初めての沢登り、祖母山うるしわ谷撤退!
- GPS
- 04:05
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 460m
- 下り
- 429m
コースタイム
スタート位置のGPS記録が違う場所だったため削除
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すべりやすい箇所があった 倒木が多く、倒木はすべりやすかった 滝の迂回は注意 |
写真
感想
今日は田上ガイドの「山男子 山岳塾」
○「山男子 山岳塾」とは
『山岳塾』は体力年齢20歳代〜40歳代後半の男性に限定した
本格的な山岳技術を学ぶを目的とした企画です。
夏季には春、夏山を対象にした技術を学びます。
大きな荷物を担いで九州の名峰の稜線や沢、岩場などの難所を突破し、
地図の読み方や天気図の作成と天候の判断、危険回避などの能力を身に付けてもらい、独り立ち出来る山岳リーダーを目指します。
実践6回セット!
第1回:オリエンテーション
第2回:日向神 八女津姫の岩場:アルパインクライミングの基礎講座
★クライミング装備説明、安全確保理論、マルチピッチルートの仕方
、懸垂下降
第3回:阿蘇・根子岳縦走(天狗峰〜西峰)講座
★マウンテンブーツでの縦走登攀、素早いロープ確保の仕方
、危険予測と回避術
第4回:祖母〜傾山:テント泊縦走講座
★ロングルートでのテント生活技術と軽量化などの登山総合力
第5回:比叡山:フリークライミング講座
★マルチピッチロングルートの登攀技術
第6回:祖母山:沢登り講座
★沢登の遡行図の読み方、効率の良い沢の遡行
第7回:阿蘇山・鷲ヶ峰(西稜・北稜登攀)講座
★夏のアルパインルート(日本アルプスの岩場)に向けての登攀技術
特別企画:北アルプス剣岳『八ッ峰縦走と源次郎尾根』講座
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
○第6回「祖母山、沢登り講座」です!
梅雨に入り雨で第5回の比叡山は延期
本格的は沢登りは初めてのため、この日のために「沢靴、沢靴下、
沢スパッツ、沢グローブ」を準備しました。
キャラバンの「ストリームトレッカー 沢登り入門3点セット」
はお得だった(^.^)
ほしこがに7時に集合です。
ほしこがはもう閉鎖してしまって、トイレも鍵がかかってました。。。
○沢装備を準備して、集合です。
塾長から1/25,000の地形図を拡大した、うるしわ谷の地図と遡行図を
もらいます。
そして注意点の説明
・沢登りでは、本沢と枝沢の分岐とか地形の大きな変化点と、
高度計の標高で現在地を確認する。
GPSには頼りすぎない
・塾長は後からついて行くから、塾生どうし話し合いながら登攀する
・間違えて枝沢に入った場合でも稜線まで到達すれば登山道がある
では出発、「先行くから〜」と言い残し塾長はさっさと行ってしまう。
○宮原登山道と黒金尾根登山道分岐
塾生だけでここまで歩いてきて、さてどっちか迷う。
入渓はどこから?
うりしわ谷が左岸だから左岸に渡る宮原登山道だろうって判断して
吊り橋を渡る。
しばらく歩くとはたと「このまま行くと宮原登山道で尾根まで行って
しまう」ことに気がつく・・・
塾生同士で、「こっちでいいの?」「ここから入渓するのか?」などと
話していると、対岸から笛の音〜
塾長が「こっちやがー」と叫んでるような笛の音が。。。
あわてて吊り橋を渡りなおして、黒金尾根登山道を進む。
入渓するまでがこんなに大変なんて。。。
登山と違って、「うるしわ谷」って看板ないのよね・・・
○うるしわ谷入渓
いよいよ黒金尾根登山道からうるしわ谷に入渓します
沢は登山と違って道はなく、おのおの歩きやすい所を登っていきます。
大岩を登るの苦労していると、塾長は斜面を歩いてる!
沢登りだからと、沢をぜったい行かないといけないってことはないみたい。
ここから20代の若者2人が先行します。
体力があると違うね(^.^)
○5mくらいの滝
ちいさな滝を右側に巻くときに、土砂部分に足跡をみつけて、先行する若者
二人の足跡かと思ったら、その先にフィックスロープが設置してあった。
沢登りに何人も来てたら誰の足跡かわからんね〜
と判断したが、結果的にこれが判断ミス(+o+)
○枝沢分岐
うるしわ谷本沢と枝沢が分岐してる箇所で、地図と高度計を使って現在地を
確認していきます。
何本目かの枝沢の合流部で、高度計の標高では右から流れ込んでいるはずが
現地では左から流れ込んでいる。
コンパスで沢の向きを確認すると、まっすぐが本沢方向になる
・高度計の標高がずれてるか?
・地図にはない左側からの沢があるか?
・左側から流れ込んでいるように見えるが、実は左側が本沢か?
