-13:43
中央稜ピーク 13:59
二子山(西岳)山頂 14:11
※我々は一番手でスタート。準備中に後続パーティーがやってきた。
全部で10パーティー、20~30人ぐらい登っていた模様。
我々が渋滞の原因になったのも事実でゴメンナサイだが、そうでなくても後半のパーティーはかなり待たされただろうと思う。
初心者向けのルートなので、慣れた方は広い心で見てください(笑)。
3P目終了点が大テラスになっているので、遅く来た方はゆっくりランチでもどうぞ。
天候 | 晴れのち曇り(カラッとして快適) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
股峠側の登山口には登山ポストはなかったので、登山者数を調査するためのカウンターの脇に挟んで帰りに回収した。 取り付きまでのアプローチは登山口から20~30分。 登山口→股峠分岐標識→坂元方面に下る→分岐をローソク岩方面へ 祠を過ぎると取り付きに向かう踏み跡が右に分岐している。目印はわりと太い木で、この木を境に踏み跡が左右に分かれている(写真を撮り忘れた)。 掲載した写真は取り付きまでの分岐ではなく、その直前に現れる紛らわしい分岐。 分岐から取り付きまではつづら折れのわりと明瞭な踏み跡がついていた。 取り付きには赤い防火用水のドラム缶があるので、すぐに分かる。 |
写真
感想
先週マルチピッチリード講習を無事卒業したので、早速初心者向けのルート二子山中央稜(7P、5.7)に行ってきました。
易しいルートとは言え、残置無視、オールナチュラルプロテクション(中間支点も確保支点も)、オールフリーで完登できたのでとても満足です。
mfさんは事前にネット情報を頭に叩き込んでいたようですが(笑)、一番に取り付いてほぼオンサイトでオブザベして登攀ラインも決めたので、自力で登ったという達成感を得ることができました。
1P/3P/5P…geraniumリード、2P/4P/6P…mfさんリード、7P…歩き
という形でツルベで登攀。
プロテクションはやや取りにくい箇所もありましたが、クライミング自体はホールドがガバばかりだったので、かなり易しかった。
唯一核心の3Pの逆Y字クラックだけは、やや苦心した。
下部はステミングとレイバックが有効。クラックが広すぎてフットジャムはあまり使えないが、使える箇所ではレストできる。
核心は上部の抜け口。左壁がやや被っており、体勢が悪くなる。
ハンガーボルトが2つ連打されている箇所より上にバチ効きのカムをセットできたので怖さはなかったが、ここで落ちたら完登を逃すなーと思うと慎重にならざるを得なかった。
色々考えた末に、左手ハンドジャムを決めて、右手はカチ、足は細かいスタンスを注意深く探して乗り、体を上げたら右手がガバに届いた。
5P目は残置無視だと自由にラインを取れる感じで、オブザベを楽しめた。
どこでも登ろうと思えば登れるように見えたが、mfさんの意見に従い、プロテクションを優先して左端のクラック沿いにラインを取った(結果的に終了点に向かって直上した)。
登ってみたら残置ハーケンが連打されており、間違ったラインではないのだなとつい安心してしまったところが初心者ですな(笑)。
ハンガーボルトの終了点も、使わなくても精神的な安心感を得られるので、本当はなくしてもらいたいところですが、ナチュラルプロテクションで登れるルートには支点を残さないという文化になる日は多分来ないでしょうね。
この日も我々は完全にマイナーであることを痛感させられた。
支点が用意されているのだから、クリップしてさっさと登ればいいという考えも分かるので難しいところです。
残置無視だとどうしても時間がかかるので、最後は後続パーティに先に行っていただいたりして、より一層時間がかかってしまったが、まずは安全優先で焦らずにやっていきたい。
5.7ならまだ余裕がありそうだということが分かったので、次は5.8のルートにチャレンジしたい。
[反省点]
・3P目終了点でキジ撃ちしようとしてロープを無造作に地面に置いたため、こんがらがってしまい、解くのにかなり時間がかかってしまった。解くために一旦エイトノットをほどいて、末端をこんがらがったところに通したのも失敗で、余計おかしなことになってしまった。
・mfさん、リード中にカムを落として、後続パーティーのザックにぶつかってしまった。申し訳ありませんでした。
こんにちは。
私の失敗談まで暴露しないでください(笑)。
でもカムを落としたのは、
・下の人に対して危険(本当にすみませんでした)
・そのカムがないために支点を取れない可能性がある
という2点で、反省しきりですわ。
あと、事前に調べすぎも良くないですね。
残置無視・コールなしと言ったら、珍奇なものを見るような目で
見られましたね〜。
たしかにそのせいでほかのパーティーを待たせてしまうのは問題ですが、
そのスタイル自体は認めてほしいですね。
なにはともあれ、祝!講習以外でマルチ完登ということで!
今後もよろしくです〜。
何はともあれ完登したのですから、素晴らしい成果だと思います。
後続のリーダーの方には残置無視を誉めていただいたのですよ。
見習わなきゃなんて仰ってました。
最後は痺れを切らして、先に行ってしまいましたが。
残置無視より、コールなしの方が驚かれましたねー。
どうやってビレイ解除のタイミングが分かるの? なんて言われました。
まだまだ行きたいところが沢山あるので、こちらこそヨロシクお願いします!
geraさん、mount-fineさん、
残置無視のマルチ発完登おめでとうございます。
しかし、二子山ですか...
今年普通に登ろうと思ってたので、なんか行きづらくなっちゃいましたよ〜
驚いたのはmount-fineさんってあの方だったんですね〜
二子山に行かれるなら、ぜひ上級者コースで。
我々は初心者コース?で下山したのですが、それでもクライムダウンしなければならない箇所があったりして、結構危ない登山道でしたよ。
上級者コースは通っていないのでよく分かりませんが、そこをフリーソロで登降する方が、ロープありの中央稜より危険だったりして。
今ごろmfさんが誰か分かったのですか〜(笑)。
kanosukeさんも早いとこリード講習を受けて、みんなで小川山にでも行きましょ。
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