ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3073277
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

中ア前衛・猿庫の泉入口から風越山周遊

2000年04月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.6km
登り
957m
下り
939m

コースタイム

日帰り
山行
3:56
休憩
1:16
合計
5:12
11:06
1
猿庫の泉入口
11:07
11:07
22
11:29
11:29
5
11:34
11:34
3
二段ノ滝
11:37
11:37
21
三段ノ滝
11:58
11:58
8
乙女の滝分岐
12:06
12:21
6
12:27
12:27
16
乙女の滝分岐
12:43
12:43
9
ゴルフ場コース分岐
12:52
12:52
3
12:55
12:55
28
虚空蔵山コース分岐
13:23
13:38
7
13:45
13:45
3
13:48
13:48
8
鳥居
13:56
13:56
14
14:10
14:40
19
14:59
14:59
16
一服平
15:15
15:15
8
水場
15:23
15:39
33
16:12
16:12
6
高鳥屋神社里宮
16:18
猿庫の泉入口
天候 晴れ後曇り
アクセス
利用交通機関:
自家用車
クルマは猿庫の泉入口に置いた。
コース状況/
危険箇所等
まだ踏み跡が薄い箇所があった。
翌日登った鬼面山からみた風越山
翌日登った鬼面山からみた風越山

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ザック 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ロールペーパー 時計 タオル カメラ