ここでうるしわ谷本沢がまっすぐか、左かで塾生の意見が割れます。
塾長に確認すると、「それじゃ、確認しに左の沢に行ってみよう」
左の沢を上がっていくと、問題なく上がれます。
あれーやっぱりこっちがうるしわ谷だったのか!
と思ってると、塾長がみんなを呼びとめて説明します。
・ここは登るに従って沢が狭くなっていきます
・ここはまっすぐの沢より急激に河床が上がってる
以上より、この沢は枝沢です。
ふむふむ。。。そういうポイントで見るのか!
○撤退
うるしわ谷に戻ってしばらく上がると、塾長から集合の号令がかかります。
何かと思ったら、
「先行する若者が枝谷に迷い込んだ可能性が高い」
「今日はこれで引き返します」
「若者2人が車に戻ってるかもしれない」
そうです・・・入渓してすぐに姿の見えなくなった若者2人がここまで上
がってきても合流できていない。
○遭難?
11時40分頃車まで戻ってきても、若者2人の姿はありません・・・
塾長から
「うら谷に迷い込んだ可能性が高い」
「うら谷は中級、上級コース、うるしわ谷は初級」
「5時まで待って帰ってこなかったら、救助要請をする」
「ここは携帯がはいらないので、私は携帯の入る上畑付近に移動します」
「他の塾生はここで待機して下さい」
「2人が帰ってきたら、私を呼びに来て下さい」
「また、2人が尾根まで上がれたら携帯に連絡あるはず」
「怪我してなければいいが。。。」
がーん!救助要請?そんな状況だったの?
私はてっきり枝谷に入っても、そのまま尾根まで上がるだろうと簡単に考
えてた。
こんな身近で遭難って話が出るなんて・・・
○16時過ぎ、待つこと4時間
「帰ってきた―!」マジ!って入口を見ると2人が元気に歩いて来ます。
「どこ行ってたー?」って聞くと、
「えっ、うるしわ谷上がってましたよ」と不思議そうに言います。
とりあえず、「塾長呼びに行くわ」って言い残して、心配して待っている
塾長を呼びに行きます。
○てんまつ
塾長が戻って来て2人に話を聞きます。
・2人はまったく遭難とかの意識はなく、予定通りうるしわ谷を登って
帰ってきた。
・先に行って何度か我々を待っていたが、来ないのでそのまま進んだ。
・大きな滝が2つあったが、1つはまいて、1つは問題なく登れた。
・GPSと地図でルートは全く迷わなかった。
・9合目山小屋の水場で待ってても来ないので、山頂まで行った。
2人は平謝りしてたけど、無事で良かった。
我々が遅すぎたのが原因かも(+o+)
今回は沢に登れなかったのは残念だけど、いろいろな勉強になった。
コメント
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私たちの時には2012/7/11の大雨で沢登り無かったのですが(このときの大雨が ほしこが閉鎖の原因です)
当日、塾長は現地視察に行くつもりでしたが、流石にあの大雨のときに沢には行けないと連絡しました。
> 塾長に確認すると、「それじゃ、確認しに左の沢に行ってみよう」
> 左の沢を上がっていくと、問題なく上がれます。
> あれーやっぱりこっちがうるしわ谷だったのか!
はGPSログでいうところの左の「ヘビが口を開けている」ようなところの左に曲がってる分岐のところですか?
鮎釣り用のフェルトシューズで行けるんだろうか・・・
そうですそうです!
左が間違いでした。
高度計の誤差が大きかったみたいです。
コンパスの方向があってましたね
アユ釣り用のフェルトって釣りしないのでわか
らないのですが、若者の1人は沢釣用のシューズ
を履いてました
今度リベンジしたいと思ってるんので、よろしければ
一緒に行かないですか?
私が釣具店で購入したのは
http://www.ps-katsuki.co.jp/item_page/580_1922.html
こんなやつです価格も4000円程度だったですね。
塾長に聞いて釣り用のフェルトで良いよって言って記憶が。
服装とかが経験がないので分かってませんが、普通の山登りではなくて、専用のシャワースーツ(そんなのがあるのか?ですけど)みたいなのを着ていないと濡れっぱなしで冷たいとかないのかなと。
沢登りと言っても滝をいくわけじゃないんですよね?
・・・私はそんな知識もないです
お疲れ様です
私も塾長に釣り具屋のシューズで良いよって
言われました。
でも、行ってる人に聞いたら、濡れたら凄い寒い
よって教えてもらって。
http://shop2.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17289&item=4535436433741
http://www.finetrack.com/product/floodrush.html
これから毎年行く予定なんで思い切って買い
ました
何人か沢をしてる人に聞いたのですが、みんなフラッド
ラッシュが良いって言ってましたね。
塾長も着てた。
この前は途中まででしたけど、腰くらいまでは濡れました。
滝はまきましたので、滝では濡れなかったです
今度行きましょう
フラッドラッシュかぁ〜・・・
SKINSと違いがわからないのでSKINSで濡れて見てテストしてみますね。
沢には深く手は出さないつもりですがこれもはまるのか
計画時メッセージなど頂けると助かります!
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