感想

 前回の米山登山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4124118.html)で痛めた左ヒザは、2日後には痛みを感じないまでに回復。医者にかかって診てもらったところ「レントゲンを見る限りにおいては悪いところはない」と言われ、一件落着...と言いたいところだが、念のため山歩きを控えて様子見してた。米山で決定的に足を痛めるまで3週連続で雪や氷のあるところを歩いたのがヒザに悪かったんだ...と思い込んでる私は『雪の無い登山』をしようと、ヒザを痛めてから中3週開いた4月29日と30日の週末、南信方面の山へ出掛けた。私は信州大学OBだから、信州は庭みたいなもの(?)。今回、登ったのは、松本在住時から登りたい...と思っていた飯田の風越山と林道を使った新ルートが開拓された(?)伊那山地の鬼面山。
 私が松本市民だった頃購読していた『信濃毎日新聞』の1993年12月20日付に、風越山の南麓の猿庫(さるくら)の泉からの登山道が整備中と紹介されていた。この記事を切り抜いて今日まで持っていたのだが(笑)、今回はこの道をたどってみることにした。
 朝6時に車で富山を出発。国道41号、257号、坂下、妻籠、大平経由で猿庫の泉入口に11時に到着。妻籠や飯田などの信州南部ではちょうどこの頃がサクラの満開・散り初めの時期のようだった。車を駐めて案内板を見ると、猿庫の泉からの登山道は整備が済んだようで、尾根どおしのメインルートとつながっている表示がされていた。猿庫の泉から風越山に登り、メインルートを使って白山神社里宮に下山して、山麓を廻って猿庫の泉に戻り車を回収するつもりで歩き出す。先に山麓を廻って、白山神社里宮から登る逆コースもよいが、そうなると下山が沢コースになる。もう11時だし、帰りが遅くなると沢沿いのコースは危ない。明るいうちに沢沿いのコースを済ませてしまったほうがよいだろう...と考えて、先に円悟沢コースを歩くことにした。
 猿庫の泉入口から、高鳥屋神社里宮と猿庫の泉の前を通ると、やがて、円悟沢林道の終点に出る。ここから先、河原には赤ペンキ印、沢の対岸にはコースサインのリボンがある。迷わずコースサインのリボンのほうを選んで歩いたら、すぐに道はヤブに紛れた...ヤブをかき分けて進むと、河原の赤ペンキ印のほうから続く立派な道に出た。みなさん、ここでは河原の赤ペンキ印が『正解』です!(笑)。
 二段の滝と三段の滝を過ぎると、おじいさんとおばあさんに連れられた元気な女の子が下ってきて、私に向かって「こぉぉぉ〜んなにおおきい石があったよォォォ〜」って教えてくれた。カワイイね(笑)。引率の祖父母のほうはグロッキー気味で、私が登りと分かると「下りですらこんなにエライのに、アンタよう登りますなァ〜!」。乙女(於留)の滝の分岐から登山道を外れ、乙女の滝を見に行った。分岐から滝までは、明瞭な道は無く、河原のなかの踏み跡を捜しての歩き。分岐から河原歩き8分で乙女の滝に着いた。水が白糸状に流れ落ちるさまが乙女の髪を思わせるのでその名がついたという、乙女の滝の写真を撮ろうと思いカメラを構え、シャッターを切る。が、ウンともスンともしない。よく見たらカメラが電池切れ〜...。
 乙女の滝から風越山への登山道分岐へ戻り、ここから急坂を登る。ゴルフ場方面のコースを分ける辺りからジグザグ道になり、傾斜が緩んでくる。やがて、脇に休憩舎が建つ今庫の泉に出た。『泉』といっても塩ビのパイプからチョロチョロと水が出るだけの、か細い流れ。解説文によると、伊那谷にその名を轟かせた由緒ある泉だそうだが...。今庫の泉からほぼ水平な道をちょっとばかり進むと、虚空蔵山へのルートの分岐に出た。ここからはメインルートの『展望台』に至る、笹ヤブを切り開いた急坂を登る。枯葉や笹で滑って歩きにくい道だったが、苦しい登りも長くは続かず、やがて『展望台』に着いた。『展望台』では老夫婦が休んでいた。この日の天気は晴れで、聖岳方面はちょっと雲がかかっていたものの、南アルプスの展望はバッチリ。かえすがえすも、カメラの電池切れが残念...。
 『展望台』から歩き出すと、登山道に何本も『マラソン』と書かれたクイが打ち込んである。『富士登山マラソン』みたいなマラソン大会をここでもやってるのだろうか? メインルートの『展望台』を経由しないコースとの合流点と、白山神社の鳥居を過ぎるとひと登りで白山神社奧宮に着いた。ここから少しヤブがうるさい道を歩くと15分弱で風越山頂上に到着。みんな下山してしまったので誰も居ない。頂上は林のなかで、展望は良くない。『展望台』のほうがはるかに展望の点では勝っている。この頂上でインスタント・ラーメンを作って食べた。
 当初、メインルートを下山し、麓を歩いて猿庫の泉に置いてある車を回収しようと思っていた。が、カメラの電池切れのショックで意気消沈し、そんな気力は無くなってしまった(笑)。これまた近年整備された(?)高鳥屋山コースを使って、元の猿庫の泉に戻ることにした。風越山頂上から南西側の尾根に付いている踏み跡が高鳥屋山コース。誰でもコースが認識できるように、しつこ過ぎるくらい木に赤ペンキが塗ってある。『一服平』を過ぎ、急坂を下り切ると『水場』に出た。ちゃんと水が流れている。この水場から少し下ると、社務所が現れた。高鳥屋山頂上(地形図上の・1160m)だ。今でも信仰の対象となっているようで、建物とかしっかりしていた。今でも信者の往来があるからには、高鳥屋山頂上からはしっかり整備が行き届いた道。風越山メインルートも昔は殿様が馬で往来したというだけあって緩い道だったが、ここも馬が歩けそうな道。鮮やかな桃色の花(何の花か判らず)が咲いているのを見ながらこの緩い道を下ると、登りの時に前を通った高鳥屋神社里宮に着いた。猿庫の泉入口に駐車した私の車の辺りでは桜吹雪が舞っていた。
 風越山から下山してから、私が真っ先にしたことはカメラの電池を買うこと(笑)。この後、車で豊丘村へ向かい虻川林道に入り、鬼面山登山口のある林道へ移動。
(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3059626.htmlに続く)

(当時の『Running Up That Hill』の記事をほぼ原文のまま編集)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:209人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら